ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

京王7000系7805F(+7705F)

2022年04月29日 08時00分00秒 | 写真

 仕事の関係で、京王線および京王相模原線を使います。学部生時代にも京王線を利用していましたので、京王初の20メートル車にして都営新宿線にも乗り入れていた6000系、当時はまだ新しかった7000系に乗りました。

 それから30年以上が経過しました。初代5000系は引退し、8000系、9000系、二代目5000系が登場しています。私は、2017年度から中央大学経済学部の行政法の講義を担当しているので、オンライン講義となった2020年度および2021年度を除いて京王相模原線を利用しています(時々、自家用車で向かうこともありましたが)。今では京王で古参となった7000系を撮影してみました。

 4両編成の7805Fと6両編成の7705Fが連結されて10両編成となっています。特急新宿行きとして京王多摩センター駅3番線に入ってきました。少し気になるのは、7805Fの7855と7705Fの7705とで行き来ができないことです。京王線に乗ればすぐにわかりますが、新宿駅から笹塚駅までは地下区間です。編成中で行き来ができない部分があるのでは、地下区間で事故があったときに乗客の避難ができるのかと思いました。あるいは、京王線のトンネルは十分な幅があるので、貫通できなくても大丈夫なのでしょうか。

 地下線に直通する場合には、編成中で貫通できないと火災などがあった場合に逃げ場がなくなる可能性があるのです。トンネルの幅などによっては側面から逃げることができないために正面から避難するしかありません。日本で、地下鉄の車両の正面に貫通扉があるのは乗客の避難経路を確保するためです。もっとも、これは日本だけのことのようです。しかし、大邱の地下鉄火災などを見ていると、日本の地下鉄車両の正面に貫通扉があるのは実に理に適っていることで、これが世界標準になっていないとすれば不思議でたまりません。

 ともあれ、登場から38年が経過している7000系は、現在も特急から各駅停車まで万能に活躍しています。しかし、二代目5000系の登場によって廃車になった編成もあり、今後が気になるところではあります。なお、この7000系は都営新宿線に乗り入れません。


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