日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

砂の新王者誕生!最後のJCDの勝者はベルジャザール!

2013年12月02日 | 競馬

冬のダート王決定戦・第14回ジャパンカップダート(GⅠ・ダート1800m 16頭立て)が1日、阪神競馬場で行われました。来年から中京競馬場で「チャンピオンズカップ」が開催されるため、「ジャパンカップダート」としてはこれが最後となります。今年は最終回に相応しく豪華なメンバーが集結。今年GⅠ3勝の⑥ホッコータルマエ、長年ダート戦線を牽引し続け、これが引退レースとなる④エスポワールシチー、昨年の優勝馬⑭ニホンピロアワーズ、3歳ダート王⑤クリソライト、フェブラリーステークスを勝った②グレープブランデー、昨年末の東京大賞典を勝った①ローマンレジェンド、JBCレディスクラシック覇者③メーデイア、JCD2年連続2着の⑧ワンダーアキュートなどGⅠ馬9頭に加え、みやこステークスを勝った⑦ブライトライン、武蔵野ステークスを勝った⑫ベルジャザール、さらにアメリカから⑩パンツオンファイアが参戦しました。


レース直前の単勝のオッズは、ホッコータルマエが単勝1.9倍で1番人気。2番人気はローマンレジェンド(6.3倍)、ベルジャザールが3番人気(8.4倍)。4番人気以降はエスポワールシチー、ニホンピロアワーズ、ワンダーアキュート、ブライトライン、クリソライトと続きました。
スタート前、パンツオンファイアがゲート内で立ち上がるハプニングがありましたが、すぐに立て直す。スタートは16頭ほぼ綺麗に揃い、好スタートを切ったエスポワールシチーとメーデイアが先手を争い、ホッコータルマエとニホンピロアワーズが3番手で並走してゴール板を通過。ローマンレジェンドとワンダーアキュートは中団の位置、ベルジャザールは中団より後ろで1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かるところで、エスポワールが先手を取り、タルマエが2番手追走。3番手にニホンピロアワーズがつけ、4番手の外側に⑮インカンテーション、内ラチの5番手にメーデイア。6番手にクリソライト、7番手ブライトライン、グレープブランデーが8番手、ローマン9番手、ベルジャ10番手、アキュートが11番手で続く。中団より後ろの12番手グループには⑯テスタマッタ、⑪ソリタリーキング、⑨ナイスミーチューの3頭が並走。後方は15番手にパンツ、最後方に⑬グランドシチーという展開。
3コーナーを回り、先頭のエスポワールシチーは1000mを61秒台後半というスローペースで通過。残り600m地点でタルマエとアワーズがエスポワールに並びかけ、インカンとブライトも先頭集団に接近。さらにベルジャザールとテスタマッタも上がって来た。4コーナーから最後の直線コースに入り、ホッコータルマエがラスト300mで先頭に躍り出て、ニホンピロアワーズが2番手追走。真ん中からベルジャザール、外からワンダーアキュートが追い込み、逃げるタルマエに迫る。残り100mを切って、ベルジャがタルマエを捕らえ、アキュートも襲い掛かるが、ベルジャザールが先頭でゴールイン!ワンダーアキュートはあと一歩及ばず2着、ホッコータルマエは3着で入線。


全着順&払戻金
1着⑫ベルジャザール     1分50秒4
2着⑧ワンダーアキュート    クビ
3着⑥ホッコータルマエ     1/2馬身
4着⑦ブライトライン        3馬身
5着⑭ニホンピロアワーズ    1馬身1/4
6着⑬グランドシチー       アタマ
7着④エスポワールシチー     1馬身
8着⑯テスタマッタ         クビ
9着⑪ソリタリーキング       ハナ
10着③メーデイア          アタマ
11着②グレープブランデー    1馬身1/4
12着⑨ナイスミーチュー      3/4馬身
13着①ローマンレジェンド     1/2馬身
14着⑮インカンテーション     1馬身1/4
15着⑤クリソライト          1/2馬身
16着⑩パンツオンファイア     3馬身1/2

