康華飯店@激辛に挑戦
辛いものが食べたい。
2,30年ほど昔に「激辛ラーメン」が大ブームになった時がありました。
その時にはどこのラーメン屋さんでもこの激辛ラーメンを出していました。
しかしとっくにそのブームは去ってしまい、辛いラーメンを出すお店も少なくなりました。
かくいう私も最近はほとんど激辛ラーメンを食べたことがありません。
お店によっては辛口のラーメンというジャンルでメニューにあることもありますが、「激辛」はまずないです。
梅雨入り間近のどんよりした金曜日、ふとこの辛いラーメンが食べたくなりました。
そこで記憶をたどりますが、どうもこれというラーメンが思い浮かびません。
ネットでも検索してみましたが、辛口という麺はありますが、どれもいまいち私の琴線に響きません。
何かいいお店はないかな。
そこで過去のブログをあれこれとひも解いてみました。
そして見つけたのが、この「康華飯店」さんです。
それでは美味しいラーメンを食べに行こうと、開店すぐを目指してやってきました。
こちらのお店は分かりやすい場所にあるんですが、いつも近回りをしようとして迷います。
今回はしっかりと予習をしておいたので、最短経路を通ってお店に着きました。
そして今日のお目当てがこのメニューです。
サンプルが下段にある、「四川風みそラーメン」です。
もともとが辛いラーメンなんですが、オプションで「特辛」が注文できることを思い出しました。
自転車を前に止めてお店に入ると、今日は一番乗りでした。
まずはカウンターの右側に座ります。
メニューを見て確認しますが、このご時世でもお値段は以前と変わっていません。
あいかわらず500円のラーメンは安いものですね。
そしてもう一つの本体メニューを見ます。
そこに書いてある「特辛、中辛もできます」が私の記憶にあったわけです。
すぐにお冷やとおしぼりが出て注文を告げます。
「四川風みそラーメンを特辛でお願いします」
「麺の大盛りがサービスですが」
「普通でお願いします」
辛さをアップしたんで、麺の増量は辞退しました。
今日はご主人のお姿も見えますからフルメンバーですね。
いつもは早い時間から混み合うお店ですが、今日は珍しく空いています。
それでも常連のお客さんがちらほらと入ってきました。
そして待つこと数分でラーメンが出てきました。
「おまちどうさまです」
大きめの丼に真っ赤なスープが佇んでいます。
この四川風みそラーメンはたぶん二回目の注文です。
具にはシイタケ、もやし玉ねぎ豚肉などで、それを豆板醤で辛味に味付けしたスープです。
上にはカイワレがあしらわれていますが、スープにとろみは付いていません。
では麺をいただきましょう。
ラーメンの麺は程よい腰のある細麺の縮れです。
最初の一口ではそれほど辛さを感じません。
しかしスープを飲むとその辛さがガツンときました。
これはさすがに「特辛」でした。
とはいえむせるほどではないので、普通に食べる分にはまったく問題ありません。
やっぱり激辛ラーメンは美味いなあ。
最近この手のラーメンを食べていなかったので余計に辛さが美味しく感じられました。
私は辛さには強いんですが、「麻」には弱いんです。
今まで幾多の激辛麺を食べてきましたが、唯一ギブアップしたのが池袋の某店の「汁なし担々麺」でした。
あの痺れにはギブアップでしたが、これならまあ大丈夫でしょう。
とはいえ用心してスープを飲むときはゆっくりといただきます。
量もしっかりあるのでこれは普通盛りでちょうどいい分量でした。
10分ほどで完食して一息つきます。
お冷やを飲み干してこれで無事終了しました。
この美味しいラーメンが770円ですから、今時貴重なお店です。
ここは定期的に食べたくなるお店ですね。
では、ごちそうさまでした。