日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ホークスにも意地がある!小久保が乱打戦に終止符を打つ一撃で西武にサヨナラ勝ち!

2010年09月19日 | HAWKS

千葉での3連戦で負け越した福岡ソフトバンクホークスは、18日から福岡ヤフードームで首位・埼玉西武ライオンズとの3連戦がスタート。西武の現在の優勝マジックは4なので、もしかするとヤフードームで胴上げという場面もありうるかもしれません。総力戦で臨むだろうホークスは、この3連戦で目の前での胴上げを阻止できるのか?18日の初戦はソフトバンク・杉内俊哉、西武・涌井秀章のエース対決だったんですが、試合は乱打戦となりました。


18日のスタメン
1(遊)川宗則
2(二)本多雄一
3(左)松中信彦
4(一)小久保裕紀
5(右)多村仁志
6(指)ペタジーニ
7(中)長谷川勇也
8(三)松田宣浩
9(捕)山崎勝己
この日はオーティズがスタメンから外れ、松中が3番レフトで先発出場。ペタジーニはDHです。


ホークス先発の杉内は、初回に先頭打者の片岡にストレートを狙われて先頭打者ホームランを浴びて1点を先制されると、3回には栗山と中島に連打を浴びて2失点目。5回は1死3塁から中島にセンター前タイムリーを浴びると、フェルナンデスと中村にもヒットを打たれて更に失点を喫してしまいます。結局杉内は6回まで投げて4失点とこの日も精彩を欠いてKOされました。
ホークス打線は3回まで西武先発・涌井の前に無安打に抑えられ、4回に本多がチーム初安打となるセンター前ヒットを放ちますが、松中が2塁ライナー併殺打、小久保も倒れて無得点。4点を追う5回、多村が倒れて1死となった後、ペタジーニが涌井のストレートを捕らえ、左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打で反撃の狼煙を上げます。
6回、ホークスは途中出場の田上がライト前ヒットで出塁すると、川崎が四球を選び、本多の犠打で1死2,3塁と追撃チャンス。一発が出れば同点の場面で松中が4球目のストレートをライトへ弾き返し、弾丸ライナーで飛んだ打球はそのままライトスタンド一直線!松中の3ラン本塁打で4-4の同点に追いついた!この後、小久保とペタジーニが四球を選び、今度は逆転のチャンスを迎えるも、長谷川が2塁ゴロで3アウト…。
7回からは摂津が登板し、1死からフェルナンデスと中村を連続三振に仕留めると、8回も西武打線を無失点に抑えます。摂津の好リリーフに応えたい打線は8回裏、先頭の松中が2塁打を放ち、2死1,3塁で長谷川の代打・オーティズが西武5番手・グラマンの変化球を叩きつけ、3塁ベース直撃のタイムリーヒットで勝ち越し!なおも2死1,2塁で松田がレフトの頭上を越えるタイムリー2塁打で2点追加。この回3点を奪い7-4と逆転、3点リードで9回を迎えます。
ところが9回、満を持して登場した守護神の馬原が片岡にヒットを許すと、栗山に四球を与えて無死1,2塁、中島のセンター前タイムリーで1点を返されてしまう。フェルナンデスの併殺打で2死となるも、その間に3塁走者が生還して1点差まで詰め寄られる。勝利まであと1人の場面で、おかわり中村にストレートを狙われ、レフトスタンド中段への本塁打を浴びてしまう。馬原の炎上で7-7の同点とされてしまい、勝負は延長戦に突入。
10回、4番手のファルケンボーグが3者凡退に抑えると、その裏に多村のヒット、柴原の敬遠で2死1,2塁とサヨナラのチャンスでしたが、田上がセンターフライに倒れてサヨナラならず。11回は5番手の金沢が西武上位打線を無失点、11回裏に2死から城所龍磨がヒットで出塁し、続く小久保が西武8番手・シコースキーのストレートを狙い撃ち!打った瞬間に小久保がホームランと確信して手を上げ、大きな打球は左中間スタンドに吸い込まれた!小久保のサヨナラ2ラン本塁打で乱打戦を制しました!


パシフィック・リーグ公式戦 2010/09/18(土)
ソフトバンク-西 武 22回戦
(西武14勝8敗、ヤフードーム、18:01、34752人)
L 101 020 003 00    7
H 000 013 030 02X   9
(延長十一回)
【投手】
(西)涌井、小野寺、岡本篤、長田、グラマン、土肥、藤田、シコースキー-細川、上本
(ソ)杉内、摂津、馬原、ファルケンボーグ、金沢-山崎、田上
【責任投手】
(勝)金沢36試合1勝1敗
(敗)シコースキー56試合2勝4敗33S
【本塁打】
(西)片岡12号ソロ(1回、杉内)、中村21号ソロ(9回、馬原)
(ソ)ペタジーニ10号ソロ(5回、涌井)、松中10号3ラン(6回、涌井)、小久保15号2ラン(11回、シコースキー)


両チーム合わせて5本のホームランが生まれた今回の試合、杉内が西武打線の餌食に遭い一時は4点ビハインド→ペタジーニ&松中の一発で同点→8回に勝ち越しで勝利はほぼ決まったかに見えたけど、9回に馬原の炎上で振り出しに…。ここ最近の馬原は簡単に点を許す傾向がありますね。負けか引き分けもありうるところでしたが、最後はキャプテン・小久保のサヨナラ2ラン本塁打という劇的な幕切れでホークスが勝利を収めました。優勝マジック4の西武は2連敗、首位西武と2位ソフトバンクの差は2.5差に縮まりました。
打線は全体で10安打と2ケタに到達。5回に反撃の狼煙を上げる一発を放ったペタジーニは、8月15日以来約1ヶ月ぶりの10号本塁打。しばらく不振が続いていたのですが、この一発でまた復調するといいですね。松中も同点3ランで10号に到達。小久保のサヨナラ弾が生まれて今年2本目のMKアベック競演となりました。サヨナラホームランの小久保はこれで通算399本目。400号到達まであと1本と迫りました。残り試合少なくなりましたが、今季中に達成できるでしょうか。
首位攻防第2戦の19日は、ソフトバンクが大隣憲司、西武は帆足和幸が予告先発となっています。土曜日のサヨナラ勝ちはホークスにとって非常に大きいと思うし、西武に3タテすれば0.5差まで縮められるかも。残り2戦も全員野球で西武の胴上げを阻止してもらいたいものです。



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