単勝 ⑫840円        
複勝 ⑫ 250円  ⑧ 260円  ⑥ 110円
枠連 [4]-[6] 2490円        
馬連 ⑧-⑫ 4850円  
馬単 ⑫-⑧ 9810円      
ワイド ⑧-⑫ 1360円  ⑥-⑫ 380円  ⑥-⑧ 340円      
3連複 ⑥-⑧-⑫ 2160円        
3連単 ⑫-⑧-⑥ 24440円



オールスター級のメンバーが揃った最後のジャパンカップダートは、ホッコータルマエが一旦は先頭に立つも、真ん中から追い込んで来たベルジャザールがゴール前でタルマエを差し切り、ワンダーアキュートの追撃を抑えて優勝。ワンダーアキュートは昨年に続いて2着惜敗。JRAの同一GⅠ競走での3年連続2着は史上初だそうです。圧倒的1番人気に支持されていたホッコータルマエは、2頭にかわされて3着。抜け出した時は決まったかなと思ったんですが、最後まで粘れずに終わりました。幸英明騎手の乗り方もなんか変で、地方所属の騎手に乗り替わったのかと思いました。ムダな動きをせず、綺麗に乗っていたら勝てたのに…。
連覇を狙ったニホンピロアワーズは5着、ラストランのエスポワールシチーは7着に終わり、3番人気のローマンレジェンドは見せ場なく13着と惨敗。唯一の外国馬・パンツオンファイアは最下位の16着に沈みました。「お尻に火がつく」どころか「尻すぼみ」ですやん…。
優勝したベルジャザールの鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、カネヒキリとのコンビで勝った2008年以来、2度目のJCD制覇。JRAのGI勝利は2009年ジャパンカップのウオッカ以来4年ぶりとなります。ベルジャを管理する松田国英調教師も同レース2勝目。2001年のJCDで圧勝したクロフネもマツクニ厩舎でした。また、キングカメハメハ産駒はJRAのダートGⅠ初勝利です。キンカメ産駒はベルジャとタルマエの他にもハタノヴァンクール、タイセイレジェンドといったダートGⅠ馬を輩出しております。
ベルジャザールは2011年の日本ダービーで3着の実績がありましたが、2012年のダービー卿チャレンジトロフィーで15着で大敗後、骨折と喉鳴りで1年間の長期休養を余儀なくされました。復帰後は「骨折した馬に芝のレースを走らせたくない」という松田調教師の意向によりダート路線に転向。復帰初戦の「1990sダービーメモリーズ ナリタブライアンカップ」で3着、2戦目の白川郷ステークスで約2年半ぶりの勝利を挙げ、ラジオ日本賞2着、ブラジルカップ1着の後、武蔵野ステークスで重賞初勝利。そして今回のJCDを制し、3連勝でGⅠ制覇。骨折を乗り越え、ダートで才能を開花させ、ダート6戦4勝で砂の頂点に立ちました。来年はフェブラリーステークス、その先のドバイワールドカップの挑戦も期待されます。
トーセンラーがマイルCSで勝ち、ベルジャザールがJCDを勝ったりと、クラシック競走でオルフェーヴルに太刀打ちできなかった馬達が次々とGⅠ勝ち。ウインバリアシオンも屈腱炎から復活し、復活への道を歩み始めました。オルフェも同期の頑張りを見て、刺激を大いに受けたに違いない。


来週は2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。今年の2歳牝馬戦線は非常にハイレベルと言われており、重賞2勝のホウライアキコ、新潟2歳ステークスを勝った良血馬ハープスター、札幌2歳ステークス覇者レッドりヴェール、アルテミスステークスを制したマーブルカテドラル、松田博資厩舎期待の一頭・レーヴデトワール、他にもクリスマス、フォーエバーモア、モズハツコイなどが登録しております。
同じ日には、香港のシャティン競馬場で「香港国際競走」もあります。トウケイヘイローが「香港カップ」、アスカクリチャンが「香港ヴァーズ」に、ロードカナロアが「香港スプリント」に出走します。カナロアには是非とも連覇で有終の美を飾ってほしい!





