日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2013クラブワールドカップ バイエルンミュンヘンが快勝でクラブ世界一に輝く。

2013年12月22日 | soccer

今月11日からモロッコで開催されていた「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ モロッコ 2013」は、大会最終日の日本時間・22日未明に3位決定戦と決勝戦が行われました。世界で約30万のクラブの頂点に輝いたのは、バイエルンミュンヘンか、それともラジャ・カサブランカか?



3位決定戦 アトレチコ・ミネイロ(南米代表・ブラジル)3-2広州恒大(アジア代表・中国)
準決勝敗退チーム同士による3位決定戦は、序盤から点の取り合いとなりました。
まず前半2分、ミネイロは右サイドのマルコス・ロッシャのクロス→ジエゴ・タルデリが右足で合わせて先制点を挙げます。ジエゴの先制点は、大会史上最速ゴールとなりました。しかし広州は9分、敵陣でボールを奪ったエウケソンがドリブルからシュートを放つが、クロスバーを直撃。こぼれ球をガオ・リンが折り返し、最後はムリキが押し込んで1-1の同点とします。
前半15分、ペナルティエリア内でミネイロDF・ルーカスがファウルを犯してしまいPK献上。広州はこのPKをコンカがしっかりと決め、2-1と勝ち越します。1点ビハインドのミネイロは、前半終了間際のアディショナルタイム、ペナルティエリア手前でジョーが倒されてFKを獲得。ゴール正面でのFKをロナウジーニョが右足で直接決めて2-2!
後半に入り、広州は12分にムリキが味方のスルーパスに抜け出してシュートを打つも、ミネイロGK・ビクトールのセーブに阻まれる。その1分後の左CKをエウケソンが頭で合わせるも、バーに当たって勝ち越しならず。対するミネイロも25分にロナウジーニョが無人のゴールに向かってシュートを放ったが、広州DFがゴール前でクリア。後半39分、ロナウジーニョが相手に倒された後、DFを蹴り上げてしまい、報復行為で一発退場。このままPK戦突入かと思われた後半アディショナルタイム、ミネイロは右サイドのジエゴが中央のルアンへパス→ルアンが裏へ抜け出し、最後は右足で流し込んでゴール!これが決勝点となり、アトレチコ・ミネイロが南米王者の意地を見せつけ、3位決定戦を制しました。


決勝 バイエルン・ミュンヘン(ヨーロッパ代表・ドイツ)2-0ラジャ・カサブランカ(開催国代表・モロッコ)
今大会の大本命と言われているバイエルンは、準決勝で広州恒大に完勝。南米王者を撃破し、開催国枠で初の決勝進出を果たしたカサブランカは今大会4試合目。持ち前のパスサッカーと地元サポーターの大声援で大番狂わせを狙いました。
前半4分、カサブランカは右サイドの縦パスが前線のヤジョーリに通り、ヤジョーリがシュートを打ったが、枠を捕らえる事が出来ない。前半7分、バイエルンは右サイドのCKをボアテングが頭で落とし、ゴール前に詰めていたDFのダンテが反転してから右足シュートを決め、早々と先制点をもぎ取ります。これで勢いに乗ったバイエルンは、10分にミュラー、19分には左サイドを攻めてからDfアリバがシュートを狙うも、GKに阻まれる。22分、ゴール前でアラバが折り返すと、チアゴがPA手前から右足を振り抜き、シュートはゴール右隅に突き刺ささり、バイエルンが2点目を奪います。
2点ビハインドのカサブランカは38分、バイエルンGK・ノイアーのキックミス→MFシテビが拾ってミドルシュート。しかし、ゴール左に逸れてしまう。シテビはチャンスで決められず頭を抱え、グアルディオラ監督はしょうもないミスに激怒。後半12分、右サイドのエルハシミのクロス→ヤジョーリがヘディングシュートを放つも、GKにキャッチされる。
追加点を狙うバイエルンは後半17分、右サイドのグラウンダークロス→ゴール前に詰めていたシャキリがスライディングシュートを狙ったが、クロスバーに当たってしまう。こぼれ球をチアゴが拾うも、シュートは大きく外れる。カサブランカも直後にメトワリがミドルを放つもダメ。後半38分、カサブランカは相手のミスを突き、右サイドのパスを受けたマビデのシュートは、GKノイアーに止められ、こぼれ球をメトワリが押し込もうとするも、大きくふかした。試合はこのまま2-0で終了し、バイエルン・ミュンヘンが勝利しました。



