英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ゴジラvsデストロイア

2024-11-12 09:18:05 | ドラマ・映画
・《ゴジラのメルトダウンを阻止するには、オキシジェン・デストロイアを内包するデストロイアをゴジラと戦わせるしかない》と、ゴジラジュニアを利用して両者を出会わせた。
 それなのに、決着前にデストロイアを冷凍弾(冷凍ビーム)で倒してしまうのはおかしい
(←両者が傷つき消耗させるのが目的だったのかもしれない)

・デストロイアの最期はあっけなかった。
 決戦途中、ゴジラがデストロイアを圧倒し倒したように見えたが、分裂し小型形態で複数でゴジラを攻撃。意図的だったのか、デストロイアがダメージを受けて分裂せざるを得なかったのか?よく分からなかった

 その後、再び合体(最終形態?)……その辺りの解説セリフが欲しかった

・三枝未希と小沢芽留がゴジラジュニアを東京に誘導するために最終決戦現場に赴いたが、ヘリが破壊され現場をさまよい、テレビ局のへりに救出された。
 ヘリの着陸は困難そうな場所で、さらに、戦いのとばっちりを受ける危険極まりない。放射能をたっぷり浴びそうだし。未希と芽留は、自力で逃げるべきと思う
が、おそらく、ゴジラジュニアそ死んでいる姿を上空から実感するシーンが欲しかったと考えられる

林泰文さんは好きな役者さんだが、この作品では、設定(役どころ)も演技もかなり疑問……
 デストロイアは微小体→最終形態へと、段階的に進化を遂げた。微小体(青海トンネル建設工事現場、水族館)、幼体(東京港湾部)、ゴジラジュニアとの交戦(天王洲)、完全体(最終形態)など、進化状態を解説するのが、林泰文演じる山根健吉だと思うが、単なるゴジラマニアであるので、無理か。それなら、国友満(篠田三郎)が解説すべきだが、あまり、役に立たなかった。

山根ゆかり(石野陽子)は現場レポートの際、デストロイアの幼体に襲われる。あの状況だと簡単に捕獲されてしまいそうだが、なぜか、じわじわと迫っていく。幼体はそれまで簡単にあらゆるモノを破壊していたのに…

・メルトダウン寸前のゴジラは赤く燃えるような発光していた。そのため、恐怖感を増したが、個人的にはジュニアのフォルムが好きだな

 あれこれ書いたが、
ラストシーン、制作サイドのゴジラへの思いを強く感じた。
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ゴジラvsスペースゴジラ、ゴジラvsデストロイアを観て、あれこれ思うのは無粋なんだろうなあ

2024-11-10 14:10:01 | ドラマ・映画
 ゴジラが70周年らしい。
 それで、各局(BSを含む)がいろいろな作品を放送してくれている。
 ここ数日で、私は『ゴジラ-1.0』(2023年)、『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)、『ゴジラvsデストロイア』(1995年)を観た。
 『ゴジラ-1.0』非常に面白かった。
 『ゴジラvsスペースゴジラ』は相当数の「?」マークが付く
 『ゴジラvsデストロイア』も《う~ん…》と思った。平成ゴジラシリーズの最終話として映画館で観たら、感動したと思う。

 『ゴジラvsスペースゴジラ』は、《ゴジラ細胞?がブラックホールに吸い込まれてホワイトホールから噴出されて、それがスペースゴジラに変容した》とかこじつけが強すぎて、そこから、“突っ込みモード”に入ってしまった。
対ゴジラ兵器のモゲラ……ネーミングセンスに驚愕、カッコ悪い、操縦士のヘルメットがダサい。いろいろ兵器を駆使したり奮闘はしたが、突っ込みどころは多数。
結城 晃……「殉職した権藤吾郎の親友で、彼の仇敵であるゴジラの打倒に執念を燃やす。“結城スペシャル”と称した血液凝固剤入り弾丸を製作したり、ゴジラを倒すためのさまざまな罠を地道に準備していた」(ウィキペディア表記)が、無力。モゲラに上司に請われて機長として乗り込んだが、打倒ゴジラに固執して命令無視し、戦闘前半部分は気絶させられ放置状態(後に、意識回復し、それなりに活躍)。
 柄本明は今より30歳若く(当然)、私には道長が操縦しているように見えて仕方がなかった。
スペースゴジラは、そもそも何をしに来た?リトルゴジラを捕獲した理由もよく分からない。
・フェアリーモスラに化身した小美人コスモスは必要だったのか?
大久保博士(斎藤洋介)……Tプロジェクト(テレパシーでゴジラを操る)も不発。そもそも兵器利用を考え、企業マフィアを癒着していた。テレパシー能力者の未希を拉致し、マフィアのアジトでゴジラを操ろうとするが、スペースゴジラの襲撃で絶命。
 未希と共にT計画を実行していたGフォースの新城と佐藤が、未希を救出するためマフィアアジトに侵入。防犯カメラなど厳重だったが、なぜか塀の外にマンホールがあり、そこから簡単に入り込めた(笑)
 この企業マフィア云々は必要なのか?と思ったが、この時、未希のテレキネシスが発現(後に活用)
・作戦遂行を担っていたGフォースだが、戦闘途中で回線不良で映像が遮断。スペースゴジラが倒された後に、映像が回復(笑)
・サラリーマン役で小堺一機と松村邦洋が顔出し出演?


