ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

熊本市の新市街から上通商店街を歩く

2013年10月13日 17時59分55秒 | 旅行記

 (以下は「待合室」の第541回「新市街→上通商店街」として、2013年9月21日から29日まで掲載した記事の再録です。但し、一部の内容を変更しています。)

 花畑町電停から辛島町電停まで歩き、新市街に出てみました。熊本交通センターに最も近いのがここです。また、交通センターの南側に県民百貨店があります。かつて岩田屋熊本店でしたが、巨額の赤字を抱えていたために岩田屋が撤退し、一時期、くまもと阪神として営業していました。私も、一度だけですがくまもと阪神に入ったことがあります。

 辛島町電停のそばの交差点から新市街に入ります。ここもアーケード商店街ですが、下通と比べると人通りが少ない所です。また、パチンコ屋やカラオケ店などが多いのが気にかかりました。下通商店街と同じように道幅が広いだけに、少なさが目立ちます。

 それでも、西側は店舗などが多いのですが、東側へ歩くと、やはり熊本市でも中心街の空洞化が進行しているという兆候が見られるようになります。

 アーケード街の途中に、御覧のような場所がありました。お断りをしておくと2011(平成23)年8月8日の時点での話ですので、現在はどのようになっているかはわかりません。最初からこのようになっていたとは思えないので、ここには何らかの建物があり、店舗があり、営業をしていたはずです。

 1997(平成9)年から2012(平成24)年までの間に、私は、時間と金銭の余裕がある限り、九州島内の商店街を少なからず周りました。勿論、全ての市を周った訳でもありませんし、回数にも頻閑の差があります。それを承知で記しますが、上の写真のように、アーケードの意味をなさないような部分が多くの商店街で見受けられます。このコーナーで取り上げたところでは、直方市、大牟田市、佐賀市、そして北九州市八幡西区の黒崎です。熊本では、私が見た限りではここだけですが、市の随所を歩いた訳ではないのでよくわかりません。

再び下通商店街を歩きます。人通りが少しばかり多くなってきました。アーケード街を車で抜けることはできませんので、自動車は他の道路を走ることとなります。

 先ほどの交差点から東側を撮影してみました。奥のほうへ歩くと熊本ワシントンホテルプラザがあり、そのそばの交差点を右折すれば国道3号線に、左折すれば銀座通りとの交差点である下通1丁目、さらに、鶴屋百貨店のそばの通町交差点に出ます。

 通町筋電停に戻り、今度は上通の商店街を歩きます。商店街の入口東側に熊本市現代美術館があります。元々は熊本日日新聞の本社があった場所で、上通A地区市街地再開発ビル建築工事が行われる際に、市営の美術館が入居するということになっていました。このビルがびぷれす熊日会館です。「びぷれす」とは意味不明の言葉ですが、ぴぷれす熊日会館のサイト(http://www.bipuresu.jp/akusesu.htm#yurai)によると"The Birth Place of the Press"を日本語流に縮めたのだそうです。それでもよくわからないのですが。

 なお、現在、熊本日日新聞の本社は熊本市中央区世安町にあります。豊肥本線の平成駅の近くと記せばよいでしょうか。

 これまで何度か熊本市を訪れていますが、上通のほうを歩いたことがあまりありません。そのため、どのような店があるか、ということもよくわかりません。商店街の状況も知りません。ただ、下通と比べると道幅が狭いことは知っていました。通町筋からの入口のほうは広いのですが、すぐに狭くなります。

 通町筋から上通に入り、しばらくは人通りが多いのですが、だんだん少なくなってきて、いつの間にかアーケードもなくなりました。空き店舗なども見受けられ、空洞化が進んでいるようにも見えます。この辺りは上通並木坂というだけあって、なだらかな登り坂で、たしかに並木となっています。

 途中に古書店がありました。店の名前を覚えていなかったのですが、舒文堂河島書店だったようです。通町筋側から歩くと右側にありました。だいたい、古本屋の入口の前には安価な古本が置かれているもので、私はしばらく棚などを眺めていました。日記にも書いていないのですが、その店で1冊か2冊を買ったはずです。

 並木の向こうのアーケード街を撮影してみました。繁華街から外れて、この辺りになると自動車もよく通ります。駐車中の車が多いのですが、車道は広くありません。もっとも、歩道は広いので歩きやすいのがありがたいのです。

 距離としてはたいしたことがないのですが、よく歩いたような気もします(この日は熊本駅前や三角駅前も歩いています)。しかし、目的地は藤崎宮前駅ですから、もう少し歩かなければなりません。

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