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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 2-3 The Reichenbach Fall その2

2014-08-25 08:20:22 | Sherlock S2E3
「ライヘンバッハ・ヒーロー」

Directed:Toby Haynes
Written:Stephen Thompson

このエピソードの見どころのひとつはモリアーティとシャーロックだと思うんです。
このふたりの対峙イコール、ベネディクトとアンドリューさんの演技対決ですよね。
アンドリューさんの演技は表情は豊かなのに実は何の感情も見えてこないし、
逆にベネディクトは無表情に見えるけど目だけで複雑な感情を表しているし。
見応えのある対決です。

続きです。


221B
テーブルの上の携帯にテキストの着信音がなります。
キッチンで顕微鏡を覗いているシャーロックにバスルームから出てきたジョンが声をかけます。
「君の携帯だよ。」
「ずっと鳴ってる」とシャーロック。
ジョンは自分の椅子に座ると新聞を取ります。
その後ろにはスーツを着た男性のマネキンが首を吊られていました。
「で、君は彼とかなり長い時間話していたのか?」
ジョンが話しかけるとシャーロックは顕微鏡から顔を上げて応えます。
「ああ、ヘンリー・フィッシュガードは自殺じゃない。ロンドン警察の警官がすべて見過ごしたんだ。」
「急を要する事件なのか?」とジョンに、
「解決するまではすべて急を要する。」とシャーロック。


Crown Jewelsの入口でセキュリティチェックを受けるモリアーティ。
そしてガラスケースに展示されている玉座と宝冠の前に立つとイヤホンを装着し音楽を聴き始めます。
某動画のせいでこの場面、いつも私の頭の中でジャスティンビーバーが再生されます。助けて。
うっとりと音楽を聴くモリアーティですがこの曲はロッシーニの「Thieving Magpie」という曲で、
邦訳は「泥棒かささぎ」、言葉としては「こそ泥」という意味です。
その様子を警備員がモニター越しに見ています。
「お茶にしよう」と平和に過ごす警備員です。

イングランド銀行 同じく11:00
「ギルト債が7.オランダテレコムは大暴落。」と頭取がお仕事中。
この頭取があのダンロップのウィンキンズさんですよね~。
ペンタルヴィル刑務所 同じく11:00
「仮釈放をすべて拒否して死刑制度を復活させるか。」と刑務所長が話しています。

そしてモリアーティがモバイルを操作すると突然展示室にアラームが鳴り響きみんな避難を始めます。
ひとり残ったモリアーティに警備員が退室を促した瞬間、
モリアーティがスプレーを噴射すると警備員はその場に倒れます。

モニタールームにいた警備員がヤードに連絡し、レストレードとサリーが出動します。
モリアーティは続いて銀行の金庫室のドアを開け、刑務所のシステムも停止させます。
そして、モリアーティはガラスケースに文字を書き、ガムでダイヤを付着させると、
消火器を手に取りガラスを破壊します。
ヤードが駆けつけ展示室に入ると宝冠をかぶったモリアーティが玉座に座っていました。
「焦るな」


221B
再びシャーロックの携帯に着信音が鳴り「僕が見ようか?」とジョンがテキストを確認しますが
メッセージを見た瞬間、ジョンは表情を変えシャーロックに携帯を渡します。
「今はダメだ。忙しい。」顕微鏡を覗いたままのシャーロックに、
「奴が戻ってきた。」とジョンが言うとシャーロックは顔を上げメッセージを見ます。

遊びにおいでよ。
タワーヒルだ。(ロンドン塔)
ジム・モリアーティ X.

モリアーティがパトカーで連行され、後ろにはレストレードがいます。

シャーロックとジョンはロンドン塔でレストレードと監視カメラの映像を見ています。
「そのガラスはどんなものよりも強靭なんだ。」とレストレードに
「結晶化した炭素よりは強くない。奴はダイヤモンドを使ったんだ。」とシャーロック。
レストレードがガラスが割れたところから巻き戻すとモリアーティがガラスに書いた文字が出てきます。


GET
SHERLOCK


このシャーロック、仄暗く青みがかった照明の効果もあってキレイですよね。

各新聞が報道しています。
Daily Express
「Crime of the Century?(世紀の犯罪)」
「ロンドン塔、刑務所、銀行を同じ男、ジェームズ・モリアーティが、
どうやって同時に押し入ったかについての質問が議会でされる。
この最も大胆な犯罪の全貌を知るためにチームはスコットランドお気に入りの探偵、
シャーロック・ホームズを呼んだという未確認の報告がある。」

Daily Mail
「Jewel Thief on trial at Bailey(宝石泥棒ベイリーで公判中)」
「宝冠泥棒はロンドンの中央刑事裁判所で裁判にかけられることになっており、
シャーロック・ホームズは検察側の証人として指名された。
主犯のモリアーティは犯罪現場に「GET SHERLOCK」と落書きし、ホームズ氏を愚弄した。
犯罪は国際的にも大きな注目を浴びている。
モリアーティはアイルランド生まれ、住所不定‐は名探偵を愚弄した模様。
独身主義者ジョン・ワトソンに付き添われたオタクのホームズはコメントを拒否した。」

The Guardian
「Amateur detective to be called as expert witness(アマチュアの探偵を鑑定人として召喚)」
「スコットランドヤードは”国のお気に入りである探偵”を要求。」


