2016年3月19日のみっちゃんです。 1月から始めた抗がん治療の3クール目の投薬治療に行ってきました。
リンパ腫は、大きくもならず、かといって、小さくもならないという小康状態でした。余命3か月と言われる悪性のリンパ腫ですから、爆発的に大きくなっていないということは、抗がん治療が効を奏しているということだったのでしょう。
体調は至って元気で、体重も順調に回復していました。
ところが、血液検査の結果、腎臓の機能が低下していることが分かりました。
そういえば、このごろ水を多量に飲むようになっていました。
そこで、先生に勧められた、腎臓療法食に切り替えることにしました。
高齢になってからも、高齢用の食事に切り替えていなかったり、腎臓の様子を見ながら適切な食餌療法を行っていなかったからかもしれません。
先生からは、癌の進行と腎臓が機能しなくなるのと、どちらが早いかというような感じのことを言われました。
このときは、あまり真剣に受け止めていなかったのですが、結果的には腎臓の機能低下が寿命に大きくかかわることになったようです。
いまさら悔やんでもしようがありませんが、前かかっていた獣医さんに、10歳位になったころ、今の食事を続けていいか何回か聞いたことがありましたが、特に指示はありませんでした。
結局、親身になって猫の健康を考えてくれるような獣医さんは一握りしかいないようです。
みっちゃんは、獣医さんには恵まれなかったようで、最初にかかった獣医さんは絵にかいたような「おおヤブ」の医者(いかにも名医そうなイギリスの博物学者の名前を掲げた動物病院でした)で、避妊手術の時に死にかけた経験があったので、次の獣医さんに変えたのですが、この獣医さんも結局、みっちゃんには合わなかったようです。
最後にお世話になった「つつじヶ丘動物病院」のお医者さんやスタッフの方々は、本当に親身になって、みっちゃんの治療方針を考えてくださいましたが、既にみっちゃんの病気はホスピスのような治療の段階だったわけで、もう少し早くめぐり合っていたらと、悔やまれます。
まあ、これも運命=寿命ということなのでしょう。