 『ゴジラ-1.0』と『ゴジラvsデストロイア』については、余力があったら書きます。
 自分が書くより、的確なレビュー記事を読みたいなあ(探します)。
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相棒 season23 第4話「2つの顔」

2024-11-07 17:47:43 | ドラマ・映画
・廃墟ビルで二人の遺体が発見される(心不全と絞殺)
・絞殺遺体の背中(服)から発光するキノコが生えていた

★キノコは新種で二つの価値があり、それを巡っての殺人と考えられた
《関係者》
加納達夫……絞殺された。恐喝など複数の前科がある。胡散臭い環境保護団体を立ち上げていた。
相場ユウ……加納の環境保護団体「アースジャッジ」のバイト
信岡利三……キノコ研究の権威の大学教授。通称:“キノコ仙人”
漆原誠一……環境保護団体「テルース環境研究所」の教授
信岡の研究室の女性研究員……信岡が右京たちに漆原を紹介した時に、複雑な表情を見せた
 (表情に疑問を感じた右京が、後に聴取。キノコの情報を得た。表情を変えたのは、自分の師の信岡がライバルを蹴落とすために、漆原の名を告げたと考えたのかもしれないが、脚本に不自然さを感じた。)
「テルース環境研究所」の研究員……感じ悪ぅ~。こいつが、キノコを欲しがって殺害したのかと思ったが(意外な犯人の展開)、違った。

★ペスタロチオプシス・トニトルス(きのこ)の設定が都合よすぎ
・発光する(本筋とは関係ない)
・繁殖力(成長力)はあるが、すぐ枯れる
・プラスチックを分解できるが……
・プラスチックに反応して毒性のある胞子を飛散させる

   その毒性は強力の上、痕跡を残さない。(ビルの管理人は、階段を上ったことと遺体発見のショックで心臓麻痺と判断された)
   胞子は霧散し希釈されれば、無害

(「ペスタロチオプシス・トニトルス」が正式名称ですが、”キノコ”と表記します。長いので字面が良くなく、読みにくいので)
☆この都合の良いペスタロチオプシス・トニトルスによって、ストーリーが構築されていた
・キノコの菌糸を入れていたガラスケース2つのうち1つが割れて、それが格闘の最中、加納の背中に付着し、成長した(加納を殺害した相場がキノコの瓶を持ち去った)
・翌日、ビルの管理人が見回りの際、加納の遺体の部屋に入りかけ、部屋に充満していたキノコの胞子により心不全を起こし、死亡(伊丹が現場に来る6時間前)
・捜査一課が現場検証中には、キノコは発光するほど元気? 胞子は霧散し無害……右京は息が掛かるほど間近でまじまじと見入っていたが、平気(管理人死亡のほぼ6時間後)
・遺体に付いていたキノコごと解剖に回されたが、キノコはあっという間に枯れた
・一部のキノコは鑑識で瓶に密閉して保管され、1株だけ生息。右京が瓶から取り出し、簡易ジップの袋越しにキノコを凝視、直後、卒倒
・処置が間に合い、右京は死の淵から生還
・右京の検査結果で、LDHという酵素が搬送時に異常に血中に含まれていたことが判明。右京、事件の真相を把握
・キノコの胞子の毒性を利用し、生物化学兵器を製造でき、多大な利益を得られる

 ……ドアが開いていた6時間だけで希釈されるものなのか?(窓も解放したのならまだしも)
 ……遺体発見者は大丈夫だったのか?
 ……現場検証時には光るほど元気だったキノコが、解剖するころには枯れてしまう(遺体は割と早めに搬出されるはず)
 ……《鑑識に保管されていたキノコは密封されていたので枯れなかった》と推測していたが、遺体の背中のキノコは普通に野ざらしだったので、密封が生育条件とは考えにくい
 ……ジップ袋に入ったままのキノコの胞子が、右京に作用するモノなのか?


そして何よりも、キノコの毒性を検証するために自分自身で人体実験をするものなのか?
推論が正しければ死亡してしまうし、他の者を巻き込まないようドアに鍵を掛けるし……
……無謀としか思えない(実際、死にかけたし)。推論を語らなかったので、無駄死になった可能性さえある


★犯人・相場ユウについて
 お気楽でチャラチャラしていたが、某国の諜報員?
 事情聴取で、加納についてペラペラ語り、死亡したことを知らされ愕然としていたが、殺害しておきながらのとぼけっぷりが凄い。
 諜報活動にも長け、格闘も強い。
 逮捕後は黙秘を貫いたようで、奪ったキノコ(菌糸)はどうなったのか?は不明(右京は “枯れてしまったので、逃亡せずに留まっていたのだろ”と)
 諜報員なので正体も語らず、身元不詳の殺人犯として刑に服すのだろうか?
 加納が密輸できたのなら、自分で生息地に侵入し、盗み出した方が早いような……
 
★ペスタロチオプシス・トニトルス…早口言葉?
亀山……「ピスタチオ?…」
伊丹……「ペトロ&カプリシャス」
刑事部長&参事官…「早口言葉のようなキノコ」(参事官は声が裏返ってしまった)
右京……「ペスタロチオプシス・トニトルス」と正確に何度も発音していたが、最後に「ピスタチオ」と間違え、亀山に突っ込まれたが、シラを切る
 2人の教授、右京たちは、NGを出さなかったのかな?

★2つの顔
1.加納達夫……恐喝や器物破損などの罪を重ねていたが、息子(娘だったかも)のことを思い、未来の為に環境保護団体を立ち上げる。今回もマイクロプラスチック問題の解決の為に奔走(生物兵器利用の為に相場の提示した金を蹴り、戦い敗れた。

2.相場ユウ……チャラ男ぽい言動をしていたが、正体は冷徹、有能な諜報員だった

3.ペスタロチオプシス・トニトルス……プラスチックを分解する有益性と猛毒の胞子を放出する有害性

4.政府の研究補助プロジェクト(←適当な名称です。ドラマ内の名称は忘れました)
 日本政府はキノコの兵器利用を考えていた?……だとしたら、これも著しい二面性だ

 テーマやキノコの意外性は面白かったが(早口言葉みたいな名称におけるキャラクターのそれぞれの反応も面白かった)、
 右京の無謀な人体実験、キノコの設定、諜報員の詳細や奪ったキノコの行方など、疑問の点も多かった。



第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」


【ストーリー】番組サイトより
右京も瞠目する奇妙な事件現場
解決の手掛かりは光るキノコ!?