今年のクラブワールドカップは、バイエルン・ミュンヘンが盤石の強さを見せ、2試合連続完封勝ちで大会初出場で初優勝を果たしました。ヨーロッパ勢の優勝は2011年大会のバルセロナ以来となります。また、ペップ・グアルディオラ監督は3度目のクラブW杯優勝。バルサ時代に2度優勝を経験し、就任1年目のバイエルンでも世界一をもたらし、まさに21世紀の名将と言ってもよいでしょう。今大会のMVPには、リベリーが選ばれました。準決勝では先制点を決めたけど、決勝では目立った活躍ってありましたっけ?
バイエルンの完勝で幕を閉じた今年のクラブW杯、地元チームのラジャ・カサブランカが予想外の快進撃、準決勝でアトレチコ・ミネイロを破り、決勝ではバイエルンに敗れるも準優勝と大健闘。ロナウジーニョが2試合続けてFKを決め、モロッコのサッカーファンを魅了させてくれました。 33歳とベテランの域に達しながらも魔法の右足は健在でしたね~。2014年大会もモロッコで開催される事が決定。来年は日本勢がこの大会に出場できることを願っています。




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中山大障害2013 アポロマーベリックが8馬身差の圧勝!

2013年12月22日 | 競馬

12月22日にグランプリ・有馬記念がありますが、その前日の21日に中山競馬場で秋のジャンプ王決定戦・第136回中山大障害(J・GⅠ 芝4100m 16頭立て)が行われました。勝てば今年の「JRA賞最優秀障害馬」が決定的なこのレース、前哨戦のイルミネーションジャンプステークスを勝った⑤メイショウブシドウ、昨年の2着馬③バアゼルリバー、東京ジャンプステークスを勝っている②アポロマーベリック、障害重賞初挑戦⑨エアペイシェンス、⑩メイショウヨウドウ、8年連続出走の11歳馬⑪メルシーエイタイム、13歳馬⑫スプリングゲントなどが参戦しました。



ばらついたスタートで始まったこのレース、④テルバイクが大きく出遅れてしまう。まず最初の5号障害(生垣)をアポロマーベリックと⑧テイエムブユウデンを皮切りに次々と飛越するなか、メルシーエイタイムがバランスを崩して落馬。最初の障害で早くも1頭離脱。1周目のスタンド前で、スプリングゲントが先頭、2番手にブユウデン、3番手にマーベリック、エアペイシェンスと①コスモソユーズが4,5番手で並走。6番手グループにメイショウブシドウ、バアゼルリバー、⑭トーセンタイガー、⑦セイエイ、⑮スズカマジェスタの5頭。11番手に⑥ハッピーディア、12番手⑬サンレイデューク、ヨウドウ13番手、14番手テルバイク、⑯ゴールデンガッツが最後方。
1~3号障害を飛び終え、最初のバンケット~向正面のところで、ゲントが単独でレースを引っ張り、ソユーズが単独4番手。中団グループにはペイシェンス、バアゼル、ブシドウの有力勢たちが控えている。15頭は最初の大障害コースに差し掛かり、最初の難関・大竹柵をスプリングゲントとアポロマーべリックが並んでジャンプした後、後続も続々とクリア。左回りのところで、今度はマーべリックが先頭に立ち、3,4コーナーのバンケットでブシドウが3番手、バアゼルリバー、エアペイシェンスも連れて上がってきた。2回目の大障害コース→大生垣(赤レンガ)を先頭のマーべリックを皮切りに最後方のゴールデンガッツまで無事に飛越。
2つの難関をクリアし、いよいよレースも終盤。依然としてアポロマーべリックが先頭を走り、ブシドウが3番手、バアゼルが4番手に進出。スタートで後手を踏んだテルバイクも中団まで上がっている。2回目の向正面のところで、エアペイシェンスとバアゼルリバーが2番手のゲントをかわしにかかり、4号竹柵障害で2,3番手進出。ブシドウが後退し、セイエイ6番手、メイショウヨウドウが7番手。3,4コーナーのバンケットを登り終え、先頭のマーべリックが最終障害を無事クリア。エアペイシェンスが単独2番手になって先頭に差を詰めに掛かる。バアゼルリバーは3番手に下がって苦しくなってきた。
全ての障害を飛び終え、最後の芝コースの追い比べに差し掛かり、アポロマーべリックが最後の気力を振り絞って後続を引き離しにかかる。ペイシェンスが2番手で粘るが、後ろからバアゼル、セイエイ、メイショウブシドウ、ハッピーティアが追い上げる。それらを尻目にアポロマーべリックは独走態勢を築き、圧勝で先頭ゴールイン!そして2着争いは間から伸びて来たハッピーティアがゴール前で逆転しました。


