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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

シャーロック ピンク色の研究 Part6

2013-06-22 12:08:26 | Sherlock
原題:「Study in Pink」Part6


外資に勤める友人と英語について話したとき、
「イギリス英語はカタカナ英語と紙一重なの。下手な人がイギリス英語を話すとほんとに下手に聞こえるから、
ちょっと巻けばカッコがつくアメリカ英語の方が好きなの」と友人が言っていて何か納得。
「Shut Up」はアメリカは「シャラップ」だけどイギリスは「シャットアップ」
「I Can」はアメリカは「アイ キャン」でイギリスは「アイ カン」なんですよね。
私は巻けないからイギリス英語を覚えるかな(笑)

以下、結末とネタバレを含みますのでご注意ください。


タクシーの運転手はそっとシャーロックの携帯に「ついてこい」とメールを打ちます。
シャーロックは「ちょっと外に出てくる」とだけ言い、運転手の後を追います。

「警察を呼ぶぞ」というシャーロックですが、
「俺がちょっと話しただけで彼らは自ら毒を飲んだ。今俺が警察に捕まれば方法は永遠に謎だよ。あんたは知りたいはずだ」
巧みにシャーロックの好奇心を突いてきます。そして好奇心が勝っちゃったシャーロックはタクシーに乗り込みます。
走るタクシーの中でシャーロックは探りを入れつつ話しながらもちゃんと運ちゃんの分析をこっそりしたりしています。

着いたのは、とある専門学校の寄宿舎。左右対称の建物。

同じころ、タクシーに乗り込むシャーロックを観ていたジョンは携帯のGPSが場所を示すのを観て後を追います。

そして、いよいよ対決です。


カプセルが入った小瓶をふたつ出し、
「どちらかひとつに毒が入っている。それを相手に選ばせ飲ませる。もちろん俺も残った方を飲むんだ」
この対決する場面。もちろんシャーロックと犯人の対決ですが、同時にベネディクトと犯人役のフィル・ディビスさんとの
演技対決な感じで、観てる方を固唾をのんで見守りたくなります。それくらい熱いです。



犯人の動機は動脈瘤のため余命わずかな事、子供たちにお金を残したいこと、そして犯行を行えば報酬を出すと言われたこと。
そして、その申し出はシャーロックのファンを自称していたこと。
「ファンとは誰だ?」シャーロックの問いかけに答えはありませんでした。
その頃、追いついたジョンですが、隣の建物に入ってしまい窓越しに状況を把握します。


犯人の巧みな誘いに、とうとうシャーロックはひとつの瓶を選択し、カプセルを手に取ります。
飲もうとしたその瞬間、銃声とともに犯人が倒れます。

シャーロックはすぐに窓の向こうの建物を見ますが、すでに誰もいませんでした。


瀕死の犯人にシャーロックは、「僕のカプセルは正解だったか?」と問いただします。気になるんですね。
もちろんそれも答えは返ってこなかったので「スポンサーは?僕のファンだというのは誰だ?」と今度はちょっと力づくで問いただすと
「モリアーティ」という名前が返ってきました。ここでモリアーティですよ。

警察が到着しレストレードとシャーロックが犯人を撃った人物が誰なのかを探ります。
「ピストルであの距離で命中させるのはかなり射撃の名手」
「手が震えたりしない戦いに慣れた人」
「軍歴のある人、豪胆で・・・・・・・」


そう言いかけてあることに気づいたシャーロックは「何でもない、今のは忘れて」とすぐにその場を立ち去りジョンのもとへ。
「Good Shot!」

「中華食べに行こう」と話しながら現場を後にしようとしたときジョンが「あの男、今日会った男だよ」
「知ってるよ」そう言ってシャーロックと謎の男が話し始めます。
二人で殺伐とした会話をしながら「彼はマイクロフト。僕の兄だよ」とジョンに紹介(?)します。
「政府の仕事をちょっとしている」というマイクロフトですが、「政府そのもの」とシャーロックが表現するとおり
かなりの権力を持っていそうです。現時点ではあまり明らかにされていませんが、イギリスの重要人物かもしれません。


最後にジョンのブログにはモリアーティの事が記載されています。
Moriarty. I've never heard of it and neither has Sherlock. Of course, he loves it.
He thinks he's found himself an arch-enemy. He's a strange child.
宿敵に対してわくわくしているシャーロックに「変な奴」と言ってる感じですか?かなり意訳です。。。すみません。

全部で90分のテレビドラマですが本当に内容が濃いですね。無駄なシーンがほとんど無いんです。
私は聖典を読んだことがないのですが、マニアに嬉しい細部にたくさんのこだわりがあるそうです。
うーん、読んだ方がいいんでしょうか(笑)

EP2「死を呼ぶ暗号」原題:The Blind Banker に続きます。