 廃墟ビルで二人の遺体が発見された。一人はビルの管理を委託されている高齢男性。死因は心不全と思われた。もう一人は、複数の前科がある加納(山口馬木也)という中年男性で、死因は絞殺。警察は仲間割れか口封じの線で捜査を始める。ただ、現場の状況が奇妙で、加納の背中や周囲の床には、なぜか発光するキノコが生えていた。
 その光景に興味津々の右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とともに動き始めるが、問題のキノコはネットにも図鑑にも載っていない珍しいものだった。2人は手掛かりを求め、キノコ研究の第一人者や環境保護専門の科学者を訪ね歩くことに。
 話を聞くと、そのキノコは莫大な利益を生む可能性を秘めた、世界が注目する幻の品種であることが分かる。さらに捜査を進めると、加納が環境保護団体を立ち上げていたことが判明。電話番の相場(中尾暢樹)が言うには、加納にはオモテとウラの顔があったらしく…!?

変死した男性に見え隠れする“2つの顔”
背景には世界を変える新種キノコの存在が
右京の好奇心が恐るべき陰謀をあぶり出す!


ゲスト:山口馬木也

脚本:森下直
監督:守下敏行
コメント (2)
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相棒 season23 第3話「楽園」

2024-10-31 20:07:20 | ドラマ・映画
多数の要素が絡み合い、右京が先行、亀山が後を追う……
 …登場人物が、隠遁側、悪人側、捜査側が入り乱れ、けっこう複雑であったが、右京の瞬時の推理を、亀山がそれを懸命に考え捜査してくれたので、逐次、謎が提示、明かされていったので、楽しめて面白かった。

 ペンションに集う?幾組かのグループ……“金田一少年”風味も興味が高まった。
 こういうパターンは、『相棒』においても幾つかあるが、『招かれざる客』(season9)を思い出す。右京の後を追った神戸が、咄嗟に「杉下右京、逮捕状が出ている!」とか言って、自分の健康診断書をチラッと提示したシーンが印象深い。

転落死――
・残されていたPCにより、死亡した古瀬彰人は世界有数のハッカー・バジリスクと考えられる…50億円の仮想通過を所有
・古瀬のスマホは持ち去られ、六本木で電源を切られた  
・密売グループと関係? ビルを見張っていた
・右京の指示で、池袋のコインロッカーの映像を調べる土師
鮫島……素性不明の詐欺、恐喝の大物 女好き
・六本木にはフィッシング詐欺の疑いがあるIT会社が存在(鮫島が関与) 鮫島からの指示《バジリスクにPCの罠を仕掛けろ》
 ……偽メール「バジリスクの正体が分かった。明日、6時、新宿オウシンビルにて」で、バジリスクをおびき出す
 ……《古瀬のスマホのデータを解析して、居所を探せ》→ペンションを特定  スマホはコインロッカーに

楽園――(俗世間から隔絶したペンション……ネットがつながらない)
ミステリー作家・岸みどり編集者……氷を綾乃に所望し入手
らしき二人……納屋を探り、スマホで撮影 その納屋には使用後と思われるガソリンタンク 小火の現場からもガソリン臭
起業家とその彼女……小火を発見(原因は、よく消さなかった煙草の火が引火したものと思われた) 林に何かを埋めていた←オーナが目撃
ペンションオーナー・樫村陽介従業員女性・志田綾乃……勝手口付近に床にエプロン(塗料が付着)が落ちていた
 

・亀山は右京の捜査をたどり、右京のいるペンション・楽園を突き止め、電話を掛ける
・右京が電話口に出たところで、停電
・従業員・彩乃が消える ベランダに彩乃のエプロンが
・配電盤を調べる右京、床には停電の細工をした痕跡(水たまり)……氷が解けるとスタンドが倒れ、スタンドに繋がれていたロープが引っ張られもう一方の先のブレーカーが落ちる
・彩乃のエプロンに付いていた蓄光塗料が編集者の袖にも付着していた

右京に追及されて編集者は白状
「3年前に美人局に引っかかり、鮫島に恐喝される。
 2年前から脅迫がなくなっていたが、鮫島からペンションに行けと指示された」
「あの女を傷つけろ」という指示も

・こっそり毛布を持ち出しどこかに行くペンションオーナー
・その様子を見てほくそ笑む起業家の彼女
・尾行していた父娘を右京が問いただす
「放火の証拠の煙草を保管、納屋で現場を記録するように写真を撮り、自分を尾行していましたよね。刑事のように
「あんたが鮫島だろう!」……鮫島を追っている六本木署の刑事だった
〔刑事の言葉〕
「鮫島の会社のビルに偽の清掃員(バジリスクと思われる)が侵入」
「ゴミ箱を漁って個人情報を盗み(トラッシング)」
「パスワードを推察し、PCに侵入。鮫島に狙いを定めた標的型攻撃。これまで、無差別な愉快犯だったので、何者かに雇われたのでは?
「”何者”かというのが彩乃?」
鮫島の復讐の標的が彩乃だと考え、鮫島を右京と思い込み、見張っていた」
鮫島の部下を見張っていて、ペンションにたどり着いた
鮫島の部下は、若いカップル
・古瀬と綾乃は施設の仲間だった、古瀬はオーナーの恩人だった
・彩乃が働いていた喫茶店で、鮫島と出会い、つきまとわれた
バジリスクは彩乃を鮫島から逃がすために、鮫島の財力を奪った
・ペンションには立て続けに3件の予約が入っていた。鮫島の手下の可能性がありそう
彩乃には《停電の瞬間、逃げろ》という指示が右京から出されていた
 
 オーナーが毛布をガレージに持っていたのを見た起業家の彼女は、《彩乃は起業家に倉庫にいる》といい、ふたりで彩乃を始末しに行く
 待ち構えていた右京が、彼らが埋めていたガソリンの染み込んだ軍手を証拠品だと追及
六本木署刑事たちと駆け付けた亀山加勢し、確保

・バジリスクはペンションオーナーだった
・古瀬の部屋にあったレジ袋の結び方と、オーナーの結び方が同じだった・ 鮫島のビルの防犯カメラの映像に映った偽清掃員の腕のアザと同じアザがあった

