英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

“福井県庁の補助金申請漏れ” その後…真逆の人事委員会勧告

2024-11-30 17:56:33 | 時事
以前、《福井県庁が補助金の請求手続きを怠ったため、国からの補助金を貰えなかった。過去にも同じような件があり、公表しなかった》という記事を書いた。
「福井県水産課、23年度補助金請求手続きを怠り4億6千万円を自腹(←福井県民が?)、18年度も3億円」(2024年7月1日記事)
「補助金申請漏れの件で杉本福井県知事が陳謝したが、何か違うような…」(2024年7月6日記事)
 この記事以後も申請漏れなどで補助金が不交付になっていた件が発覚し、計5件、総額7億7300万円余りの国の補助金が受けられなかったことが判明している(2024年9月4日時点)(福井テレビ"県内のニュース”より)
 県は、再調査とか再発防止策とか知事の減給とか対応を講じている。さらに、《事務的経費の削減や費用対効果の低い事業の見直しなどで歳入の不足分を補う方針》と表明していたが、《これだと、県庁関連の業者にしわ寄せがきてしまう。こう何度もミスを繰り返している以上、県庁全体の責任で、県職員も減給すべき》というのが、私の持論である。

 ところが、「県職員の給与・ボーナス 3年連続で引き上げ勧告」(NHK 福井 NEWS WEB)によると、
《県人事委員会が、今年4月に県内の108の事業所と県職員の給与を比べたところ、月給、ボーナスともに民間の支給額を下回っており、月給の平均で9395円、率にして2.62%を、ことし4月にさかのぼって引き上げることを勧告した》という。
 
 そもそも、県の人事委員会って?
県のホームページによると
【人事委員会について】
人事委員会は、地方公共団体の職員の任免(採用・昇任・免職など)や給与制度といった人事管理が適切に行われるよう設置された専門的・中立的な人事行政機関です。
委員の構成……3人の委員(議会の同意を得て福井県知事が任命)による合議制の機関で、委員の任期は4年です。

 たった3人!
 県内の108の事業所と県職員の給与を比べたというが、
実際に誰が調べたのだろうか?
108の事業所の選定基準は?(高額の事業所ばかり対象にしたのでは?)


 それはともかく、
県職員の怠慢で、県民や関連業者に“しわ寄せ”がきているというのに、県職員は給与補正で増額とは!
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危険運転致死罪と裁定されたが……議論は不可解(常識的ではないなあ)

2024-11-30 10:19:20 | 時事
「時速194キロ、危険運転認める 死亡事故、男に懲役8年判決―“自己中心的”・大分地裁」『時事ドットコム』より引用】
 大分市で2021年、時速194キロで乗用車を運転し、死亡事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪に問われた当時19歳の被告の男(23)の裁判員裁判の判決が28日、大分地裁であった。危険運転致死罪が成立するかが最大の争点だったが、辛島靖崇裁判長は同罪の成立を認め、懲役8年(求刑懲役12年)を言い渡した。
 辛島裁判長は、現場の道路は一般道で、タイヤの通る場所が変形し、くぼみができる「わだち割れ」があったことも推認できると指摘。時速194キロで交差点に進入する行為は、ハンドルやブレーキの操作ミスで車を進路から逸脱させ、事故を発生させる実質的危険性があるとして、危険運転の要件の「制御困難な高速度」に該当すると認定した。
 一方、検察側の「人や車の通行を妨害する目的があった」との主張については、被告に車両の通行妨害が確実だとの認識があったかは合理的な疑いが残るとして退けた。
 その上で、「法定最高速度の3倍以上の常軌を逸した高速度での走行だった」と言及。同被告は常習的に高速度走行をしており、マフラーやエンジン音、加速の高まりを体感して楽しむという動機は「自己中心的だ」と厳しく非難した。
 弁護側は、同被告は道路に沿って直進走行できていたことなどから危険運転致死罪は成立せず、過失運転致死罪にとどまると主張していた。
 大分地検は当初、過失運転致死罪で同被告を在宅起訴したが、厳罰を求める遺族らの署名活動後、より法定刑が重い危険運転致死罪への訴因変更を請求。地裁も変更を認めていた。
 判決によると、被告は21年2月9日夜、法定速度が60キロの大分県道交差点を時速194キロで直進し、対向車線を右折しようとした車に衝突。右折車を運転していた会社員の小柳憲さん=当時(50)=を死亡させた。

