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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 2-3 The Reichenbach Fall その8

2014-09-28 10:01:04 | Sherlock S2E3
「ライヘンバッハ・ヒーロー」

Directed:Toby Haynes
Written:Stephen Thompson

先日、仕事でデンマークのビルン空港を調べていたのですが、
ビルンという町はあの「LEGO」本社とLEGO LandがあるLEGOの町なんですね。
「ビルン」なんて私は聞いた事もなかったので、調べてびっくり。
LEGOでできた家や動物や兵隊たちがあちこちにあって、かわいい町なんですよ。

そういえばマグヌッセンを演じたラース・ミケルセンはデンマーク出身でしたよね。
「マグヌッセン」という名前自体デンマークだと思いますが・・・だってF1ドライバーのマグヌッセンもデンマークだし。(根拠それだけ)
何だか無性にデンマークに行きたくなってます。ロイヤルコペンハーゲンもあるし~
仕事ではこんな感じで世界を駆け巡っております。デスクの上の仮想空間ですけど・・・くすん(涙)

ところで、先日HuluにSherlockのS3が配信されたましたが、
Twitter上でなぜか「空から霊柩車がー!」とか「霊柩車が飛んでる!」とか騒いでいたので不思議だったんです。
で、先ほど何気にHuluでS3を観てみたら・・・
何とタイトルが「空からの霊柩車」ってなってました。腹筋崩壊です。

Hulu様、ごめんなさい。


続きです。


ジョンはモリーとシャーロックの会話を知らずにヤードが撮影した現場の写真を見ています。

JW「シャーロック」
SH「うん?」
JW「彼女のトランクにあったこの封筒と同じものがあった。」
SH「え?」
ジョンは自分のジャケットのところにいきます。
JW「フラットのドアステップに置いてあったのを見つけたんだ。」
そう言いながらジョンはシャーロックの近くにいき、写真と封筒を見せます。

JW「これを見てくれ。同じシールだ。」
シャーロックは封筒から茶色のくずをひとつまみ掴みます。
SH「パンくず。」
JW「そう。僕が戻ったとき、そこにあったんだ。」
SH「ふたりの子供が少しずつ落としたパンくずのあとをたどって父親が魔女の住む森の中までたどりつく。」
JW「ヘンゼルとグレーテル?どんな誘拐犯が手がかりを残すんだよ。」
SH「自慢したがるタイプ、全てがゲームだと考えるタイプだよ。
奴は僕たちのフラットに座り、こんな言葉を言ったんだ・・・」

『あらゆるおとぎ話は古き良き悪役を必要としている。』
SH「第5の物質。物語の一部。魔女の家。」
JW「え?」
暗い場所で一心に何かを食べる子供たちが映ります。
SH「グリセロール分子。」

5. PGPR

SH「PGPR!」
JW「何それ。」
SH「チョコレートを作る時に使われるんだ。」
シャーロックはすぐに研究室をあとにします。


スコットランドヤード

グレッグがシャーロックとジョンを連れながらシャーロックに一枚の紙を渡します。
GL「1時間前に届いたFAXだ。」
HURRY UP
THEY’RE
DYING!
そこには「急がないと彼らが死ぬぞ!」と書かれていました。
シャーロックはその紙をジョンにも見せます。

このFAXはモリアーティ、もしくは誘拐犯から、という事でいいんですよね。
子どもたちに死なれたら困りますもんね。

GL「何を持ってきたんだ?」
SH「これらの5種類の物質が交わる地点を探す必要がある。」
シャーロックは紙をグレッグに手渡します。
GL「チョーク、アスファルト、レンガの粉、植物、何だこれは。チョコレート?」
SH「閉鎖されたチョコレート工場を探すんだ。」
GL「絞る必要があるな。お菓子工場にアスファルト?」
SH「ダメだ、大まかすぎる。さらに詳細が必要だ。チョーク、チョークの土、痩せた地質帯。」
シャーロックはマインドパレスにあるロンドンの地図を呼び出し様々な地域をズームアップしていきます。
GL「レンガの粉?」
SH「建築現場のものだ。1950年代のレンガ。」
GL「ロンドンには建築現場が何千とあるんだぞ。」
SH「僕には探してくれる人間がいる。」
GL「俺にもいる。」
SH「ホームレスネットワークは警察より早い。賄賂を受け取るから楽だ。」
シャーロックの言葉にアンダーソンがムッとしています。

