日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

マウントロブソンが3連勝で皐月賞へ!阪神大賞典はシュヴァルグランが快勝!

2016年03月20日 | 競馬

春分の日の3月20日は、阪神競馬場で春の天皇賞の前哨戦・阪神大賞典が行われ、中山競馬場では皐月賞トライアル・スプリングステークスが行われました。スプリングSには、ロードクエストとドレッドノータスの重賞勝ち経験馬に加え、新人ジョッキー・藤田菜七子騎手が重賞レースに初めて騎乗しました。




阪神メイン・第64回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m 11頭立て)は、2014年の菊花賞馬③トーホウジャッカル、昨年の春天3着⑤カレンミロティック、日経新春杯2着⑪シュヴァルグラン、昨年の菊花賞4着⑥タンタアレグリア、②アドマイヤデウスなどが参戦しました。
スタートは11頭ほぼ揃い、1周目での先行争いで、カレンミロティックが先手を奪い、2番手アドマイヤデウス、⑨タマモベストプレイ3番手、トーホウジャッカルは4番手から。5番手⑤マイネルメダリスト、6番手タンタアレグリア、シュヴァルグラン7番手、8番手⑦カムフィー、後方は④アドマイヤフライト、⑩サイモントルナーレ、⑧ストロベリーキングと続く。
かなり縦長の状態で1周目のスタンド前に差し掛かり、先頭のカレンミロティックは最初の1000mを61秒6で通過。タマモベストプレイとアドマイヤデウスのポジションが入れ替わり、トーホウジャッカルは4番手キープ。タンタアレグリア6番手、シュヴァルグランはアレグリアを見る形でスタンド前を通過した。
2周目に入り、ミロティック先頭、2番手ベストプレイ、その後ろではジャッカルがデウスに並びかけ、アレグリアがメダリストを抜いて5番手に浮上。シュヴァルグランは集団の後ろを追走。まだ持ったままだ。カムフィー8番手は変わらず。前の集団から置いて行かれた後方グループは、9番手アドフラ、10番手トルナーレ、ストロベリーがしんがり。
③,4コーナー中間点のところで、トーホウジャッカルが3番手から前に接近し、シュヴァルグランが外に追い出す。タンタアレグリアも同時に動く。4コーナーのところでジャッカルが後退。最後の直線コースで、シュヴァルグランがカレンミロティックをかわして先頭に立ち、アレグリアが2番手で追い上げる。ゴール残り100mでシュヴァルグランが後続を引き放して先頭ゴールイン!2着にタンタアレグリア、アドマイヤデウスが3着でゴールしました。


阪神大賞典は、単勝1番人気だったシュヴァルグランが優勝。道中は7番手に控え、2周目の3コーナーで外に持ち出すと、最後の直線で先頭に立つと、タンタアレグリアの追撃を振り切り、2着・タンタアレグリアに2馬身半の差をつけての快勝でした。3番人気・アドマイヤデウスが3着、2番人気だったトーホウジャッカルは7着に終わりました。ミルコ・デムーロ騎手との新コンビでこのレースに臨んだんですが、復活とはならず…。
シュヴァルグランは5度目の重賞挑戦で嬉しい重賞初制覇。鞍上の福永祐一騎手は、今年2月に落馬負傷から復帰し、復帰後初の重賞勝ちとなりました。昨年10月の500万下から3連勝したあと、前走の日経新春杯で2着。今回は初めての3000m戦で勝利し、春の天皇賞の優先出走権を獲得。4歳世代からまた新たなスターが誕生の予感がします。この馬のオーナーは「大魔神」佐々木主浩氏ということは、春天で北島三郎氏が所有するキタサンブラックとの「著名人オーナー対決」が実現するかもしれない。