……“危険運転致死罪”が適用されてホッとしたが、「懲役8年」は遺族にとって納得できないだろう。

 上記の記事で気になったのは、藍色太字の部分。
・「時速194キロで交差点に進入する行為は、ハンドルやブレーキの操作ミスで車を進路から逸脱させ、事故を発生させる実質的危険性があるとして、危険運転の要件の「制御困難な高速度」に該当すると認定
・検察側の「人や車の通行を妨害する目的があった」との主張については、被告に車両の通行妨害が確実だとの認識があったかは合理的な疑いが残る
・同被告は道路に沿って直進走行できていたことなどから危険運転致死罪は成立せず、過失運転致死罪にとどまると主張


 上記の《制御困難な高速度》とか《通行を妨害する目的》とか《道路に沿って直進走行できていた》などを考察する必要はなく(考察するのはおかしい!)、「法定最高速度の3倍以上の常軌を逸した高速度での走行」と認定するだけでいいはず。

時速194㎞で走行するということは……
・秒速54m!……交差点手前100mで信号が変わったとしたら、ブレーキを踏まなければ、その2秒後には交差点に進入していることになる。
 仮に、信号が変わったのを見て瞬時にブレーキを踏んだとしても、制動距離は約212m。それに、実際は認識してからブレーキを踏むまでのタイムラグがあり空走距離は約54mで、停止距離は266mにもなる(認知してから停止するまで約9秒かかるらしい)。……全然、止まれない! 150m手前で認識しても全く間に合わない。

・右折する対向車の立場(被害者の視点)で考えると
 対抗車線の直進車が50~80mぐらい離れていれば右折に入ると思う。でも、この間隔だと対向車が猛スピードで走っていると認識すれば躊躇うだろう。それでも、120mぐらいあれば右折に入るのではないだろうか?
 対向車が時速120㎞だとすると、秒速33.3mなので、右折に3秒かかるとしても大丈夫。これが、対抗車が時速194㎞だとすると、3秒で150m走行するので衝突してしまう。
 ただし、右折に要するのが3秒というのは私の見当なので、4秒かかるかもしれないし、交差点が大きければもっとかかるかもしれない。
 でも、時速194㎞で暴走しているとは、普通、思わないだろう。交差点150m向こうまで走行車がなかったら、右折するであろう。

 そもそも、《制御可能かどうか》《妨害する意志があったかどうか》という条文があるので、変な議論になってしまうのである。
 《危険極まりない運転(危険運転)かどうか?》を判断すればいい。その概念を根幹にして、裁判で議論・検証すればいい。


【当ブログの関連記事】
「法廷の常識は世間の非常識 ~危険運転致死罪~」(2024年11月6日記事)
「“危険運転致死傷罪”の適用要件の明確化は重要だが……」(2024年11月15日記事)
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相棒 season23 第6話「薔薇と髭の夜明け」

2024-11-29 17:49:13 | ドラマ・映画
今話の主要人物、泉川慎平(教師)と矢野拓海(司法書士)の行動や心理が不可解。
さらに、10年前の強盗事件に関しても疑問が多く、脚本が荒い
ように感じた。



司法書士・矢野拓海
 昏倒した行きずりの男(泉川…インフルエンザに罹患しながらもバイトの新聞配達)を、肩を貸して彼の部屋まで付き添うという優しさ(お人好しレベル)。当時は”ヤサグレ”ていたにも拘らず。
 彼の部屋で、彼が苦学生であり、受験を控えていたことを知り、代わりに試験を受ける(黒髪に戻し、身なりも改める……元カノの証言)
 その受験と強盗が重なり、準備しただけで強盗には参加せず。準備の際、目出し帽を入れたポリ袋に指紋を残す。
 その後、生活を改め勉強し、司法書士になる。
 ただし、強盗をキャンセルした負い目で、強盗主犯のコンサル会社経営の幸田のマネーロンダリングなどに加担。
 今回、幸田から呼び出され、会社を訪れたが、幸田は既に殺されており、現場を立ち去る際に泉川と鉢合わせたが、振り切ってその場を去る。


・元は秀才だったとはいえ、ヤサグレ生活を続けていた矢野が入試をクリアするとは思えない
・強盗の準備をするほど心づもり⇒替え玉受験……そこまでの心の転換をするのは無理がある
  《友達だった》とか、《日ごろの泉川の努力を知っていた》とかいうのならともかく……
 【この件について、一応、劇中で回収はしているが……後述
・立ち直って司法書士になったのに、なぜ、マネーロンダリングに加担したのか?
 強盗を共謀、実行しようとする間柄だったが、それを、キャンセルしたという負い目があり、マネーロンダリングに加担したのだろうが、《強盗は実行しなかった》《幸田は強盗しており、捕まっていない》という状況は、矢野の方が優位なはず。司法書士の資格を得たのなら幸田に加担せず、別の土地に行けばいいのに(公の職業なので、突き止められ易かったのかもしれない)

【矢野がマネーロンダリングに加担した理由】
………「馬鹿じゃねえの? こっち(悪)が本当の俺なんだよ」(←泉川の問いに対する矢野の言葉)
 本心とは思えないのだが……
   
