英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

立春寒波(2025年2月4日~6日)その2……2月1日時点の寒気予想

2025-02-01 14:47:12 | 気象
「立春寒波(2025年2月4日~6日)……いやな予感」(1月28日記事)の続報、今日(2月1日)時点での寒気の予想です。

 来週の「立春寒波」の警戒の声が大きくなってきている。
 「日本海側は4年前に匹敵する記録的大雪のおそれ」「今季最強最長の寒波襲来 北陸 大雪リスク急激に高まる 影響長期化」「10年に一度の寒波」などなど……

 ただし、前回記事の時より寒気の南下は若干緩めな予想となってきている。
 私の体験としては、北陸の大雪の一番大きな要素は《5000m(5500m)上空の寒気の南下、強さ具合》なのだが、最近の気象予報士の注目要素は《1500m上空の寒気の南下、強さ具合》のようだ。「上空1500mで-6℃だと平地で降雪」「上空1500mで-12℃だと平地で大雪」という法則に基づいて予報を出している。

 この法則は全般的には成り立つかもしれないが、北陸だと当てはまらないことが多い。
 実際、29日~30日の寒波は福井県の平野部では、ほとんど積もらなかった。
左が上空1500m、右が上空5000m付近。

 寒かったですが…
 29日の最高気温は5.0℃、30日5.3℃、北寄りの風が強く、寒かった。ちなみに、平年のこの時期の最高気温は6.3℃なので、やや寒い程度。
 ただし、峠を越えたと言われた昨日(31日)の最高気温は3.4℃だった。予想最高気温は8℃だったので、大外れ。予想外だったので、ことさら寒く感じた。
 素人の私の想像だが、もっと上空(5000m付近)の寒気が強力でないと、雪そのものの温度が低くないので、地上に降るころには融けかかっている状態になる。
 実際、水雪やみぞれが多かった。

 さて、今度の立春寒波だが、ピークと思われる2月5日の予想図はこれ。(下の図は1月29日・再掲)
 

 今度の立春寒波が強力だというのが分かる。

 ただし、前記事(1月28日記事)の時点の寒気予想図と比べると(上図が今日時点の予想図、下図が1月28日時点の予想図)
 

 現時点の予想の寒気のピークが2月5日9時なので、上の両図は時刻が半日ズレている。
 この上下図を比べると、上空5000mの寒気の南下は若干、緩くなっている。
 と言っても、強力な寒気というのは変わりがなく、《たくさん降りそう》という予測も変わらない。ああ……

 最後に、寒気ピーク付近の予想図。
 
 


 上空1500mの寒気は大雪には直結しないと考えているが、それ自体も強力なので、最高気温が1℃か2℃という予報が出ている。これだと雪が降っただけ積もる。これに、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が直撃しようものなら……
コメント
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