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横浜Fマリノス優勝目前で足踏み。優勝争いは横浜・広島・鹿島の3チームに絞られた。

2013年12月01日 | soccer

サッカーの「Jリーグ・ディビジョン1(J1)」第33節が、30日に全国各地で行われました。32節終了時点で、横浜Fマリノスが勝ち点62で首位をひた走り、優勝に王手をかけました。そして浦和レッズが2位、昨年王者・サンフレッチェ広島が3位、セレッソ大阪が4位につけています。もし今節で横浜が白星を挙げれば、最終節を待たずしてリーグ優勝が決定します。優勝争い&AFCチャンピオンズリーグ出場権争いもいよいよ大詰めです。



サンフレッチェ広島VS湘南ベルマーレ@エディオンスタジアム広島
リーグ連覇の可能性が残されている広島は、ホームで湘南と対戦。立ち上がりから広島のペースで進み、前半22分に右サイドのミキッチのクロス→石原直樹が右足ボレーシュートを狙うもGKの正面。前半36分に青山敏弘が右サイドからドリブルで切れ込み、右足シュートを決めて1点を先制。結局これが決勝点となり、広島が1-0で勝利しました。


セレッソ大阪VS鹿島アントラーズ@長居スタジアム
4位・セレッソVS5位・鹿島の一戦は、先日の日本代表の欧州遠征で活躍した柿谷曜一朗と大迫勇也のエース対決として注目されました。前半25分、鹿島は右CKを岩政大機が頭で落とすと、ゴール前にいた大迫かセレッソDFに囲まれながらも右足で流し込み先制点をもぎ取ります。対するセレッソは38分、山口螢が前線へパスを入れ、柿谷が胸トラップから右足の技ありシュートでゴールネットを揺らし、1-1の同点に追い付きます。後半38分、セレッソは柿谷がドリブルで持ち込んでから右足を振り抜いたが、シュートはポスト右に逸れてしまう。迎えた後半40分、鹿島は小笠原満男のFK→ボールは相手の頭に当たると、ファーサイドにいた中村充孝が左足で合わせる。途中出場・中村の値千金の決勝弾で、鹿島が2-1でセレッソを下しました。


サガン鳥栖VS浦和レッズ@ベストアメニティスタジアム
先週の川崎フロンターレ戦で痛い敗戦を喫した浦和レッズ、逆転優勝へ望みを繋ぐためにも勝利したいところでしたが、前半15分に鳥栖・早坂良太に先制点を許してしまうと、37分に豊田陽平に追加点を献上。前半に2点を奪った鳥栖は、後半アディショナルタイムに豊田がPKを決め、3-0と突き放す。浦和は後半47分に那須大亮のヘディングシュートで1点を返すも時既に遅し。終了間際に豊田がダメ押しゴールを決めてハットトリック達成。4-1と快勝した鳥栖は4連勝。浦和は2連敗で優勝の可能性が消滅…。


横浜FマリノスVSアルビレックス新潟@日産スタジアム
勝てば優勝決定のマリノスは、ホームで3連勝中の新潟と対戦。9年ぶりの優勝の瞬間を目の当たりにしようと、日産スタジアムには6万2632人の大観衆が集まりました。
マリノスは前半22分、斎藤学が左サイドからドリブルで刻み、折り返しを中町公祐がダイレクトで合わせるもGKにキャッチされる。33分には左サイドのドゥトラのクロス→マルキーニョスのダイビングヘッドはGKの正面。後半、マリノスはセットプレーのチャンスを迎え、後半18分に中村俊輔のCK→中澤佑二が頭で合わせますが、わずかに枠を捉えることができず。さらに後半24分、ペナルティエリア手前でのFKを俊輔が左足で直接狙ったが、新潟GK・東口順昭の好セーブに阻まれる。
後半27分、新潟の左CKをマリノスDF・栗原勇蔵がクリアミス、こぼれ球を新潟FW・川又堅碁が豪快に叩き込み、新潟が1点を先制。1点を追う形となったマリノスは、藤田祥史とファビオを投入しますが、新潟の堅い守備の前に同点ゴールが奪えず。逆に新潟はアディショナルタイム、レオシルバのスルーパスに抜け出した鈴木武蔵がゴールを決め、マリノスにトドメを刺して勝負あり。首位・マリノスに2-0で破った新潟は4連勝。マリノスはホームで優勝を決めることができませんでした…。