定時制高校の教師・泉川慎平
 苦学を経て教師になる。苦学時代、ヒロコが携わっているボランティア食堂に世話になり、現在は手伝いもしている。
 入学試験直前にインフルエンザに罹患したが、バイトの新聞配達中、昏倒したが、居合わせた矢野に介助され自室に。
 入試への執念を見せるも、高熱で意識を失う。
 絶望したが、合格通知が届き驚くが、矢野が替え玉で受験したのではと思うが、連絡付かず、そのまま教師に。
 ボランティア食堂が幸田のマネーロンダリングの標的になったため、矢野と遭遇。
 矢野が幸田のコンサル会社と関わりがあると知り、矢野に会うため会社に出向く。
 そこで、矢野と鉢合わせ。関わりたくない矢野に突き飛ばされ、喫茶店の看板と激突し、高校の教職員章(バッジ)が外れてしまう。

 幸田に文句を言おうとやってきたヒロコママがバッジを見つけ、事情を問いただそうと泉川に連絡を取ろうとした。(その行動の為、ヒロコママの関係者は《ヒロコママが幸田を殺害し逃亡?》したのではと心配した)

・冷めた見方をすれば、体調不良ならバイトを休むべき(職場は大迷惑かもしれないが)。昏倒した後の配達はどうなったのか?(余計な心配?)
・試験の三日後には食堂に顔を出していたようだが、合格通知が届くまで、インフルエンザで受験できなかったと誰にも洩らさなかったのだろうか?
・矢野に介抱された時、朦朧としていたが、矢野の顔はしっかり覚えていた


【替え玉受験をすることにした矢野の心内】
 やはり、熱にうなされながらの泉川の言葉に心が動いたのだろう
高熱で朦朧としながら
「最初で最後のチャンス…」
「チャンスなんて贅沢なモノ、初めからなかったんだよ」
「あるよ……チャンスは………あるんだ……」(矢野を見つめ、訴える)

気を失う泉川。矢野、泉川の受験票を掴む……
 

  【私見】強盗の準備をしていた矢野だが、本心は強盗などしたくはなかった。替え玉受験は、“強盗に加わらない”理由付けとなった……とか


★最後に見つめ合う泉川と矢野(けっこう長い時間だったよね)
・泉川は生徒たちに替え玉受験の件を告白し、教員免許を返上して、一からやり直すことにした
 教員免許返上で済むのかな?
 普段の職務態度や生活、自ら告白したことによる情状酌量はあるが、「一(いち)から」ではなく「-(マイナス)から」になるだろう。
【替え玉受験で問われる罪】
有印私文書偽造・同行使罪
建造物侵入罪(各種試験会場の管理者は、受験資格を持つ本人以外の者が、受験者として試験会場に立ち入ることを認めていない)
偽計業務妨害罪
★替え玉受験を依頼した側も罪を問われるかのうせいがある
 今回の場合、泉川の感知しないところで行われたので、罪は問えないかもしれないが、合格通知が届いたところで気づくので、その後シラを突き通し、教員免許を取得し、業務した点で罪は問われるのでは?

・矢野についての“その後”は、なし。マネーロンダリングに関係した件で罪を問われたのだろうか?

 このふたり、いい友達になりそうだし、仕事上のパートナーにもなれそうだ。
 見つめ合っていたのだし、ふたりで塾やフリースクールを運営するとかしてほしい



【その他の疑問、感想】
・目出し帽をなぜ燃やさず捨てたのか?
・看板の片付け忘れなんて、よくありそうだと思う。と言うより、ゆすりに行く時、看板を片付けてから行きそうなものだ。
・レギュラーやサブレギュラーの料理を、右京たちが試食するリアクションの典型的なパターンだった(美和子は「ひと味足りない」とケチをつけていたが)
・亀山をディスる右京(激しいディスり方)……「何も知らないくせに、僕の思考を刺激してくれる」
・矢野役の柾木玲弥さんは、体操の内村航平氏に似ている?(特に“やさぐれ”ていた時代)


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」
第4話「2つの顔」
第5話「幽霊ホテル」

【ストーリー】番組サイトより
ヒロコママが殺人事件の容疑者に!?
10年前の未解決事件との関係とは


 特命係と親交の深いゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)が、殺人事件の現場付近で目撃され、そのまま姿を消した。
 殺害されたのは、NPOを利用したマネーロンダリング疑惑が掛かったコンサル会社の社長・幸田。ヒロコが携わっているボランティア食堂を隠れ蓑に、脱税や援助の着服をしていたことが発覚。ヒロコが抗議に向かったというが、そのまま行方不明になっているらしい。
 右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、ヒロコのボランティア仲間である泉川(西銘駿)らと協力して捜索を開始する。いっぽう、捜査一課は司法書士の矢野(柾木玲弥)から事情を聞いていた。矢野は、幸田に脱税方法を入れ知恵していた疑いがあり、最後に連絡を取っていたのも矢野だった。そんな中、幸田が10年前、いまだ解決されていない強盗事件にかかわっていた可能性が浮上してくる。

忽然と姿を消したヒロコを追う右京と薫
時効直前の強盗事件と奇妙な符合が…!?
理不尽な現代社会に特命係が光を当てる!


