普段は、「星空ゆうゆう散歩」しか利用しないのですが、今回はプラネタリウム一般投影に行ってきました。
というのも、1月のテーマが「絶景!国際宇宙ステーションからの眺め」で、おそらく、投影機メガスターフュージョンとともに、「かわさき宙と緑の科学館」の売りの1つである、デジタルスペースエンジン・Uniview(ユニビュー)を使った映像が見られるのではないかと思ったからです。
(「かわさき宙と緑の科学館」プラネタリウム 冬 パンフレットより)
最初にメガスターを使った1月の星空の解説があったあと、地球をはなれ、高度400キロ上空にある国際宇宙ステーション(ISS)から、地球を眺めた映像になります(このパンフレットの写真のとおりです)。
これが、単なる映画ではなく3Dシミュレーター画像で、ISSも360度どこからでも眺められるようになっています。ISSの軌道計算もされているようで、実際日本上空を通過するところを見せてくれました。
特に解説はなかったのですが、これがおそらくデジタルスペースエンジン・Univiewの映像なんだろうと思います。
デジタルスペースエンジンとは、地上から宇宙の果てまでをシームレスに描き出すリアルタイム3Dソフトウェア群をいうのだそうで、これも、時々お邪魔する、三鷹国立天文台の3Dスペースシミュレータ「Mitaka」もそのひとつだそうです。
Univiewは、アメリカ自然史博物館 (AMNH) / SCISS AB が開発した、地上から宇宙の果てまでを描き出すスペースエンジンで、高品質なスペースショウや映像作りのため設計されているため、洗練されたカメラワークを実現する操作性や高精細な惑星表面のレンダリング、NASA / Digital Universe データセットによる膨大な可視化リソースなどを特徴としていうそうです。
そういえば、昔、Microsoftで発売していた、Space Simulator も、デジタルスペースエンジンの先駆けということですね。
このソフト、1994年の発売なんですが、なんと既にISSが登場しています。
国際宇宙ステーションの開発は、1988年9月に締結された日米欧の政府間協定により着手されたそうですから、あたりまえといえばあたりまえですが、やっぱり、こういう計画はすごい準備期間が必要なのですね。
今回の投影は大変興味深く、面白かったので、また2月「本当にあった天体衝突」にも行ってみようと思いました。
ただ、残念だったのは、前回と同様に、女性(高校生か大学生ぐらい)の二人連れが、投影中ペチャクチャしゃべったり、奇声をあげたりしていたことです。小学生低学年の子どもでも、ちゃんと我慢して静かに見ているのに、なんて常識がないのか、知能がないのか。歩きスマホといい、電車内の化粧や飲食など、この頃、特に女性の社会性のなさが目立つような気がします。