PCモニターとして使っていた AQUOS LC-37BE1W が突然壊れました。
電源を切った時に、「なんか、画面にドット抜けがでているな」と、ちょっと違和感があった次の日、電源をいれると、なかなか画面が立ち上がらず、ファンが回る音がした途端、勝手に電源が切れて、パイロットランプが赤く点滅するという症状です。
電源を入れなおしたり、リセットボタンを押したり、リセットボタンを押しながら電源を入れたり、コンセントから電源を抜いて、しばらくしてから電源を入れるなど、いろいろ試したのですが、症状は改善しませんでした。
2006年製で、1年ぐらいの型落ちで買いましたから、約11年間働いてくれたことになります。当時はまだ液晶テレビが高価な時代(発売当初は43万円前後したようです)で、確か20万円で買いました。今なら55インチの4Kテレビが買えますね。
内閣府の行った「消費者動向調査」では、2017年度の液晶テレビ寿命は「9.2年」だそうですから、しょうがないのかなと、潔くあきらめ、新しいモニターを買うことにしました。
あとで、調べたのですが、正式なリセットの方法があって、電源ボタンを5秒間押し続けてから、電源を切って、しばらくたってから立ち上げるのだそうです。そのことを知った時は、もう、次のモニターを発注してしまった後だったので、もし、それで治ったらなんとも悔しいので試していません。まあ、寿命には間違いないのでしょう。液晶パネルの電源に故障が生じて、保護回路がはたらいた時の症状のようです。
そこで、次のモニターを何にするかですが、前から言っていた通り、早く受信機付きのテレビから決別して、反日偏向報道のNHKの受信料を払わない生活になりたいと思っていたので、まずはパソコンモニターを物色してみました。
老眼の自分には、やっぱり4Kで40インチ以上ぐらいが欲しいと思って探してみると、メーカー品だと、意外といい値段で、テレビを買うのとそんなに変わらないことが分かりました。
かつ、現在のAQUOSのリサイクル処分も同時に引き受けてくれる店のことも含めて考えると、やっぱりテレビを探すしかないか、ということになりました。
そこで、現在リビングにある SONY BRAVIA KDL-40EX50 (これも、2010年製ですから、そろそろ寿命が来るかもしれません)を、こわれたAQUOSの代わりにモニターで使うことにして、リビングには新しい4Kのテレビを置くことに決め、その条件で探すことにしました。
SONY BRAVIA KDL-40EX50
物色の条件は、コストパフォーマンスと、リビングのテレビ台の横幅に合うものとの条件です。これで探すと、いいとこ、最大50インチぐらいということになりました。
コストパフォーマンス面では、43インチが一番のようで、49インチと43インチでは、対角で約5cmしか変わらず、これをうちのリビングの環境(5m以上離れたところから見る)からすれば、結局些細な違いとなってしまうことを考え、もっとも、コストパフォーマンスのいい43インチにすることにしました。
東芝とシャープは驚異的に廉価なんですが(特にシャープは50インチで同じ値段です)、東芝は例の一件で印象が悪いし、シャープは亀山モデルじゃなくて、台湾モデルになってしまったし、ということで、Panasonic とSONY とで、比較しました。
両者とも、ラインナップのうちの最廉価盤で、上級機種の高級機能を省いて、コストを下げた製品です。
Panasonic VIERA、Sony BRAVIA ともに、4Kテレビとしてのベーシックな部分(HDR 対応、4Kアップコンバート、外付けHD録画、DLNA機能等)は共通して押さえてあり、優劣つけがたいのですが、VIERAには、その他に、これといった売りがありません。
それに対して、BRAVIA は、Android TV で、結局今の BRAVIAにAmazon Fire TVをつけているのと同じ働き(基本OSもほとんど同じ=Android TV 7.0)を単体でこなしてしまいます。
4Kテレビに Amazon Fire TV をつないで、4KとHDRの実力を見てみたいと思ったのですが、BRAVIA は自己完結してしまっていて、Fire TV の出る幕が無くなってしまいますが......。
と、いうことで、即、SONY BRAVIA KJ-43X8000E (B) に決定し、ポチっとしました(歳とったのですかね。いままでは、 1つ物を買うのに、あれやこれやと1週間以上考え、それが楽しかったのですが)。
BRAVIA KJ-43X8000E (B) は、安い店を狙えば、送料込みで78,000円(価格com)くらいで買えたのですが、標準設置費用込みで(一人ではちょっと大変そう)、リサイクル引き取り費用が安く(Amazon を始め、配送業者を抱えていないところは、10,000円近くとられます)、楽天ポイントも多くついた (なんだかんだで16%ぐらい付きました。)Joshin web の楽天市場で買いました。
結局、貯めてあった期限付き楽天ポイントも駆使して(リサイクル料金にも楽天ポイントが使え、ポイントもつくのがお得ですよね)、リサイクル費用込みで、実質73,000円ぐらいで買えました。
故障という急な災難の対処費用としては、まあまあの出費で済んだのではないでしょうか。
ということで、やってきました。
設置は、配線やチャネンル設定までやってくれるのが基本みたいですが、Android TV の設定もあるので、置いてもらっただけで、あとは、自分でできますからと言って、帰ってもらいました。
アップデートは、サーバーが壊れていたらしく、3時間たっても終わらず、結局「失敗」してしまいました(あとでもう一度やったら、15分程度で終わりました)。
結局、Android TV というのは、テレビチューナー付きの大型一体型デスクトップPCですね。だって、電源入れても、テレビ放送が当然映るわけではなく、こんな、ホーム画面が立ち上がるのです(利権と天下りでガチガチの総務省とテレビ業界がよく許しましたね)。
で、4Kテレビの実力ですが、最初はなんか、1080pのHDテレビとそんなに変わらない感じで、がっかりしたのですが、映像メニューをいじったら(色合い、コントラストや滑らかさ等)、その映像表現にびっくりさせられました(量販店などにはこの頃めっきり出かけないので、実物の4Kテレビを見たことがありませんでした)。
このピラミッドの石の一つ一つが詳細に見えるのが凄いですね。
でも、この映像、どれも Youtube の4K動画です。なんたって、テレビ放送では、まだ4K放送実施されていなのですから。
しかし、高度な処理能力が要求される Youtube の4K画像を、43インチのモニターに全くストレスなく表示できるなんて、どんだけ能力高いんだ!!Core i3 の PCでも結構厳しいのに、驚きです。
ところで、4Kのテレビ放送は、このとおり↓
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12月放送開始の予定みたいですが、わざわざ、チューナーとアンテナを買い足して、だれが、ひな壇芸人のくだらないバラエティー番組と、偏向報道ワイドショーを4Kで見るかっていうの!!
あの、頭のおかしい野田総務大臣率いる総務省の無能役人のやりそうなことです。これで、東京オリンピック後に、完全に放送局とテレビ業界の息の根が止まりそうですね。
この点、Andoroid TV に主力を移した、SONY は、先見の明があると思うのですが(でも、売れていないそうです。若者はスマホで十分、情弱の高齢者には、扱いきれないですからね)。
とういことで、廉価版4Kテレビを、いや、4kモニター付き Android PC を購入したわけですが、その能力の高さと、テレビの衰退を身をもって感じさせるものでした。