ゲスト:深沢敦 西銘駿 柾木玲弥

脚本:岩下悠子
監督:橋本一
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2024年度 A級順位戦 5回戦終了

2024-11-28 10:46:28 | 将棋
【4回戦終了時の成績】(右端は6回戦の対戦相手)
1 豊島九段  1勝4敗 ●佐々木 ●渡辺  ●佐藤  ○菅井  ●永瀬  稲葉
2 永瀬九段  4勝1敗 ●佐藤  ○菅井  ○稲葉  ○佐々木 ○豊島  中村
3 渡辺九段  3勝2敗 ●中村  ○豊島  ○増田  ○稲葉  ●佐々木 千田
4 菅井八段  1勝4敗 ●増田  ●永瀬  ●千田  ●豊島  ○中村  佐藤
5 稲葉八段  1勝4敗 ●千田  ●佐々木 ●永瀬  ●渡辺  ○佐藤  豊島
6 佐藤九段  4勝1敗 ○永瀬  ○千田  ○豊島  ○増田  ●稲葉  菅井
7 佐々木八段 4勝1敗 ○豊島  ○稲葉  ○中村  ●永瀬  ○渡辺  増田
8 中村太八段 2勝3敗 ○渡辺  ●増田  ●佐々木 ○千田  ●菅井  永瀬
9 千田八段  2勝3敗 ○稲葉  ●佐藤  ○菅井  ●中村  ●増田  渡辺
10増田八段   3勝2敗 ○菅井  ○中村  ●渡辺  ●佐藤  ○千田  佐々木


 5回戦で全敗だった稲葉八段が全勝の佐藤九段を降し、同じく全敗だった菅井八段も中村八段を下したので、挑戦者争いと残留争いのそれぞれが混戦模様となってきた。
 ただし、挑戦者争い、残留争いそれぞれが混戦となっただけで、色分けはハッキリしてきた。

《挑戦者争い》
2 永瀬九段  4勝1敗
6 佐藤九段  4勝1敗
7 佐々木八段 4勝1敗
3 渡辺九段  3勝2敗
10増田八段   3勝2敗

《残留争い》
8 中村太八段 2勝3敗
9 千田八段  2勝3敗
1 豊島九段  1勝4敗
4 菅井八段  1勝4敗
5 稲葉八段  1勝4敗

 挑戦者争いは、現成績と残り対戦相手を考えると永瀬九段が有力。
 7回戦の永瀬-渡辺戦が後半戦の第一のヤマ。
 8回戦の佐藤-渡辺戦も大きな一局。渡辺九段はこの2局を連勝したい。
 最終局は現在4勝1敗同士の佐藤-佐々木戦も大一番。
 挑戦者争いは同成績であれば決定戦になるので、現在5位の増田八段も大いにチャンスがある。

 残留争いは、現在6位の中村八段と最下位の稲葉八段は、今期ランクを考慮すると0.5勝分の差しかない状況。さらに、降級者は2名なので、全く分からない状況。
 とは言え、現在最下位の稲葉八段は、次局で競争相手の豊島九段に敗れると厳しい状況になりそう(それでも、まだまだ残留のチャンスはある)

《7回戦の組み合わせ》
2 永瀬九段(4勝1敗) vs 8 中村太八段(2勝3敗)
6 佐藤九段(4勝1敗) vs 4 菅井八段 (1勝4敗)
7 佐々木九段(4勝1敗)vs 10増田八段(3勝2敗)
2 渡辺九段(3勝2敗) vs 9 千田八段(2勝3敗)
1 豊島九段(1勝4敗) vs 5 稲葉八段(1勝4敗)

上述した豊島九段vs稲葉八段も大きな一番だが、佐々木九段vs増田八段も大きな勝負だ。(どの対局も大きな一局だが)
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2024大相撲九州場所 雑感 “ゆるふん疑惑”他

2024-11-27 17:07:11 | スポーツ
「翔猿の“ゆるふん”疑惑 2023名古屋場所13日目 翔猿ー宇良」という記事を書いたが、今でもアクセスが割とある。“ゆるふん”という言葉が引っ掛かるのか、翔猿が人気がある故なのか……(ついでに、「伸びたまわし 照ノ富士-翔猿 2023大相撲名古屋場所3日目」へのリンクも張っておきます)