鮫島は、バジリスクに財産を奪われ、絶望し、樹海で死亡(自殺)
作家の岸みどりは鮫島の母で、息子の復讐の為、バジリスクを探していた
・PCの罠におびき寄せられた古瀬を岸が殺害したが、古瀬はバジリスクでなかったと思い、鮫島を装って六本木の詐欺会社にバジリスクの居場所を突き止めさせた。編集者をはめたのも、若いカップルに指示したのも岸だった

 オーナーが鮫島から金を奪ったのは、彩乃と古瀬を守るためだった

 何となく、ペンションオーナー・樫村と小説家・岸には裏(真犯人)がありそうだとは思ったが、ダブルのどんでん返しは面白かった
 ただ、鮫島・本名:田村一郎と岸みどりの親子の行動は少し不自然。
 田村が50億円取られたまま、報復せず自殺する男とは思えない。
 岸の行動力・実行力(腕力)も凄すぎ。
 バジリスクの映像(偽清掃員姿)は、古瀬と体格が違い過ぎ。


 古瀬彰人を演じた草野イニ(いに)さん、芸名は草野仁氏に、あやかったのだろうか?


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)



【ストーリー】番組サイトより
薫の休暇中、謎の行動を取る右京
陸の孤島で不穏な事件が続発する!


 右京(水谷豊)は、携帯の電波さえ届かない、山奥のペンションにいた。宿泊客は、小説家の岸(ふせえり)とお付きの編集者など、右京を含めて7人ほど。思い思いに過ごしている様子を見る限り、いずれもくせ者揃いのようだ。いっぽう、オーナーの樫村(福士誠治)は、黙々と仕事をこなす誠実な人物の様子。ただ、その表情にはどこか陰があって…。
 同じ頃、温泉宿で休暇を満喫中の薫(寺脇康文)は、美和子(鈴木砂羽)に促され、気になる映像を目にしていた。たまたま撮られたと思われるその映像には、ビルから転落する男と共に、右京らしき人物の姿が映っていた。
 翌朝、残りの休日を返上して出勤した薫は、自分の留守中、右京が違法薬物の摘発を手伝っていたと聞く。その捜査過程で浮上した怪しい人物の自宅を訪れると、男はすでに不審死を遂げていたという。そんな中、右京が滞在中のペンションでは、不穏な出来事が次々に起きて…!?

山奥の宿に逗留する右京の目的とは?
その足跡を追い、事件の背景に迫る薫
点と点が繋がるとき、予想外の真実が浮かび上がる!


ゲスト:ふせえり 福士誠治

脚本:光益義幸
監督:橋本一
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相棒 season23 第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)

2024-10-24 21:11:20 | ドラマ・映画
クライマックスの
右京・亀山vs利根川幹事長の激論は見応えがあった

と同時に、不可解な点や、不満な点もあったので、(説明部分を含めて)大よそを再現

このストーリーの主題のひとつとして
1.『警察手眼』(警察官心得)がある―――
【以下は、右京が語った事件の顛末】
芦屋事件の後、利根川が美彌子を呼び、「“お涙頂戴”を語らせる」という処方箋を授ける
処方箋の内容は《藤原総理に芦谷議員との友情を語らせ、国民の同情を煽り、支持率回復》
内閣支持率上昇に乗じ、解散総選挙を行い、党の勝利を狙った

利根川にとっては、党が政権を握り続けることが最優先事項だった

芦屋事件後のスピーチで、内閣の支持率はわずか数パーセント上昇したに過ぎない
勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要だった
爆破事件!…その後、支持率が飛躍的に上がった

犯人の狙いは、無差別事件の犯人の死刑を執行させることだった
生活困窮者の犯行に見せかけ、(無差別事件を模倣して)、SNSを通じて、死刑執行する世論を煽った

……そして、解散総選挙が始まるの直前に、死刑が執行された


【ここからは、会話を再現】右京…藍色 利根川…クリムゾン色(濃く明るい赤)
「批判を避けようとしたのでは?」
「そもそも、何か問題があるの?
死刑は判決から6か月以内の執行が原則でしょう」

「ええ、しかし、万一、政局と党利党略の為に使われたのなら、正義と言えるのでしょうか?」


「思いあがるなよおっ!
そもそも警視庁は、政府を守るために創られたんだぁ!
正義ぃ~、末端の兵隊の考えることじゃない!
おとなしく、上に従っていりゃあいいんだぁ!」


「権力ってのはなあ、口で言ってわからない馬鹿を、従わせるためにあるんだあ!」
「どういう意味でしょうか?」
「全部の力を使って、キミらを消すって意味だよ」

「世に凶悪の徒、なきを得ず。
人に凶悪の心、なきを得ず。
ただ、警察の手
ただ警察の手眼をもって 是を抑制するのみ」

(ゆえにいわく 賊を 汝為さんと欲せば為せ
汝が為さんとするところは我が眼ことごとく視る
汝が為さんと欲する心は 我 ことごとく知れり
汝よく何をか為さんや)


「どうぞ、お好きになさってください。
どこまでも追いかけて、必ず、真実を明らかにして見せます」



利根川の《警視庁は政府を守るために創られた》に対し、さらに、《力で消し、潰してやる》という恫喝に、
『警察手眼』(右京)は、《国民を悪人から守るためにあり、そのために、視て調べ、訊いて調べ、すべてを見通し、追及する》と抗弁


と、このまま、主題などに関して続けたいところだが……
上記の事件の流れ、右京の解説で《時系列がおかしい》点があるように思える。
★番組の途中ですが(番組ではないけれど)疑問点
【実際の時系列】
①芦屋殺害事件の後の会見で、総理は芦屋議員と懇意の仲であることを否定
②利根川と美彌子が密談をかわす
③総理が爆破襲撃を受ける。それ後の会見では、芦屋議員とは盟友関係だったことを明かし、それを否定したことを詫びる
④総理の本意は、計算はなく芦屋の為にも最善を尽くすというモノで、支持率など考えていななった(下がると思っていたようだ)。ところが、謝罪に誠実さが感じられたのか、支持率は若干回復
⑤美彌子の進言もあり、総理は解散総選挙に踏み切る
だったはず。