シャーロックの電話にテキストの着信音が何度も鳴ります。
シャーロックは電話を取り出すとグレッグに向かってドヤ顔です。
送られた画像が次々と映し出され、花の画像で止まります。
「ジョン」
シャーロックはジョンに画像を見せます。
SH「ツツジ属のシャクナゲだ。マッチする。」
シャーロックの言葉にジョンが頷くとロンドンの地図で更に絞り込んでいきます。
そしてすぐにひとつの名前が浮かび上がります。
「Addlestone」
SH「アドルストン。」
その言葉に部下のPCを覗いていたグレッグが「え?」と顔を上げます。
SH「川と公園の間にある1マイル圏内の廃工場。全てがマッチする。」
シャーロックは早口で説明すると足早に出ていくのでグレッグも「行くぞ」とすぐに後を追います。


アドルストン

数台のパトカーが廃工場の前で止まります。
シャーロックとジョンは警官とともに工場の中に入っていき、サリーが指示を出します。
SD「あなたたちは向こうに。あらゆる場所を調べて。散らばって、散らばるのよ。」
捜索が始まりました。グレッグが遠くで「そこを調べろ。静かにだぞ」と言っています。
シャーロックはキャンドルを見つけ走り寄ります。
「これは少し前まで燃えていた」
キャンドルの芯を手で触るとまわりに呼びかけます。
「彼らはまだここにいるぞ!」
そしてキャンドルのまわりに散らばった包み紙を見つけます。
「お菓子の包み紙。何を与えられていた?」
シャーロックは包み紙を一枚取り上げると呟きます。
「ヘンゼルとグレーテル。」

そして包み紙を観察し、においを嗅ぎ、舐めます。
「水銀だ。」
シャーロックの言葉にグレッグが「何だと?」と驚きます。
SH「紙に水銀が塗られている。大量に食べれば死に至る。」
JW「殺そうとした。」
SH「だがこの量では死に至らない。大量に摂取すれば結果的には殺されるが。
処刑のためにこの場にいる必要は無い。遠隔操作の殺人。奴はもう100マイル圏内にはいないだろう。
空腹になればなるほど食べ続け、加速的に死に至る。巧妙だな。」
嬉しそうに口角を吊りあげるシャーロックにジョンが気づいたのか、
「シャーロック」とちょっと怒ったように名前を呼びます。

その頃、サリーが何かに気づき、懐中電灯を照らします。
そこには少女と彼女のひざでぐったりしている男の子がいました。
「こっちよ!」サリーの声が響きます。
シャーロックたちも声のする方に駆け寄ります。
「もう大丈夫よ。」子供たちにサリーが呼びかけます。

スコットランドヤード

ジョンが神妙な表情で座り、その近くでシャーロックがウロウロと歩き回ります。
そしてドアが開きサリーが出てきます。
「プロは終わったから、アマチュアの番ね。」
シャーロックとジョンがドアに近づくとグレッグが一旦止めます。
「いいか、忘れるなよ、彼女は7歳の少女でしかもショックを受けている。だから何かやるんなら・・・」
グレッグの言葉に被せるようにシャーロックが「自分を出さない。」言います。
ここのセリフは「Not be myself.」なのですが、
シャーロックとジョンがモリアーティの裁判に向か車の中で、
ジョンに「知識をひけらかすなよ。」と釘を刺されていた時に、
「I will just be myself.(僕らしくする)」と言っています。対照的なセリフですね。
ちなみに日本語字幕は「猫をかぶる」でした。うまいなー。

シャーロックは後ろにいるジョンを振り返り、立てている襟を元に戻すと部屋の中に入って行きます。

部屋の中に入るとクローデットちゃんが疲れたように目を伏せていました。
シャーロックは「クローデット」と名前を呼ぶと、彼女はシャーロックを見るなり叫び声を上げます。
「君が辛い思いをしたのは知っている・・・クローデット、聞いてくれ」
シャーロックは懸命に話しかけますが、彼女が叫び続けるのでグレッグが部屋の外に連れ出します。


さすがの私もこの場面は未だに直視できません(涙)
ホームズ兄弟の計画が進んでいるとはいえ、彼女の怯えたような叫びはシャーロックの想定外だと思うので、
この時のシャーロックの表情を見ると余計に・・・

泣きながら続きます・・・