 今場所もいろいろ思うことが多かった場所だった。
 本当はきちんと書きたいが、ちょっと余裕がないので、簡単に。

まず、“ゆるふん”について
 翔猿については、最近、がっぷり四つになることが減ったので、以前ほどは目立たないが、まわしが緩めであるように感じている。
 で、その翔猿より、遥かにまわしが緩い棋士がいた……竜電だ。
 翔猿が“ゆるゆる”だとしたら、竜電は“ゆるゆるゆるゆる”である。
 ただし、相手のまわしの掴み方で ”一枚まわし”になるかどうかが分かれる。つまり、指がまわし1枚だけに引っかかる所謂 ”一枚まわし”だと、まわしが伸びてしまう可能性が高くなる。なので、《まわしが緩い》と断定するのは早計かもしれない。しかし、もともとまわしが緩くなければ、”一枚まわし”にはなりにくい。とにかく、竜電の相手力士は伸びたまわしを掴んでいるシーンが多かった。
 竜電は相撲の取り口は外連味(けれんみ)は少なく、正攻法な相撲である。
 阿武剋も錦富士もまわしが緩いように見えた(阿武剋も錦富士も相撲は正攻法)。ただし、偶然かもしれない。

阿炎の相撲は嫌い
 今場所は、突き押しの力が強く、好成績だった。
 “好き嫌い”という感情に動かされて、記事に書いて発信してしまうのはダメだと思うが、見逃してください。
 詳しくは「2023大相撲秋場所 雑感」の阿炎の項で書いているが、この力士、《隙あらば引き技を出そう》と考えているように思う。突き押しだけで相手を土俵の外に突き出してしまう相撲も多いが、それ故、引き技も効果的で、よく決まる。さらに、最初から変化するつもりのように見える相撲も多い。今場所の尊富士戦がそうだった。好勝負が期待された一番だっただけに、呆気なく勝負がついたあとの会場はざわついた。せっかく料金を払って足を運んで観に来ているのだから、観客は不満の声を上げても良いと思う

40歳玉鷲 健在!
 通算連続出場回数など記録更新中。優勝2回も凄いが、幕内の地位を11年以上も連続して維持しているのは特筆すべきである。九州場所中に40歳になったが、8勝7敗で勝ち越し、健在!

琴櫻と豊昇龍が13勝1敗同士で、千秋楽相星決戦
 大関陣が充実し、面白い場所だった。

琴櫻……穏やかな顔つきで淡々と仕切っているが、制限時間になり最後の仕切りに向かう時、表情が一変する。まるで、”大魔神”!(←分からない人はスルーしてください)
    《腰が重い》《柔らかい》《腕力(かいなぢから)が強い》《投げるつける(まわす)》
豊昇龍…眼光が鋭く、怖い 
    《反射神経が非常に良い》《腕力(わんりょく)がある》《投げ飛ばす》

 決戦は激しい突き合い。両力士とも”諸手(もろて)突き”。両手で5回ほど同時に手で押し合った後、豊昇龍が右上手を掴みに行く。
 朝青龍はうまくまわしを掴むと同時に、やや強引に上手投げ。強引とは言え、豊昇龍の投げは強力、並の力士なら身体が浮いて、体勢を崩すが、琴櫻は腰が重く、足さばきで身体を回すのみで崩れない。
 奈緒も投げを打とうと豊昇龍が足に力を入れるが、そこで足が滑り、バッタリと前に手を付いてしまう。
 あっけない幕切れだった。
 足が滑って自滅という形だが、強い力を込めたのに琴櫻が動じなかったことにより、作用反作用でその力が豊昇龍に跳ね返り、足を滑らせたと見る。
 琴櫻の腰の重さと体捌きのうまさが勝因

新大関・大の里 失速
 新大関の大の里も序盤は快調で、強さを感じた。
 しかし、中盤過ぎから土俵際で逆転される相撲が相次ぎ、9勝6敗に終わった。
 やはり、注目された分、余計な力が入ってしまい、負けたことにより、焦ってしまったのだろう。
 精神的にも体力的にも消耗していたのかもしれない。これまでと違い、土俵際でふわふわした感じだった。