 先述したように、右京が利根川を追及する最初の方では、
芦屋事件の後、利根川が美彌子を呼び、「“お涙頂戴”を語らせる」という処方箋を授ける
(上記の②)
処方箋の内容は《藤原総理に芦谷議員との友情を語らせ、国民の同情を煽り、支持率回復》
内閣支持率上昇に乗じ、解散総選挙を行い、党の勝利を狙った
で、おおよその流れは合致しているが、その後……

芦屋事件後のスピーチで、内閣の支持率はわずか数パーセント上昇したに過ぎない
勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要だった

爆破事件!…その後、支持率が飛躍的に上がった
 ……この説明が、おかしい!
 芦屋議員殺害事件後の会見では、議員との関係を否定(疑惑の多い芦屋議員殺害で、総理のダメージは大きい。それで、関係を否定したが、“ドツボ状態”(支持率の話はなかったが、回復したような描写はなかったはず)
 総理が芦屋議員と盟友関係だったことを明かしたのは、総理爆破襲撃後。
  《支持率、若干回復》《勝負(解散総選挙)に踏み切るのは、もう一押し必要》→《総理爆破襲撃》
   ……時系列がズレている



★ついでに利根川引退について、疑問点
 利根川の恫喝に、右京は『警察手眼』(警察官心得)で反論(反撃)したが、警察出身ではない(たぶん)利根川に、その精神が響くものなのだろうか?
 利根川の引退は、唐突過ぎて、尻切れトンボの感が強い

 利根川が引退しても、彼の罪を許さず、見逃さず、追及していくだよね、右京さん!


(『警察手眼』に関連した主題として)
1-2 芦屋殺害真犯人の怒り
―――

 6年前の無差別殺傷事件では、恩人とも言える同期警察官が、その事件がもとで身体を壊し、死期間近になっている。
 その事件時には、当時の国家公安委員長の芦屋が開いたパーティによる、都知事出席のイベントの警備体制が手薄になっていた。その件を、上申したその同期警察官は退職に追い込まれた。
 しかも、その犯人は死刑が確定しても刑が執行されない。

 国民を政治家を守るために命を懸けた警察官が、身体も職も失うというのに、犯人は守られるのか!……という怒りだった

 とは言え、殺害しても良いということはなく、さらに、特命係の捜査が迫っていることを知り、亀山と後輩の高田創を閉じ込め、酸欠で亡き者にしようとしたのは、トチ狂っているとしか思えない!(右京は、その辺りをスルーしていたが)


(もう一つの主題)
2.相棒はいいぞ!(右京&亀山の実感)
―――

 閉じ込められた亀山は、《必ず右京さんが見つけてくれる》と信じる
 右京は、高田創に対して「キミも相棒を見つけなさい」と奨励。
 さらに、正義について迷い、悩んでいる亀山に
「信じていたものを、見失ってしまいそうな瞬間は誰にもあります。
 ……そんな時の為に、“相棒”がいるんじゃありませんか?」


★いいシーンだったが……
「正義って、何なんでしょうね?
 時代とともに変わって、人それぞれで…
 正義と正義がぶつかり合った時、一方が悪に見えることもある」(亀山)
「正義は一つだと思いますよ」(右京)
「強っすねえ、右京さんは……」(亀山)
「信じていたものを、見失ってしまいそうな瞬間は誰にもあります。
 ……そんな時の為に、“相棒”がいるんじゃありませんか?」
(右京)
「…あぁ……そうでした」(亀山)


 右京の「正義は一つだと思いますよ」には危険さを感じる。
 「正義って、時代とともに変わって、人それぞれで…
 正義と正義がぶつかり合った時、一方が悪に見えることもある」
と悩む亀山の方が正常に思える。
 この会話に、イスラエルの凶行が浮かんだ。

 


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)


【ストーリー】番組サイトより
総理大臣を狙った爆破テロが発生!
議員殺害事件との意外な接点とは!?


 総理大臣の藤原 (柴俊夫)が、遠隔操作の爆弾で襲撃されるという不測の事態が発生。
 議員殺害事件から続くこの状況は、1900年代初頭、当時内務卿だった大久保利通と、時の総理大臣・伊藤博文が相次いで暗殺された歴史的大事件に通じるものがあったが、警察は犯人の狙いすら掴めずにいた。
 いっぽう、臨場した右京(水谷豊)は、現場の痕跡から、テロ実行に闇バイトが使われていた可能性に気づく。その推理は的中し、手掛かりをたどっていくと、一連の事件にある人物が深くかかわっていることが判明。警察はその線で捜査を進めるが、右京は一人、違和感を覚えていた。

 そんな中、高田(加藤清史郎)が勤務する交番を訪れた右京と薫(寺脇康文)は、高田から「議員殺害事件の現場に同行してほしい」と頼まれる。右京の捜査手法を肌で学びたいのだという。
 改めて現場検証を行う一行。すると、残されていた血痕から、思いも寄らない事実が浮上。ところがその直後、手分けして捜査にあたっていた薫と高田が絶体絶命の窮地に。
 さらに、政界を裏で操る利根川 (でんでん)の周囲でも不穏な動きがあり…。

警視庁150年の歴史に刻まれる重大事件
狡猾な罠に落ちた薫と高田の運命は?
右京の推理が巨大権力の闇を暴き出す!


ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫

脚本:徳永富彦
監督:橋本一
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相棒 season23 第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大スペシャル)

2024-10-17 19:15:09 | ドラマ・映画
(前後篇の前篇なので、当然なのかもしれないが)
《よくわからない》という印象が強く残った。

   …………分からない、わかりにくい、不可解………………
①150年前の警視庁創始者の川路利良と大久保利通。利通暗殺と今回の元・国家公安委員長で現衆議院議員・芦屋の殺害は関係があるのか?
 芦谷議員は党総裁選に立とうとしていたようだが、よくない噂が多いらしい。
 創始者の川路が書き綴った『警察手眼』(警察官心得)に背くような現警察に怒りを感じている警察官Aが起こした事件かもしれない。

②高田創警察官(加藤清史郎)と特命係との遭遇も裏がありそう
 閉じているオジギソウの葉を頼りに、右京たちが小道を進むと、ある若者に遭遇。その若者は右京と冠城亘が関わった高田創だった(当時は戸籍を持たない少年)
 「付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていた」と言うが……本当にそうなのか?
 それと、小道から大通りに出た右京たちが、後姿しか見えない彼にいきなり話しかけたのが不思議だった。確かに、小道に残っていた足跡はスニーカーらしきモノで、彼もスニーカーを履いていたが……
 ちなみに、オジギソウの葉が閉じたのは、猫が通っただけかもしれないぞ……と思ったりもした。

③芦屋議員殺害殺害の凶器は、6年前の無差別殺傷事件に使用された凶器と同種のナイフだった
 関係があるのだろうか?(ドラマ上、関係がないとおかしいが…)

④高田創の先輩警察官の仁科征司も気になる
 「警察官としての“拠り所”は大事」(←はっきり覚えていません)とか語っていた。タイトルや川路の『警察手眼』と関係ありそう。

⑤探偵コンビの平井久美(福崎那由他)と高木宇宙(石川雷蔵)の登場の仕方に悩む
 捜一トリオが有力容疑者と思い込んだ平井&高木は、芦屋議員の妻から浮気調査を依頼された探偵だった。
 実は、この探偵コンビは特命係の右京&亀山と旧知だった(右京たちに世話になったらしい)。
 ……そんなことがあったっけ?………と思ったら、『相棒 sideA/sideB』(配信ドラマ)で関わり合ったらしい。
 その時のシーンをフラッシュバックとかハイライトシーンを流してくれないと、悩むでしょう(私は配信を観ていないので、見ても分からなかったとは思うけれど)

 話は逸れるが、“那由他”と言うと、『那由他』(作:佐々木淳子、SF漫画)を思い出す。
 “那由他”は、《ものすごく大きい桁を表す単位》だったと思う。この漫画では、主人公の少女の名が“那由他”だった。
 なので、このふたりの正体を調べると、ひとりは平井久美(福崎那由他)というらしい。
 役名が「久美」、芸名(俳優名)が「那由他」なので、混乱。先のアニメの影響で、“那由他”は女性のイメージが強い。
 ……う~ん、男性に見えたけれど……となったのだ。

 もともと、私が藤崎那由他くんを知らないのが問題なのか。
 ウィキペディアによると、22歳で、遺留捜査 第2シリーズ 第2話(2012年7月26日)が初出演らしい(当時11歳)。
 その後、多くのドラマに出演している。私もいくつか見ているはずで、『相棒』にもSeason17 第18話・第19話(2019年3月6日・13日)に出ている。
 おそらく、Season17でも他のドラマでも、俳優名と役名を一致できず、エンドロールを見ていたのだろう。

➅半グレ集団の意図が不明
 値引きシールを手掛かりに、特命係と高田創が遺留品に関わりのある人物を割り出す。その人物を尾行した創が、逆にその男に誘い出されており、半グレ集団に囲まれる。
 まず、男が尾行になぜ気づいたのか?
 途中、スマホで指示を受けたらしいが、半グレたちはいつ尾行に気がついたのか?
 創をおびき出して、痛めつけようとしたようだが、その目的がよくわからない。舎弟を増やしたかったのだろうか?
 シナリオ的には、「過去に半グレに痛めつけられた創が、警官となり鍛えて、半グレたちをやっつける」シーンを挿入したかったとか?

⑦相席居酒屋は必要なの?
 底辺付近の生活というのも、テーマのひとつなのかもしれないが、殺害現場の遺留品のひとつに、相席居酒屋のおしぼりが残っていた。
 婚活パーティーの居酒屋版という感じで、女性優遇のシステムらしい。身元確認(登録?)制なので、捜査は簡単だったが、亀山君は小遣いが減ったかも。

⑧犯人は、ドミトリータイプの簡易違法宿泊所のもう一人の宿泊者なのか?
 “半グレ集団の下っ端”と“相席居酒屋女”はシロで、もう一人の軍手男が宿泊者ふたりの所持品(と言うほどではなく、ゴミ)を現場に置いていったようだ。
 なぜ、そんなことをしたのか?
 遺留品を残して、底辺者の生活を調べさせるため?

⑨総理襲撃(爆破)事件の不可解さ
 マイクのハウリングはわざと?
 遠隔操作で爆破させるのなら、マイクを交換してステージ中央に戻ってきてから爆破すればよい。
 ハウリングを起こして、わざと総理をステージ中央から遠ざけたのでは?
 総理殺害が目的ではなく、爆破襲撃をしたという事実が欲しかった?
 だとすると、芦屋議員を殺害した理由は?



★レギュラー、準レギュラー陣も総出演
 捜一トリオ、刑事部長、参事官、“暇か?課長”はもちろん、鑑識の益子、サイバーセキュリティの土師、副総監・衣笠、内閣情報調査室の社美彌子、首席監察官・大河内、長官官房付・甲斐峯秋、女将・小手鞠、亀山美和子、全員総出演?!(大河内さんは使い走りが多いなあ)

 国家公安委員長?(現在は役職不明?)の鑓鞍兵衛(柄本明)はどうなったんだっけ?

★藤原総理(柴俊夫)と利根川幹事長(でんでん)のモデル(基)になった政治家は?
 藤原総理は自民党最高顧問の麻生氏、利根川幹事長は二階元幹事長かなあ。
 でんでんの演技は、巷では絶賛されていたが、私は上手でない物まねに視えた。


【ストーリー】番組サイトより
日本中を震撼させる大事件が発生
“少年A”との再会が衝撃をもたらす!


