「2018 FIFAロシアワールドカップ アジア地区2次予選」日本代表VSアフガニスタン代表が24日、埼玉スタジアム2002で行われました。日本はここまで6試合を終え、5勝1分・勝ち点16でグループE首位。24日と29日のホーム2連戦で、首位通過&最終予選進出となるでしょうか。この日の対戦相手であるアフガニスタンとは、昨年9月8日に対戦し、6-0で日本が大勝しています。前回同様アフガンを相手にゴールラッシュとなるか?
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[日本代表]
GK 23 東口順昭
DF 5 長友佑都
DF 6 森重真人
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 7 柏木陽介
MF 8 原口元気
MF 13 清武弘嗣
MF 17 長谷部誠(Cap)
FW 9 岡崎慎司
FW 15 金崎夢生
この日は本田圭佑と香川真司らがベンチスタート。GK・東口が代表初スタメンを果たし、右サイドバックには酒井宏樹、中盤には柏木と原口、清武が入りました。
試合序盤からアフガニスタン陣内を攻め込む日本は、10分にペナルティエリア手前で金崎が反転してから右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられない。12分、左サイドのクロスから岡崎→金崎のシュートは相手DFに当たり、こぼれ球を拾った原口が左足ミドルシュート。しかし、ボールはクロスバーに当たってゴールならず。24分、長谷部のクロス→PA内で相手のクリアミスを拾った金崎がシュートを放ったが、アフガンGKアジジの好守に阻まれる。
先制点が届かない日本は、35分に森重のヘッド、37分には金崎もヘディングで叩きつけるもダメ。そんな中で迎えた前半43分、清武の縦パス→岡崎が相手DF2人をかわし、最後は左足でゴールに流し込む。日本がようやく先制点をゲットしました。
後半4分、日本は左サイドの柏木のクロス→金崎不発→最後はゴール前に上がっていた長友がジャンピングボレーを狙うも失敗。後半6分には右CKから森重が合わせるもGKにキャッチされる。
後半13分、中盤で長谷部が縦パス→金崎が浮き球のパスを入れる。このボールに反応した清武が抜け出し、最後は左足でゴールを決めて、日本に2点目が入ります。さらに後半18分、酒井宏樹が右サイドを突破してから低めのクロス。これが相手DFに当たってコースが変わり、そのままゴールへと吸い込まれる。GKも手を伸ばしたものの、セーブできなかった…。アフガンDFのオウンゴールで日本3点目。
日本は後半19分に柏木に代わって香川真司、後半27分には岡崎→ハーフナー・マイクが投入される。後半29分、清武の左CKから、ニアサイドにいた吉田が頭で叩きつける。ワンバウンドしたボールはゴールラインを超えたため、日本に4点目。32分には左サイドのFKからハーフナーが頭で落とし、ゴール前に詰めていた金崎が押し込みゴールイン。これで5-0となりました。
その後も攻め続けた日本は、後半39分に原口クロス→左サイドを走り込んだ香川が頭で合わせたが、アフガンGKの好セーブに阻まれてしまう。後半40分のCKでは、ゴールまで金崎、吉田がシュートするも決まらず、さらには香川もミドルを打つも枠外。試合は5-0で日本がアフガニスタンに圧勝しました。
ハリルJAPANの2016年最初の試合は、前半は決定的なチャンスを何度も作りながらも得点に結びつかない時間が続きましたが、前半42分に岡崎選手のゴールが生まれました。「ホームでは点が取れないなあ」と思いましたが、後半にゴールラッシュ。後半の45分間で4得点入りました。岡崎選手のゴールをきっかけに、溜まっていたものが一気に噴出した感じでしたね。ホームで勝ち点3を追加した日本は、7試合を終えて6勝1分け・勝ち点19でグループE首位キープ。最終予選進出に王手をかけました。
先制ゴールを挙げた岡崎選手は、代表99試合目で通算48得点目。清武選手のパスを受けると、反転でDFをかわすという美技を見せました。所属先のレスター(イングランド)でレギュラーを務め、今月14日のニューカッスル戦ではオーバーヘッドキックでゴールを決め、世界に衝撃を与えました。クラブでの好調ぶりが代表でも発揮してますね。
清武選手はこの試合4得点に絡む活躍を見せ、先制点と4点目をアシストすれば、自らも2点目のゴールを奪いました。清武選手が代表戦でゴールを挙げたのは、2012年11月のブラジルW杯アジア最終予選のオマーン戦以来、実に3年4ヵ月ぶりです。
金崎選手も1ゴール1アシストを記録。後半13分に絶妙なパスで清武選手のゴールをお膳立て、後半33分のゴールシーンは、ゴール前で詰めて、最後は体で押し込みました。泥臭いゴールだったけど、決めた直後の金崎選手の表情はめちゃくちゃ嬉しそうでしたな。そういえば、金崎選手と清武選手は、かつて大分トリニータで一緒にプレーしてましたね。
最終予選進出にリーチをかけたハリルJAPAN、次戦は3月29日に埼玉スタジアム2002でシリア代表と対戦。アフガニスタン戦で出番の無かった本田圭佑選手、宇佐美貴史選手なども出場予定、2次予選最終戦はベストメンバーで臨むと思われます。2次予選最終戦のシリア戦は、勝った方が1位通過ですが、日本は引き分けでも1位決定です。今度の試合は負けは許されません。