好成績力士
若元春(小結)    10勝5敗
若隆景(前頭二枚目) 10勝5敗 技能賞
阿炎(前頭三枚目)  11勝4敗 殊勲賞
隆の勝(前頭六枚目) 11勝4敗 敢闘賞
豪ノ山(前頭八枚目) 11勝4敗
千代翔馬(前頭14枚目)11勝4敗
尊富士(前頭16枚目) 10勝5敗
 豪ノ山の突進力が見事だった。《とにかく前に出る》という気持ちが賞賛に値する。三賞が当たらなかったのは残念。
 私の好きな大栄翔も見習うべきだと思う。突こうとする気持ちは強いが、それが先走って上半身だけで押そうとして、足がついていかない。よって、全身力も弱く、はたかれることも多い。足を前に出し、相手との距離をなくして押せばいいと思うが……ごめんなさい、素人の“知ったかぶり”です。
 高安も良い体勢になってから、大事を取り過ぎ。豪ノ里を見習って、とにかく、押してほしい。
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相棒 season23 第5話「幽霊ホテル」

2024-11-25 09:41:18 | ドラマ・映画
 心霊スポットとしても有名なホテルに、幽霊との遭遇を期待した?右京が訪れた。
 その矢先に、刺殺遺体が発見される!

ドラマ序盤で分かった事実や謎
➀死体はホテルの従業員・宮原で、蝶が握られていた
②殺害時刻の少し前に、ホテルで“人魂”の目撃が2件
③ホテルに宿泊していた少女は、その蝶を見つけて追っかけていたと言う
④蝶は“スマトラシジミ”でスマトラ島一帯に数でいて、日本には生息していない。標本も価値が高い。光る特性で夜行性。ジャスミンとカンナビスの花の蜜が好き(自称”昆虫博士”亀山の講釈。光る特性は遺伝子操作によるもの:右京の知識)
⑤少女は呼吸器疾患を発症していて療養に来ていた。父親は週末だけ宿泊、蝶には心当たりがありそう。夫婦仲は良くなさそう。
⑥支配人は何か悩みがあるようだと、常連客から情報
⑦宮原は“ギグワーク”(アプリで単発の仕事を請け負う)だったが、ようやくホテルの正社員にったとのこと
  (「前話は“光るきのこ”で、今回は“光る蝶”かよ…」と日本各地で呟かれた……かも)
⑧人魂の目撃地点には、ジャスミンの花が飾られていた
 これらの情報(➀②③④⑧⑨)から
⑨(推論を確かめるため、大学の研究室へ行く)「スマトラシジミの流出の可能性はない」と教授は言う。遺伝子組み換え生物の規制に関する国際法に抵触する
⑩研究室にいた清掃員は手際が悪かった

《目撃された“人魂”の正体はスマトラシジミで、ホテルに活けてあった花の蜜を求めて飛び回っていた》
《宮原はその蝶を捉えた直後に殺害された》

と推理された。

ドラマ中盤
⑪少女の母親のブログから、客室で蝶を飼っていた可能性あり(亀山が指摘)
⑫少女は蝶を飼っていたいたことを認める。蝶にジャスミンの密をあげようとして、逃げられてしまった
⑬支配人と宮原が物陰で何回も密談、支配人は何かを受け取っていたと(捜一トリオの聞き込み)

《残る謎・疑問》
・従業員が殺害された理由……“スマトラシジミ”を握っていたことが関係すると思われるが、殺害される理由は不明
・“スマトラシジミ”を誰が少女にプレゼントしたのか?
・支配人は何を悩んでいるのか?


 “暇か課長”の回想……親としての不義理の罪滅ぼしとして、虫をプレゼント
 それがヒントとなり、《少女に蝶をプレゼントしたのは、多忙で娘にかまえない父親では?》と。

⑭(父親への聴取)蝶は宮原から譲り受けた
   彼が娘の為に蝶をくれたのは、妻との間に何かあるのでは?と疑った

《宮原は、どうやってスマトラシジミを手に入れたのか?》
情報⑦⑩から、宮原がギグワークで清掃員として研究室に入って入手したのでは?
 (教授の言)「研究所員がスマトラシジミを粗大ごみの脇に置いてしまったため、処分品と思い蝶を持ち去った」
 そして、スマトラシジミの回収を命じた(死なせても構わない。回収が第一)

 宮原は蝶を回収した後に殺害されたが、どこで蝶を捕獲したのかが不明
《蝶はジャスミンの花のところから、どこに行ったのか(どこに居たのか)?


 スマトラシジミはジャスミンの花の他にカンナビスの花も好物だった。その花のところに居たのでは?
 右京は
《ホテル内の誰かが、カンナビスの花を隠し持っていたのでは?》
 カンナビスは麻の一種……麻は種類によっては大麻の原料になる

 暇か課長「大麻取引の場所は“フォール(fall)”と呼ばれていた」
 fall=秋→秋川ホテル

 容疑者として、幽霊マニアが浮かび上がる。
 幽霊マニアとして心霊写真を撮ると言っていたが、カメラのレンズが傷だらけだったことで、右京は目をつけていた。

偽・撮影マニア
「自分の部屋を物色していた(実は蝶を探していた)宮原を、自分を逮捕しようとしている刑事だと思って、殺害。
 正体を探るため、宮原のポケットを物色すると、茶色の粉末の紙袋を発見。捨てた」

”茶色の粉末の紙袋”の正体は?
宮原が支配人に渡していたのモノなのか?