 右京(水谷豊)が『警視庁150年史』のまとめを命じられる中、元・国家公安委員長で現在は衆議院議員を務める芦屋(並樹史朗)が殺害される事件が発生。さっそく臨場した右京と薫(寺脇康文)は、一課の捜査を横目に動き出す。
 いっぽう、事件を受けて、政治の中枢にも衝撃が走っていた。「キングメーカー」の異名を持つ与党幹事長の利根川(でんでん)にとっては、支持率が低迷する総理大臣の藤原(柴俊夫)に見切りをつけようとしていた矢先の青天の霹靂。 
 また、内調のトップである社美彌子(仲間由紀恵)から一報を受けた藤原も、解散総選挙という窮余の策を封じられ、ショックを隠せないでいた。

 現場に残された手掛かりを追っていた右京と薫は、思わぬ人物と遭遇する。それは、かつて右京が事件を通じて知り合い、新たな人生への一歩を手助けした高田創(加藤清史郎)という青年だった。現在、警察官として地域課に勤務する高田は、付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていたという。
 高田の情報から新たな手掛かりを得た右京と薫は、手分けして事件を追うことに。今回の捜査に前のめりの高田は、同じ交番勤務の先輩・仁科(内野謙太)との関係も良好で、すっかり警察官の顔になっていた。
 しかし、その後、事件は異様な展開を見せ始める。今から約150年前、警察黎明期に起きた、時の内務卿・大久保利通暗殺など、当時の緊急事態をなぞるかのような重大な事件が次々に起きて…!?

議員殺害の背景に権力者たちの野望と陰謀が!?
共に事件を追う特命係と警察官になった“少年A”
政治家、警察、事件関係者…
絡み合う思惑が思いも寄らない悲劇を呼ぶ!!


ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫

脚本:徳永富彦
監督:橋本一
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深夜食堂3 第2話 豚バラトマト巻き

2024-09-15 09:21:53 | ドラマ・映画
 秘かに(笑)、『深夜食堂』の再放送を見ている。
 安倍夜郎の原作・作画による漫画をドラマ化し、第1部は2009年10月期で、第5部まで制作されている(第4部、第5部はネット配信らしい)

ビッグコミックオリジナルの作品紹介より引用】
東京の繁華街。その片隅に小さな”めしや”がある。
人は『深夜食堂』って言ってるよ。
営業時間は深夜0時から朝7時まで、 メニューは豚汁定食にビール・焼酎・酒 −− ただそれだけ。
あとは注文してくれたら、できるものなら作ってくれる。

その街で生きる人、遊びに来る人…いろんな人がここに集い、腹と心を満たして帰る。
完全各話読切、珠玉の短編シリーズ!


 人生に疲れた者、悩みや悲しみや問題を抱えた者……いろいろな者が訪れ、思い入れのある料理を食べ、それにまつわるストーリーが展開されていく。常連客も多く、たまに、主人公となることもある。
 『豚バラトマト巻き』はデビューしたての漫画家が主役。最初に登場した若者は、デビュー後、鳴かず飛ばずで、漫画家を諦め、マスターに別れを告げ、去っていくシーンから始まった。
 入れ替わりに、漫画の編集者とデビューが決まった若手漫画家がやってくる。その編集者は、去っていった漫画家も担当しており、マスターに去っていったことを訊き、思いにふける。それを聞いた有望若手漫画家は、「俺は違う!」と言い切ったが……

 と、その後は想像通り、転落していく……

 まあ、今回書きたいことは、そのストーリーについてではなく、「豚バラトマト巻き」という料理名。
 「○○巻き」という言い方。「ノリ巻き」「昆布巻き」というと、ノリや昆布で巻いたものであろう。
 で、今回の「豚バラトマト巻き」という言い方だと、“トマトで巻いたもの”ということになるのではないだろうか?
 豚バラをトマトで巻く?……どうやって?
……と思いながら観ていると、

 ……トマトが豚バラ肉で巻いてあった。

 う~ん、確かに世間には「キュウリ巻き」「鉄火巻き」という“巻かれるもの(中身)”を「○○巻き」と称されているものが多いので、この名称もありかもしれない。
 ただし、「キュウリ巻き」も「鉄火巻き」も「キュウリ(ノリ)巻き」「鉄火(ノリ)巻き」を省いたものと考えられる。
 今回は“豚バラ”も“トマト”も省略されていないので、正しく名付けるのなら「トマト豚バラ巻き」が正しいと思う。

 ついでだが、最初に帰っていった漫画家は、故郷に帰りパートナーと出会い、夫婦コンビの漫画家として再デビュー、連載も決まったとマスターにあいさつに来た。ちょうど、失意の漫画家に会い、「描きたくなったら描けばいいんだよ」と助言をした。
 その、再デビューの漫画家が、どう考えても“福井弁”を喋っていた。しかも、ものすごく強く訛って。

 非常に重いストーリーだったが、料理名と福井弁の印象が強すぎて……

【ストーリー】(番組サイトより)
 漫画編集者の宇野(ダンカン)が橋本ワタル(石田法嗣)を連れて店にやってきた。橋本は、宇野の担当する漫画雑誌の新人賞をとった漫画家の卵だ。宇野はマスター(小林薫)の豚バラトマト巻きを橋本にふるまう。
 半年後、店で出会ったのりこ(椎名琴音)と同棲しながら、漫画を描き続けている橋本だったが、受賞後も連載デビューすることができず、まるでヒモのような生活を送っていた。宇野が豚バラトマト巻きを食べさせた新人は芽が出ないという因縁はほんとうなのか。橋本は徐々に自分を追いつめていく。

ゲスト:出演:小林薫、石田法嗣、ダンカン、椎名琴音

脚本:小嶋健作
監督:熊切和嘉
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科捜研の女 season24 最終話

2024-09-12 11:28:25 | ドラマ・映画
 今回はサブテーマとして《殺人加害者の損害買収踏み倒し》、科学捜査技術として《うそ発見器》《脳指紋鑑定》《遺留指紋残留物から匂いの探知、分析》があったが、何と言っても、ゲスト・鈴木福演じる交番巡査・新開颯太の優しさと警察官としての職務・責務と正義の板挟みが主題だった。

 ……と、言ったものの。
 新開巡査の正義や優しさが中途半端で、ストーリーに深みを持たせるための役割とは思うが、ストーリーや捜査をかく乱させるための役割にしか思えなかった。(前回登場した時も、同じ感触)

 劇中最後に、土門が新開に警察官としての責務を全うさせるために、幼なじみの罪状(犯人隠匿罪など)や処分を告げさせていたが、そもそも、新開も捜査非協力、撹乱を追及されてもいいのでは(美談ぽく、まとめられていたが)
 新開が、幼なじみに友人として警察官としてしっかり対応していれば、彼女が罪に問われることもなかったのに……

 それにしても、今回もお金を貸していたんかい!


