日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

逆転勝利で西武に3タテ!奇跡の逆転優勝も見えてきた!

2010年09月21日 | HAWKS

土曜日から福岡ヤフードームで行われている福岡ソフトバンクホークスVS埼玉西武ライオンズのパリーグ首位攻防戦は、ここまで2試合を終えてホークスが連勝。首位・西武に1.5ゲーム差まで接近しました。3連休最終日・敬老の日の20日は、3タテにリーチをかけているホークスはホールトンが先発。対する西武の先発投手は石井一久。泣いても笑っても今季最終決戦。優勝争いを大きく左右する天王山で、ホークスがまたしても劣勢から底力を発揮しました!


20日のスタメンはこちら
1(遊)川宗則
2(二)本多雄一
3(左)松中信彦
4(一)小久保裕紀
5(右)多村仁志
6(指)ペタジーニ
7(中)長谷川勇也
8(三)松田宣浩
9(捕)田上秀則
 (投)ホールトン


ホークス先発のホールトンは、初回に片岡をレフトフライに打ち取りますが、栗山に四球を与え、中島に甘く入ったストレートを打ち抜かれ、レフトスタンドへの先制2ラン本塁打を浴びてしまいます。さらにフェルナンデスにはチェンジアップを狙われ、またもレフトスタンドへ、しかもスタンドの中段部まで持っていかれました。2者連続アーチで3点も取られたホールトンは、2回に原と細川を連続三振に仕留め、片岡にヒットを打たれながらも後続を抑えて0点。しかし、初回の3失点が響いて2回を投げ終えたところで降板となりました。
3点を追うホークスは1回裏、川崎が倒れて1死となった後、内野安打で出塁した本多が、松中の場面で2塁盗塁を決めると、石井一久の暴投の間に3塁まで進みます。2死3塁で小久保という場面で、石井一がまたしても暴投。3塁走者の本多が生還して1点を返します。ここから一気に押せ押せモードと行きたいところでしたが、小久保がレフトフライに倒れて1点止まり。
3回から2番手の甲藤が登板。3回はフェルナンデスにヒットを許したものの、おかわり中村などを打ち取り無失点。しかし4回に2死2塁の場面で、片岡に右中間を破るタイムリー2塁打を打たれ1点を献上。4-1と3点差とされてしまった。甲藤からタイムリーを打った片岡ですが、2塁に到達した際に右ふくらはぎを痛めて途中交代。なおも2死2塁と追加点のピンチが続きましたが、3番手の森福が追加点を許さず。
2回以降も毎回のようにランナーを出しながらも、石井の粘りの投球の前に苦しんでいるホークスは5回、先頭の松田が石井の初球スライダーを振りぬき、完璧に捕らえた打球はレフト中段に飛び込むソロ本塁打。松田の反撃の狼煙を上げる一撃で1点を返して2点差に詰め寄ります。
4回途中から登板している森福は6回も続投し、先頭の高山をチェンジアップで3球三振。続く佐藤友亮には直球で空振り三振、原拓也にはファウルで粘られながらも直球で見逃し三振。3者連続三振を奪う好投で3者凡退に抑えます。
その裏のホークスの攻撃では、先頭の松中が死球、小久保は相手のエラーで出塁して無死1,2塁となり、多村がストレートを弾き返し、ピッチャー強襲の当たりはセンター前に転がるタイムリーヒット!2塁から松中がホームインして1点差!なおも無死1,2塁でペタジーニが四球を選んで無死満塁。ヒットが出れば逆転の大チャンスなんですが、長谷川と松田が連続三振で2アウト満塁に。ここでホークスは田上の場面で代打・オーティズを投入。そのオーティズは西武2番手・岡本の初球・ストレートを振り抜いてセンター前ヒット!小久保と多村が生還し、5-4とホークスが逆転に成功!この回は2本のタイムリーで3点を奪った!
終盤に差し掛かり、7回からは4番手の摂津が登板。7回に細川の代打・上本&途中出場の阿部をシンカーで三振を奪い、栗山をセンターフライに打ち取って3者凡退。8回は2塁打と敬遠で1死1,2塁と同点のピンチを迎えますが、後続をしっかり抑えて反撃を与えません。
1点リードのまま迎えた9回、ここ最近不安定なピッチングが続いている馬原が5番手で登場。先頭の原拓也にヒットを許すと、上本の犠打で1死2塁。坂田をフォークで3球三振に仕留めて2死とした後、栗山にヒットを打たれて2死1,3塁と同点の大ピンチ!この場面で中島が登場。この勝負を一部始終で振り返ると、
1球目:ストレートが低めに外れてボール。
2球目:馬原のフォークボールに中島空振り。
3球目:馬原続けてフォークを投げ、中島タイミングが合わず空振り。カウント2-1で勝利まであと1球。
4球目:中島フォークをバットに当てるもファウル。
5球目:馬原の直球が外れてボール。(カウント2-2)
6~8球目:中島が3球続けてファウルで粘る。
9球目:直球が三度低めに外れてボール。カウント2-3とフルカウント。
10,11球目:中島がしつこくファールで粘り続ける。
12球目:馬原がフォークで中島を空振り三振に仕留めた!全12球、10分間に渡る死闘は馬原に軍配が上がり試合終了!