(宮原か支配人が薬物取引の一味?)


 支配人は、少女が敢えて薬や吸入器を拒否(治るのが嫌?)しているのでは?と考え、心配した
 支配人は宮原に客室を探らせる。宮原、ごみ箱から茶色い粉末を発見し、支配人に渡した


【少女の気持ち(願い)】
 自分が病気になり療養生活になったら、週末ごとに父親が会いに来てくれるようになった。
 昔のように親子三人がそろう。それがうれしかった。それで、《病気のままで良い》と


 結局、宮原は優しさからの行動が、悪い奴(大麻の売人)に勘違いされ、殺害されてしまった。
 しかし、スマトラシジミを持ち出した(窃盗?)のは過ちではあった。研究員の蝶の管理の不注意があり、廃棄物と思ったというが、わざわざ、ギグワークに登録して研究室に入室したのだから、スマトラシジミを何とか入手しようと考えてはいたはずだ。

 右京、亀山、支配人で宮原の死を悼む。
 真相の解明、殺人と薬物密売範を逮捕、少女の願い、宮原の善意と追想……でエンディングと思っていたら
……幽霊登場!

 「優しい彼には優しい人たちが待っている」(←意訳)
と、ホテルのなじみ客が登場!
 神出鬼没だ。スッと現れ、スッと消える…
 あまりに堂々と、話しかけてくるので、右京たちは幽霊とは思わない。
 支配人は気づいていたようだったが。


 いくつかの謎が、段階的に解明されていき、面白かった。
 光る蝶、殺人、大麻取引、少女の願い、支配人(ホテル全体)の優しさ、そして幽霊まで登場、盛りだくさんのだった。
 個人的にはちょっと詰め込み過ぎのように思った。
 《幽霊が登場し、幽霊との遭遇が宿願の右京が気づかない》というパターンは面白いが、今回は幽霊はなくても良いような気がする。
 でも、タイトルが「幽霊ホテル」なので必須か?
 うまく詰め込んだストーリーだった。


【ちょっとしたツッコミ・疑問】
・「死後は幸せが待っている」などと幽霊は言ったが、自由に姿を現し、会話も可能なら、殺害される宮原を助けろよ
・偽・心霊マニアはなぜホテルに留まっていたのだろう?右京たちが「こてまり」でくつろいでいる最中に“とんずら”すれば良かったのに。
・前川泰之さん(少女の父親)は「ゲスト」扱いにすべきだ


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」
第4話「2つの顔」


【ストーリー】番組サイトより
秋深い宿で起きた殺人と幽霊騒動
不可解な謎を解く鍵は“幻の蝶”!?


 右京(水谷豊)が休暇で訪れていた山間のホテルで、客室スタッフが刺殺される事件が発生。遺体の手にはなぜか、東南アジアにしか生息していない珍しい蝶が握られていた。
 そんな中、宿泊客が“人魂”を見たという噂を耳にした右京は、興味津々で調査を開始。聞けば、このホテルは心霊スポットとして知られていて、わざわざ幽霊目当てで訪れる物好きもいるという。
 捜査に合流した薫(寺脇康文)は、館内で問題の蝶をスケッチしている少女と出会い、一緒に蝶を探すことに。しかし、療養中だという少女が体調を崩してしまい母親が保護。その場に父親も現れるが、夫婦は別居中らしく、関係はギクシャクしていた。
 さらに、殺害現場は父親がチェックアウトしたばかりの部屋だと判明。いっぽう、支配人の織田(遠山俊也)は、捜査に協力的なものの、最近悩んでいる様子だったという証言があり…!?

捜査のかたわら人魂探しに没頭する右京
殺人と幽霊騒動に意外な繋がりが…!?
連鎖する奇妙な事件に特命係が挑む!