221B。
ジョンが身支度をしている様子を鏡越しに見ているシャーロック。
S3を観てからこれを観ると何だか意味深だなーと思ったりもするのですが・・・。

階段を降りドアの前で一旦止まり、「準備は?」とジョンに「Yes」とシャーロック。
ドアを開けると待ち構えていた報道陣が一斉に群がります。
パトカーに乗り込み裁判所に向かいシャーロックとジョン。

モリアーティも看守に付き添われ法廷に入ってきます。

車の中。
ジョンが「覚えてるか・・」の言葉を遮り「Yes」とシャーロック。
もう一度「覚えてるか・・・」と言いかけますがすぐにシャーロックは「Yes」。
ジョン、一息おいてから
「言ったことをちゃんと覚えてろよ、賢くしようとするな・・・」と言いますが、
ジョンの言葉にかぶせるように今度は「No」
「・・・頼むよ、簡潔に短くだぞ。」
「重要な証人が公判で知的であるような印象を与えるのはダメなのか。」
「”知的な”は構わない。”知識をひけらかす”ような印象を与えるな。」
ジョンにそう言われシャーロックは少し間をおいてから「僕らしくする」と言うので、
「話を聞いてるのか?」と怒られます。

裁判所の前では各報道のレポーターが中継をしています。
このBBCのレポーターはS3でも出てきましたよね。

法廷でモリアーティはガムを口に入れてもらうなどかなり余裕な印象です。
目つきが蛇のような印象です。

モリアーティの裁判のアナウンスが流れている中シャーロックはトイレで手を洗っています。
そして後ろにキティ・ライリーがいます。
「あなたは。」
後ろを振り向いたシャーロックは「I(ハート)SHERLOCK」のバッジを見てから、
「トイレ間違えてるぞ。」と言いますが、「あなたの大ファンなの。」とキティに
「見たところではそのようだ。」と呟きます。

「あなたの事件は全て読んだわ。」そして一歩近寄ると「シャツにサインして。」と色仕掛け。
ペンを目の前に出されシャーロックはちょっと嫌な顔をしながら、言います。
ファンには2通りある。
「Catch me before I kill again(また殺しをしてしまう前に私を捕まえて)」タイプA
このセリフをちょっと調べたらリップスティックキラーと呼ばれたウィリアムハイレンズが、
壁に残したメッセージが出てきたのですが、ここから引用?
「Your bedroom's just a taxi ride away(あなたのベッドルームはタクシーに乗ってすぐよ)」タイプB
それを聞いたキティは「私がどっちなのか推測して。」と言い、
シャーロックはキティをざっと検分し「どちらでもない」と答えます。
「本当?」
「君はファンなんかじゃない。」シャーロックはそう言うと推理を始めます。
「君の前腕の痕。デスクの端だ。おそらく君は急いでタイプをしていた。締切間近で。」
「それだけ?」
「そして君の手首にはインクの汚れ。ジャケットの左のポケットに膨らみ。」
「取るに足らない証拠ね。」
「汚れは意図的。君は僕を試したんだ。」
シャーロックはインクの臭いを嗅ぎ「オイルベース。新聞印刷に使われるが君が人差し指に塗ったんだ。」
「ジャーナリスト。印刷の機械で君の手が汚れることはない。僕を試すために汚したんだ。」
推理を聞いたキティは「気に入ったわ。」と言います。

「つまり君は僕でスゴイ特集記事を作りたいんだ。”帽子の下の男、シャーロック・ホームズ”」
「キティ。・・・ライリー。会えて嬉しいわ。」
そう言いながらキティはシャーロックに握手を求めます。
「いや、僕は君からの質問の手間を省いているだけだ。僕はインタビューには答えないし金も欲しくない。」
シャーロックは拒絶し立ち去ろうとしますがあきらめないキティ。
「あなたとジョン・ワトソン。ただの友達?私は「違う」と書くこともできるのよ?」
そしてシャーロックと向かい合います。
「あなたに関するゴシップがいろいろ書かれているわ。遅かれ早かれあなたには味方が必要になる。」
そうして自分の名刺をシャーロックの胸ポケットに入れながら
「事実を明確に伝える誰かが。」
「そして君はその仕事ができる女性だと思ってる?」
「私は頭が切れるし、信用もできるわ。」
「頭が切れる、そうか、調査ジャーナリストか。いいね。では僕を見て何がわかるか教えてくれ。」
「君の腕がいいのであればインタビューなど必要としない。君の必要とするものを読み取ることができる。」
そしてキティが何も言わないので「ダメ?では僕の番だ。」と更に推理をします。
「君を見ると、編集者の関心を引くような初めての大きなスクープを待っているのがわかる。
君は高級なスカートをはいている。しかし2回繕われている。君が持っている唯一の高価なスカートだ。
そして君の爪。ネイルケアをする余裕もない。ハングリーだ。頭が切れるようには見えないし信頼もできない。
だが、もしよければ君にちょっとした3つの言葉を引用しよう。」
そしてシャーロックはキティのポケットに入っていた速記用の録音再生装置を取り出します。
「You」「repel」「 me」(君には吐き気がする)
そう言うとシャーロックは立ち去ります。

キティを見ると未だに殺意がわく心の狭い私ですがこの場面は大好きなんです。
逆光が効果的でふたりともとても美しいし、シャーロックの背の高さも良い感じでかっこいいんですもの。

続きます。