福岡ソフトバンクホークスは、この週末は西武プリンスドームに乗り込んで、埼玉西武ライオンズとの2連戦ですが、土曜日はサヨナラ負けを喫し、2連敗となりました。ここ最近のホークスは負けが込んでいるような印象があり、今はパリーグ首位だけど、そのうち首位転落するんじゃないかと思っています。22日の試合は、ソフトバンク・武田翔太VS西武・野上亮磨の先発でスタート。武田投手の好投で連敗脱出となるか?
両チームのスタメン
埼玉西武 ソフトバンク
1(中)秋山翔吾 (左)中村晃
2(左)栗山巧 (遊)今宮健太
3(一)メヒア (中)柳田悠岐
4(指)中村剛也 (一)内川聖一
5(二)浅村栄斗 (指)長谷川勇也
6(三)木村昇吾 (三)松田宣浩
7(捕)岡田雅利 (右)城所龍磨
8(遊)鬼裕司 (捕)鶴岡慎也
9(右)金子侑司 (二)本多雄一
(投)野上亮磨 (投)武田翔太
西武戦では負け無しのホークス先発・武田。初回は無失点に抑えますが、2回に先頭の浅村にストレートを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて先制点を許します。2死を取った後、連打と四球で満塁のランナーを背負い、追加点のピンチを迎えましたが、栗山を遊撃ゴロに打ち取り、最小失点に抑えました。
1点を追うホークスは3回、先頭の城所がライトへの2塁打を放つと、1死3塁で本多が2球目を打ち上げてレフトフライ。3塁走者・城所がタッチアップすると、西武左翼手・栗山が好返球。城所がヘッドスライディングで本塁へ飛び込んだが、クロスプレーの判定はアウト。しかし、ビデオ判定でセーフと変更。ダブルプレーで無得点が一転して、本多の犠牲フライで同点となりました。
しかし5回、武田が1死走者無しでメヒアに初球のカーブを打ち返され、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びてしまう。この日2本目の被弾で1-2と勝ち越されます。
再び1点を追う立場となったホークスでしたが、6回に先頭の本多が3塁打を放ち、一打同点のチャンスを作ると、1死3塁で今宮が西武先発・野上の3球目を弾き返し、左中間へのタイムリー2塁打。これで2-2と試合を振り出しに戻す。なおも2死3塁で、内川が野上のストレートを流し打ち、ライト前に運ぶタイムリーヒット。ホークスが3-2と試合をひっくり返します。
援護を貰った武田は、6回と7回を西武打線を無失点に抑え、7回を投げきったところで降板しました。
9回、ホークスは先頭の柳田が西武3番手・バスケスの3球目のフォークを捉え、ライトスタンドへのソロ本塁打!ホークスに大きな追加点が入り、4-2とリードを拡げます。そして9回裏は、サファテが3者凡退に抑えてゲームセット。ホークスが4-2で西武を下しました。
2016年5月22日 パリーグ 西武プリンス
西武VSソフトバンク 9回戦
(ソフトバンク5勝3敗1分け 観衆:29,241人)
H|001 002 001|4
L|010 010 000|2
[勝] 武田(6勝1敗)
[負] 野上(2勝5敗)
[S] サファテ(0勝2敗13セーブ)
[本] 浅村(西武/7号)、メヒア(西武/16号)、柳田(ソフトバンク/5号)
この日の試合は6回まで取られたら取り返すという展開。2度もリードされながらも、6回に2本のタイムリーヒットでホークスが逆転しました。先発の武田投手はソロ本塁打を2本も浴びながらも、7回まで2失点の粘りのピッチング。打っては内川選手の逆転タイムリー、柳田選手のダメ押しのホームランが生まれました。西武に競り勝ったホークスは、連敗を2でストップしました。3試合ぶりの白星を挙げたんで、もう一度連勝街道といきたいですね~。
先発の武田投手は、7回まで被安打6・5奪三振・4四球・2失点の内容。初回からランナーを背負い続け、3者凡退に抑えたのは6回のみ。2回には先制アーチを浴びた後、満塁のピンチも作りながらも追加点を与えませんでした。これで武田投手はリーグ単独トップとなる今季6勝目。VS西武戦は負け無しの10連勝達成です。
打線の方はチーム全体で6安打。7番で先発出場の城所選手は、3回にチーム初安打となる2塁打を放つと、本多選手の犠牲フライで本塁に突入。自身の俊足と気迫のヘッドスライディングでアウトをセーフに覆しました。打撃で存在感を示している城所選手、プロ13年目の苦労人がブレイクの兆しを見せています。
この日の「打のヒーロー」の内川選手は、ここ3試合ノーヒットと調子を落とし、この日も2打席ともに凡退していましたが、6回の第3打席で逆転タイムリーヒットを放ちました。高めの直球を見逃さず、しぶとくライト前に運びました。このヒットをきっかけに復調するといいですね~。
ホークスの今後の日程は、24~26日まで福岡ヤフオクドームでオリックス戦、27~29日はQVCマリンフィールドで千葉ロッテマリーンズとの首位攻防戦です。3カード連続で勝ち越しが無く、いまいち波に乗れていないホークス。交流戦前最後の6連戦を首位で乗り切って、得意の「セパ交流戦」を迎えたい。