というわけで、上位陣は優勝に王手をかけていた横浜FMが新潟に敗れて足踏みし、勝ち点62は変わらず。湘南に勝った広島が勝ち点60で2位に浮上し、鹿島が勝ち点59で3位につけています。4位に転落した浦和は優勝争いから脱落しました。マリノスは後半に入り主導権を握っていたんですが、栗原選手のミスから失点を喫し、さらには終了間際にもゴールを決められ、6万人の大サポーターが静まりかえりました。
これで優勝の行方は最終節まで持ち込まれ、優勝争いは横浜FM・広島・鹿島の3チームに絞られました。最終節では鹿島と広島の直接対決が控えております。横浜が勝てば文句なしで優勝、引き分けても広島VS鹿島が引き分け以下なら優勝決定。横浜が負け&広島が勝てば広島の優勝。仮に横浜と広島が勝ち点63で並んだ場合、得失点差で広島が優勝となります(広島+20、横浜+19)。もし横浜●&鹿島○だったら、両チームが勝ち点62で並びますが、両者の得失点差は9点差あります(横浜+19、鹿島+10)。仮に鹿島が大勝したとしても、ミラクルは起こらないでしょう。


その他の試合結果
大分トリニータ0-1川崎フロンターレ@大分銀行ドーム
J1最下位の大分と2連勝中の川崎の試合は、スコアレスドローかと思われた後半50分に、川崎が大久保義人のゴールで均衡を破り、1-0で勝利。3連勝の川崎は勝ち点57で5位浮上。ACL出場権も見えてきたか?決勝点を挙げた大久保選手は今季25得点目で、自身初の得点王に王手をかけました。一方、大分は今季ホームで未勝利…。全ての大分県民およびトリニータサポーターは怒りを通り越して失望しています。


柏レイソル4-1FC東京@日立柏サッカー場。
ナビスコカップ覇者・柏レイソルは、日本人FWが大活躍。前半38分に田中順也が先制点を奪うと、前半48分に田中が2点目をゲット。後半開始早々には工藤壮人が3点目を挙げると、後半42分に田中順也がハットトリックを決めました。試合も4-1でFC東京に快勝です。

大宮アルディージャ3-0ジュビロ磐田@NACK5スタジアム大宮
リーグ序盤は首位に立っていた大宮でしたが、泥沼の連敗続きで14位まで転落。対するジュビロ磐田は、既に初のJ2降格決定。どちらも連敗を脱出したい一戦は、前半36分に長谷川悠のボレーシュートで大宮が1点をリードすると、後半22分に青木拓矢が2点目を奪い、後半37分にも長谷川のヘッドで3点目。長谷川の2ゴール1アシストの活躍で、大宮が3-0で磐田を下し、連敗を8で止めました。一方の磐田は5連敗、リーグ戦8試合未勝利です。

名古屋グランパス0-0ヴァンフォーレ甲府@豊田スタジアム
2008年から指揮を執っていた名古屋・ストイコビッチ監督のホームでのラストゲームでしたが、両チームとも決め手を欠きスコアレスドロー。試合後のセレモニーでのスピーチでは「最後のまた会いましょう。さようなら」と日本語で挨拶し、名古屋サポーターに別れを告げました。

ベガルタ仙台1-2清水エスパルス@ユアテックスタジアム仙台
清水が前半に伊藤翔とラドンチッチのゴールで2点を奪い、後半にウィルソンの反撃ゴールで仙台が1点を返したが、清水が1点差を守り切りました。



第33節が終了し、首位の横浜Fマリノスは3位以内が確定し、来年度のACL出場権を獲得。2位の広島~6位のセレッソ大阪までの5チームが残り2枠を争うことになります。最終節では、横浜Fマリノスはアウェーで川崎フロンターレとの「神奈川ダービー」、埼玉スタジアム2002では浦和レッズVSセレッソ大阪、カシマスタジアムで鹿島アントラーズVSサンフレッチェ広島が行われます。年間王者とACL出場権の行方は最後までわかりません!






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