中山メイン・第65回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m 11頭立て)は、新潟2歳王者⑩ロードクエスト、京都2歳ステークスを制した⑪ドレッドノータス、クリストフ・ルメール騎手が乗る⑦ミッキーロケット、2連勝中の①マウントロブソン、藤田菜七子騎手が騎乗の⑤モウカッテル、④マイネルハニーなどが参戦しました。
スタンド前でのスタートで、ミッキーロケットが出遅れ、ロードクエストとドレッドノータスもまずまずのスタート。好スタートを切った③アドマイヤモラールとマイネルハニーの2頭が前を行き、⑨ケンホファヴァルトが3番手。菜七子のモウカッテルとマウントロブソンは4番手グループ内。ドレッドノータスは中団、ロードクエストは後方2番手、ミッキーロケットは最後方で1コーナーを回った。
2コーナーから向正面に差し掛かり、マイネルハニー先頭、2番手にケンホファヴァルト、アドマイヤモラールが3番手に下がる。4番手マウントロブソン、5番手集団にはモウカッテル・②ハレルヤボーイ・⑧プランスシャルマンの3頭が並び、⑥プレイヤーサムソンが8番手。9番手にドレッドノータス、10番手ロードクエスト、ミッキーロケット依然としてしんがり追走。有力勢はみんな後方の位置だ。
3コーナーに差し掛かり、マイハニがまだ先頭をひた走り、後続ではシャルマンが4番手まで浮上。ロブソンは5番手、ドレッドとロークエも追い出しにかかる。最後の直線に入り、マイネルハニーが内側で粘り、外からプランスシャルマンが迫り、3番手からマウントロブソンが追いかける。そして大外からロードクエストが鋭い末脚を伸ばして来たが、前に届くか難しい。ゴール前、内側マイハニ、真ん中ロブソン、ロークエが3番手まで浮上したが届かず…。最後は真ん中にいたマウントロブソンが先着しました。


皐月賞への最後のトライアル競走は、ゴール前での接戦の末、単勝4番人気のマウントロブソンが、逃げるマイネルハニーを差し切りました。レースを引っ張ったマイネルハニーが2着で粘り、断然の1番人気だったロードクエストは3着。この上位3頭が皐月賞への優先出走権を獲得。2番人気だったミッキーロケットは5着、3番人気・ドレッドノータスは直線伸びず7着、藤田騎手が騎乗のモウカッテルは9着に終わりました。
重賞初挑戦で見事に優勝したマウントロブソンは、3戦目の未勝利戦から3連勝。通算成績5戦3勝、連対率100%です。この馬は父がディープインパクト、母・ミスパスカリという血統。ミスパスカリ産駒はこれが重賞初勝利となります。馬主の金子真人ホールディングスは、弥生賞のマカヒキに続いての皐月TR重賞制覇です。鞍上のアンドレアシュ・シュタルケ騎手は、JRA重賞初勝利。この人は凱旋門賞やバーデン大賞、キングジョージなど海外のビッグレースでの勝利経験があるけど、日本の重賞には無縁だったのには意外でした。


これで皐月賞トライアル競走が全て終わり、「弥生賞組」からはマカヒキ・リオンディーズ・エアスピネル、19日に阪神競馬場で行われた若葉ステークスからはアドマイヤダイオウとナムラシングン、そして「スプリングステークス組」マウントロブソン・マイネルハニー・ロードクエストが皐月賞の切符を手にしました。
皐月賞はトライアル未出走のサトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの「3強」の争いになると言われています。注目のルメール騎手は、サトノダイヤモンドを選択し、マカヒキは川田将雅騎手が騎乗します。ルメール騎手はサトダイについて「全てを兼ね揃えた化物」と称してます。ここまで無傷の3連勝だけど、まだ関東で走ったことがないのが不安なところです。3強以外では、共同通信杯を勝ったディーマジェスティ、京成杯を制したプロフェット、巻き返しを狙うハートレーなどが出走予定。
今年の牡馬3歳世代は重賞で2勝を挙げた馬が1頭もいないという大混戦。皐月賞では3強での決着か、それとも重賞未勝利の伏兵が波乱を起こすのか?4月17日の皐月賞まで、あと4週間…。






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