全着順&払戻金
1着②アポロマーベリック      4分45秒8
2着⑥ハッピーティア         8馬身
3着⑤メイショウブシドウ       3/4馬身
4着③バアゼルリバー        ハナ
5着⑨エアペイシェンス       1/2馬身
6着⑦セイエイ          2馬身1/2
7着⑬サンレイデューク       5馬身
8着④テルバイク          クビ6
9着⑩メイショウヨウドウ     1馬身3/4
10着⑮スズカマジェスタ      4馬身
11着⑫スプリングゲント       3/4馬身
12着⑧テイエムブユウデン     1馬身3/4
13着⑭トーセンタイガー      5馬身
14着①コスモソユーズ        7馬身
15着⑯ゴールデンガッツ      3馬身
中止⑪メルシーエイタイム 

単勝 ② 1010円        
複勝 ② 340円 ⑥ 850円 ⑤ 200円
枠連 [1]-[3] 1580円        
馬連 ②-⑥ 17400円        
馬単 ②-⑥ 35230円  
ワイド ②-⑥ 4670円  ②-⑤ 840円 ⑤-⑥ 1920円      
3連複 ②-⑤-⑥ 21150円        
3連単 ②-⑥-⑤ 221810円


障害戦線に新星誕生!今年の最強ジャンパーを決める伝統の一戦・中山大障害は、単勝5番人気のアポロマーべリックが制し、通算重賞2勝目&J・GⅠ初制覇を果たしました。大竹柵障害をクリアした後に先頭を奪うと、その後もトップを譲らず、最後の直線で一気に突き放し、2着に8馬身差の圧勝を飾りました。鞍上の五十嵐雄祐騎手は、デビュー12年目でJ・GⅠ初勝利。重賞勝ちも2010年の京都ジャンプステークス以来3年ぶりです。
2着には伏兵・ハッピーティア、2番人気のメイショウブシドウが3着に入り、3蓮単で22万円台の高配当。1番人気だったバアゼルリバーは4着、3番人気・エアペイシェンスは5着に終わりました。
16頭中15頭が完走し、最初の障害で落馬したメルシーエイタイムは、「左第2趾関節脱臼」と診断され、鞍上の横山義行騎手は右小指を捻挫しました。この馬はもともと今回がラストランだったんですが、残念な結果となってしまいました。転倒後に立ち上がり、後ろ足を上げている姿は、見ていて痛々しかったです。なんとか予後不良にはならず、経過観察中との事です。
優勝したアポロマーべリックは、平地時代に2勝を挙げており、今年3月に障害転向。初戦は3着に敗れましたが、2戦目で転向後初勝利。4戦目の東京ジャンプステークスで自身重賞初勝利を飾りましたが、前走の秋陽ジャンプステークスでは、1番人気に推されながらもまさかの落馬競走中止。障害転向後はこれで7戦3勝。GⅠを制したので「最優秀障害馬」受賞は決定的。来年以降は障害戦線を引っ張る存在になれるといいですね。




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