日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

平成の3冠王・松中信彦が現役引退を決断。

2016年03月01日 | HAWKS

昨季限りで福岡ソフトバンクホークスを退団し、他球団での現役続行を目指していた松中信彦選手が、3月1日に現役引退を表明しました。


この日福岡市内で記者会見を開き、松中選手は「10月にホークスを退団してから4ヶ月間、自分の中の最高のパフォーマンスと準備をしてきたつもりだったが、オファーと入団テストの機会を得られなかった。リミットも2月いっぱいまでと決めていたので、昨日で引退を決断した」と話しました。10月に退団表明した時は、「NPB以外にも海外や独立リーグ、育成契約でもいい」という選択肢もあったそうですが、「最後の挑戦がしたい」という理由でNPBにこだわっていたとのことです。
2月に入ってからは、社会人時代に在籍した「新日鉄住金かずさマジック」で練習を続け、ホークスの宮崎キャンプにも訪れていました。その間にも楽天や広島など入団テストの参加を申し入れましたが、42歳の高齢がネックとなり、断られてしまったそうです。

松中選手は1996年にアトランタ五輪で野球日本代表の4番打者を務め、決勝戦のキューバ戦では満塁本塁打を放ちました。その年に福岡ソフトバンクホークスの前身・ダイエーにドラフト2位で入団。3年目の99年に23本塁打を放ち、ホークスの福岡移転後初の日本一に貢献。翌年にはパリーグの最優秀選手(MVP)を獲得しました。そして2004年、プロ野球史上7人目、平成または21世紀初の「3冠王」(打率.358,44本塁打,120打点)を達成。
主砲としてホークスを支えてきましたが、2009年以降はケガに悩まされ、代打での出場も多くなりました。2015年は開幕から2軍暮らしが続き、ホークスがリーグ優勝を決めた後の9月21日にようやく1軍登録され、9月29日にホークス退団を表明。10月1日の楽天戦が現役最後の試合となりました。
プロ19年間の生涯成績は、1780試合出場、打率.296、352本塁打、1767安打、1168打点。


松中選手が引退を決断したことを知り、「やっぱり無理だったか…」と思いました。他球団でのプレーを希望しながらも、トライアウトを受けなかったし、NPB支配下にこだわってたからなあ。NPBじゃなくても現役を続けられる場所はいくらでもあったけどねえ。年齢的な理由もあったし、ケガの多さも断られる原因だと思っています。でも、42歳まで続けられてよかったな…。
松中選手が入団した頃はBクラスの常連だったけど、ブレイクした年にホークスが優勝を果たし、やがて常勝軍団まで上り詰めました。そして、松中選手の背中を見続けた松田宣浩選手、柳田悠岐選手が成長しました。王貞治氏、工藤公康氏、秋山幸二氏、小久保裕紀氏、城島健司氏とホークスの功労者はたくさんいるけど、松中選手こそが一番の功労者だったと思います。松中選手の引退により、1999年の優勝メンバーは井口資仁選手(ロッテ)のみとなりました…。ちなみに、井口選手と松中選手は同期入団です。(井口:1位、松中:2位)
今後については「野球に携わる仕事に就きたい」と話し、将来的には指導者としてホークスのユニフォームを着たいとコメント。ホークスの次期監督は、小久保さんと松中さんのどちらかになるかもしれない。それに、松中さんは覚醒剤やタトゥーといった清原容疑者の真似事は絶対にしないと思う。松中信彦さん、長い間ホークスを支えてくれて本当にありがとうございました。





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