パシフィック・リーグ公式戦 2010/09/20(月)
ソフトバンク-西 武 最終戦 
(西武14勝10敗、ヤフードーム、13:00、35072人)
L 300 100 000     4
H 100 013 00X     5
【投手】
(西)石井一、岡本篤、小野寺、シコースキー-細川、上本
(ソ)ホールトン、甲藤、森福、摂津、馬原-田上、山崎
【責任投手】
(勝)森福34試合3勝1敗
(S)馬原53試合5勝2敗32S
(敗)石井一17試合9勝6敗
【本塁打】
(西)中島19号2ラン(1回、ホールトン)、フェルナンデス10号ソロ(1回、ホールトン)
(ソ)松田19号ソロ(5回、石井一)


ソフトバンクVS西武の「首位攻防最終決戦」は、5-4でホークスが逆転勝利を飾りました!この日は先発のホールトンが初回に2発浴びて3失点。一時は3点ビハインドで敗戦濃厚かと思われましたが、中盤に追い上げて6回にオーティズの2点タイムリーで逆転。最後は馬原が同点のピンチを背負うも、無失点で切り抜けました。馬原VS中島の12球はドーム全体が大いに沸いていましたね。炎上が続いていた馬原も久々に無失点で抑えられたのでよかったです。
この日の勝利投手は、4番手で登板した森福投手で今季3勝目。前日の試合も白星を挙げたので、自身2連勝となります。4回途中から登板し、西武打線を無失点に抑え、6回には3者連続を奪って見せました。森福の好投が試合の流れを変えたといってもいいでしょう。打線のほうは全体で6安打。反撃の一発を放った松田は今季19本目で、自身初の20本塁打にリーチをかけました。決勝タイムリーで打のヒーローとなったオーティズは、わずか1球で大きな仕事をやってのけました。オーティズさん、あなたは本当に神様です!
この3連戦で西武の優勝が決まるだろうと思われていたんですが、ホークスがチーム一丸で西武の胴上げを阻止、それどころか首位を相手に3タテに成功しました。3.5ゲーム差が一気に0.5差まで急接近、西武はここに来て4連敗と足踏み状態。もし23日に西武が楽天戦で敗れ、ホークスがロッテに勝ったら、ホークスが首位浮上&優勝マジック「2」が点灯することになります!チームに一体感が生じていて、ミラクル続出で首位相手に3連勝、今のホークスの勢いからすると、大逆転優勝もあり得るかもしれません。ここまで来たら残り3試合全部勝つしかないだろ!


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