 今シリーズ、藤倉甚一(金田明夫)の影が薄かったなあ。

【ストーリー】(番組サイトより)
 雑居ビルの前で、転落死と思われる男性の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは臨場する。ビル屋上には彼の靴が残されていたが、その靴には彼自身の血痕が付着しており、自殺を装って殺害された可能性が濃厚となる。
 まもなく遺体の身元は、傷害致死の前科を持つ木本吉春だと判明。木本には11年前、兵庫県内で些細なトラブルを起こし、相手男性を殴って死亡させた過去があったのだ。当時、懲役5年の判決が下り、損害賠償命令も出たはずだったが、賠償金は10年間一度も支払っていないようだった。
 土門薫(内藤剛志)が11年前の事件の被害者の娘・福原楓(山谷花純)を訪ねたところ、木本は出所後すぐに行方をくらましたため、結局、賠償金は時効になってしまったと話す。その木本が殺されたことを伝えると、彼女は「ありがたいですね」という謎の言葉を口にする。
 そんな中、事件を追う土門とマリコの前に、数カ月前の事件で知り合った九条署の交番巡査・新開颯太(鈴木福)が現れる。颯太は楓とは幼なじみであることを打ち明け、彼女の力になりたいと訴え、捜査本部はどこまで真実に近づいているのか教えてほしいと頼みこんで来るが―!?
 ところがその矢先、土門とマリコが木本の妹・沙友里(手塚真生)から事情を聴いていると、そこに楓が出現! 突然、「あなたの兄・木本吉春を殺しました」と沙友里に告げて…!?
 その後、楓を救いたい颯太は、鑑定に情を持ち込まないマリコと対立することに――!?

ゲスト:鈴木福 山谷花純 手塚真生 谷口高史(時代劇が多い)

脚本:櫻井武晴
監督:兼﨑涼介
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光る君へ 第32話「誰がために書く」

2024-08-31 14:09:45 | ドラマ・映画
なかなかいろいろな要素が凝縮した回だった
1.スリリングな会話
 道長の娘の中宮・彰子のもとに、まひろが女房として仕えることになった。
 道長の妻・倫子はまひろとは、勉強会以来、懇意な間柄。道長はさらに古くからの因縁があり、男女の深い絆を交わした仲である。
 安易に"三角関係”と言えないほどの深い結びつきの三人。
 それが、道長と倫子の夫婦の会話の中で、まひろが話題に上がった。
「殿がなぜまひろさんをご存じなのですか?」というような危険なセリフが飛び出したが、道長は想定していて、《公任を介して》という説得力のある回答(実際、事実であるし)。
 3人の利害が一致しているものの、三角関係については知らない倫子が、いつそれを知ることになるのか……

2.吊り橋効果
 火事騒動により、帝と彰子が手を取り合って避難。
 “吊り橋効果”と書いたが、少し違うかも。
 とにかく、互いに異性として意識した模様。ふたりの気持ちは接近?
 これに、まひろの『源氏物語』が絡んできそう……

3.怖い女房達
 まひろが女房として初出仕。
 これを女房達が迎え撃つ……出迎えるが………
 皆、表情が怖い!
 特に、先頭にいた女性?……《この女優さん、誰?》と思ってしまうほど、強烈だった。

4.「お前が女子であってよかった」
 これは説明不要であろう。
 為時は、まひろの才覚を褒めると同時に、女子である故、その才覚が活かされない平安時代の世を嘆いていた(まひろも、世の不条理を悔しがった)。
 しかし、為時はまひろを全肯定して、この言葉を発した。
 これは、嬉しい。
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映画『キングダム 運命の炎』を観る

2024-07-16 11:11:51 | ドラマ・映画
関連記事「映画『キングダム2 遥かなる大地へ』を観る」

 3連休の最後に、録画しておいた金曜ロードショー『キングダム2 遥かなる大地へ』を観ることができた。(3連休と言っても、土曜日は普通に仕事で日、月は半分仕事。新盆でお経を戴いたし)
 深く考えずに観ると……楽しめた。「2」の方が面白かったかな?

 で、一応、細かいことを大雑把に?記すと、
①嬴政(吉沢亮)が闇商人・紫夏(杏)の助けで趙国から脱出する云々は、なくても良いような……
 吉沢亮の出番が少ないので必要だったのかも…
 自身の亡霊のようなモノに怖れて半狂乱であらぬ方向に逃亡騒動を起こし、その間に追手に迫られ、結局、杏も亜門(浅利陽介)も死亡。
 人質の割には、趙国内では自由だったなあ…
②飛信隊の奇襲は無理があり過ぎ
 河了貂あたりが策をめぐらせて、隠密裏に敵・将軍の馮忌(片岡愛之助)に突進するのならともかく、敵味方に察知されるほど派手に動いて、崖を上って、そこから突進し、そこから馮忌まで近づくのに一苦労……百人では無理。
③王騎(大沢たかお)の策は見事
 壁(満島真之介)たちの軍が突進し、馮忌軍が劣勢を装い後退し、それに乗じた壁たちの兵がおびき寄せられ、取り囲まれ狙い撃ちに…。しかし、それこそが王騎の策で、逆に馮忌本体が手薄になり、信たちの奇襲を食らってしまった。
④壁(満島真之介)や河了貂(橋本環奈)は……
 壁は今回もあまり活躍せず(がんばってはいたけれど)、河了貂は丘から見ているだけ
⑤龐煖(吉川晃司)は強過ぎ!
 強過ぎ!


 金曜ロードショーで毎回思うが、ちゃんと、エンドロールや主題歌を流してほしい。
 スタッフやキャストを字幕で流しながら、次週の賑やかな(喧しい)紹介はやめてほしい。映画の余韻が………
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