日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リアルスティールがドバイターフ制覇!ドゥラメンテは落鉄に泣く・・・。

2016年03月27日 | 競馬

日本時間26日夜、ドバイ・メイダン競馬場で「ドバイワールドカップデー2016」が行われました。日本からは10頭が参戦し、「ドバイターフ」にはリアルスティール、「ドバイシーマクラシック」からはドゥラメンテ、ワンアンドオンリー、ラストインパクトの3頭が出走しました。




「ドバイターフ」(芝1800m)は、⑭リアルスティールのほかに、前哨戦の「ジェベルハッタ」を勝った②トリスター(アイルランド)、⑧インティラーク(アメリカ)、①フォリーズワルツ(南アフリカ)、⑪ベリースペシャル(アイルランド)、⑤ファリアー(アメリカ)など15頭が出走。
スタートでリアルスティールはまずまずのタイミングで飛び出しますが、3番手に位置づけます。序盤は④ガームール(アメリカ)がレースを引っ張り、ベリースペシャルは2番手追走。ファリアーとリアルスティールは3,4番手を争い、フォリーズワルツは5番手、インティラークは6番手、トリスターは最後方に控えます。
3コーナーを過ぎたところで、今度はベリースペシャルが先手に立ち、フォリーズワルツも3番手に浮上。リアスティは4,5番手あたりで4コーナーを回る。最後の直線でベリースペシャルが後続を引き離すが、リアルスティールが3番手から追い上げ、ゴールまで残り250mあたりでベリースペシャルを捕らえて先頭に浮上。2番手から⑩ユーロシャーリーン(英国)が追いかけるが、リアルスティールがそのまま押し切りゴール!リアルスティールがドバイで念願のGⅠ初タイトルを手にしました!


「ドバイシーマクラシック」(芝2400m・9頭立て)は、①ラストインパクト・④ドゥラメンテ・⑤ワンアンドオンリーの日本勢3頭に加え、ドゥラメンテと世界ランク1位タイで並ぶ⑦ポストポンド(アイルランド)、香港ヴァース覇者⑧ハイランドリール(アイルランド)などが参戦しました。
馬場入りの際、ドゥラメンテの右前脚が落鉄するアクシデントが発生。一旦蹄鉄を打ち直すも、結局は蹄鉄なしで走ることになりました。
スタートでワンアンドオンリーが好スタートを切ると、積極果敢に前の位置でレースを進める。ドゥラメンテとラストインパクトは中団~後方に控えた。向正面に入り、ハイランドリールが単騎で逃げ、ワンアンドオンリー2番手、3番手に⑥ゲーロショップ(フランス)、4番手②シェイクザイードロード(英国)、ポストポンドは5番手につけ、ラストインパクトは6番手、その後ろにドゥラメンテが7番手を追走する。後方は8番手③ザブルーアイ(カタール)、⑨ダリヤン(フランス)が最後方。
3コーナーを回り、ハイランドが先頭だが、ゲーロがかわす勢い。ポストポンドが3番手に上がり、ワンオンは4番手に下げ、ドゥラメンテはまだ5番手。
4コーナーを回ったところ絵、ポストポンドが外から上がり、ドゥラメンテも追撃開始。残り400mで早くもポストポンドが抜け出し、ドゥラメンテはインコースに入って差を詰めようとする。しかし、ラスト100mでポストポンドが突き放し、そのまま1着ゴール。ドゥラメンテは追い上げ虚しく2着まで…。そして、ラストインパクトが3着、ワンアンドオンリーは5着に終わりました。



ドバイターフでリアルスティールが見事に優勝。昨年2月の共同通信杯以来の勝ち星を挙げました。骨折とクラシック無冠をの悔しさを乗り越え、悲願のGⅠ制覇です。日本馬がこのレースを勝ったのは、「ドバイデューティーフリー」時代の2014年のジャスタウェイ以来、史上3頭目となります。鞍上のライアン・ムーア騎手の右ムチを入れる姿も気合が入ってましたね~。見事に復活を果たしたリアルスティール、左回りでの1800m戦は2戦2勝です。安田記念ではぜひモーリスとの直接対決が見てみたいものです。
ドゥラメンテは、勝った馬が強かったのもあるけど、やっぱり落鉄に泣きました…。ミルコデムーロ騎手も「蹄鉄がないのは厳しい」と話した通り、落鉄の影響は大きかったと思います。直前に落鉄→本番は裸足は、1991年の桜花賞のイソノルーブルと全く同じじゃないですか。勝ったポストポンドは、これで4連勝。凱旋門賞では1番人気に支持されるでしょう。ドゥラメンテには秋のロンシャンでポストポンドにリベンジしてほしいところだが…。


この日は他のレースで日本馬が勝利という快挙もありました。3歳馬によるダート戦「UAEダービー」(GⅡ・ダート1900m、7頭立て)は、日本から武豊騎手が騎乗の③ラニ、ジョアン・モレイラ騎手が乗った④ユウチェンジ、ミルコデムーロの⑥オンザロックスの3頭が参戦。
スタートでラニで躓き、最後方からの追走となる。向正面でオンザロックが先頭に立ち、ユウチェンジが4番手に立つ。しんがりだったラニも集団にようやく追いつき、3コーナー手前で2番手まで上昇する。そして最後の直線での攻防で、先頭を行くユウチェンジが引き離し、2番手からラニが追い上げる。しかし、ゴール残り100mを切ったところで、ラニがユウチェンジをかわしてゴール!ユウチェンジは3着、オンザロックスは5着と健闘しました。

ラニが日本馬で初のUAEダービー制覇!これは歴史的勝利と言っても良いでしょう。ラニは父がタピット、母はヘヴンリーロマンス(2005年秋の天皇賞馬)という血統。松永幹夫調教師は、騎手時代にヘヴンリーロマンスに騎乗し、今はヘヴンリーの子供であるラニを管理しています。戦前に「勝ったらケンタッキーダービー」と明言していたので、満を持してケンタッキーに行けますね。ダート競馬の本場・アメリカのクラシック競走を勝ったら、もっと凄いことになるかもよ…。

日本勢のその他の結果ですが、「アルクオーツスプリント」(芝1000m)に参戦したベルカントは12着、「ドバイワールドカップ」に3年連続出走のホッコータルマエは8着と完敗。長距離重賞の「ドバイゴールドカップ」(GⅡ・芝3200m)に参戦したネオブラックダイヤは8着でした。皆さんお疲れ様でした。






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