ゲスト:遠山俊也

脚本:岩下悠子
監督:田村孝蔵
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声が大きい方が勝った? その2「SNSの陥りやすい危険性」……兵庫県知事選挙結果

2024-11-23 14:09:54 | 時事
「声が大きい方が勝った?……兵庫県知事選挙結果」(11月18日記事)の続編のようなものです。

 まず、本記事の主眼とは少々ずれてしまうが、
【投票する際に何を最も参考にしたか?】(出口調査)
▼「SNSや動画サイト」が30%
▼「新聞」が24%
▼「テレビ」が24%
▼「知人・家族のすすめ」が5%
▼「その他」が17%
というデータから、《世間は新聞やテレビよりSNSを重視した》として「新聞・テレビがSNSに敗れた(旧媒体が新媒体に敗れた)」と報じていたが、新聞・テレビは類似媒体で一つとして考えられ、結論付けるのは早計である。実態を正確に捉えようとするならば、重視した順位をつけて(1~3位、または、1位2位)調査しなければならない。

 さて、『日テレNEWS』
「兵庫知事選、、SNSが決め手に? 「偏っている」「デマにだまされた」…“不信”テレビのあり方 『news zero』の課題と悩み」
という記事がある。この中で……
【テレビなどメディアへの不信感】として
 『テレビは一方通行、偏っている』
 『SNSで色々調べて決めた』

 という声があった。

 確かに、テレビや新聞は、ほぼ一方通行で、
 時には“しがらみ”(政治家や政府、スポンサー、会社組織、警察・検察など)があり、それらに配慮した報道も多いように思う。
 また、視聴者の興味を惹くような話題や見せ方(論調)を優先する傾向も強い。(斎藤氏の”おねだり事例”など)
 《本当に知りたいことを報じてくれない》《本当に言って欲しいことを言ってくれない》と思うことが多い。



 これに対して、SNSなどインターネット自分が知りたいことを思いのまま調べることができる
 上述の『SNSで色々調べて決めた』はあるべき姿勢だと思う。
 ただし……
ネットに書いてあることが正しいとは限らない
 ネットには公の団体・組織、民間の団体・組織、個人、匿名者など多種の存在や立場の発信者がいる。
 組織・団体だと発信した情報が誤りであることは許されないが、匿名だと情報に責任は持たないし、故意に偽情報を流すこともある。
 個人で、正しい主張をすると言う意志はあっても、拠り所の情報が誤っている可能性や、ご認識している可能性もある。
 しかし、インターネットで画像や映像で示されると、真偽不明でも、それが事実のように思えてしまう

《以下の記述は、ネット検索の流れを推論したもので、斎藤氏のパワハラ疑惑の真偽を述べたものではありません》
 先ほど、“自分のの思いのまま調べることができる”と述べたが、検索して上位に示されるのは、閲覧数が多い順。閲覧数が多いというのは、世間の関心が高いということで、信憑性とは無関係とはいえないが、誤りである可能性もある
 例えば、兵庫県知事選挙の場合「兵庫県知事選挙」「斎藤失職」「パワハラ」「疑惑」などの語句で検索する。
 そして、《斎藤氏は嵌められた?》という疑問が湧くと、その関連のワードで検索する。
 その場合、《より発信する声が大きい》方が検索の上位に上がる。《声の大きさ》というのは《発信の数が多い》ということに大きく関連しており、発信の動機としては、「マスコミの報道への疑問」とか「パワハラ疑惑に対する疑問」という意思を持つ者が強く、《斎藤氏の失職を妥当》と考えている者は敢えて発信しようとは思わない。
 よって、『斎藤氏失職への疑問』関連の記事が多くなり、単に疑問を持って検索した人も、その関連の記事(動画)を目にすることが多くなり、さらに、記事(動画)の閲覧上位を占めるという相乗効果が生まれた……

 それと、自分の関心のある事柄しか検索しないので、関心とは少し離れてはいるが重要な情報を見ることは少ない。
 世間の声で「色々調べて」とあるが、“色々”というのは同傾向の情報ということが多いのではないだろうか?


 あとは、冒頭で紹介した日テレ記事に任せます【以下引用】
小栗泉・日本テレビ解説委員長
「選挙戦中の情報の出方も背景の1つにあると思います、今回の選挙戦の特徴の1つとして、斎藤氏へのサポートを掲げて立候補したNHK党の立花孝志党首が告示日以降に、多くのYouTube動画を投稿しました」
「この中では、(さまざまな疑惑を告発した男性職員は)『ウソとうわさ話と作り話を並べて斎藤さんを落としに行った』と語り、『大手メディアのデマにだまされた』などとメディアへの不信感をあらわにしました」
「『作り話』などの情報は今なお事実として確認できない情報ですが、こうした情報に触れて、『斎藤知事は悪くない』と思った人たちも多かったでしょう」
「私たちは、こうした情報などに対して大きく扱うことはしませんでした。なぜかというと、前提としてテレビは放送法や公職選挙法で中立・公平であることが求められていて、私たちは事実と確認できたことだけを放送しています」
「そうした中、立花氏の主張が事実なのかどうか、ファクトチェックをするには非常に多くの時間がかかるので、わずかな期間ではできなかったというのが正直なところです」



 実際、パワハラがあったのか?プロ野球パレードに纏わるキックバックなどの真相を私は知りたい。
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矛盾だらけの脱酸素施策……COP29支援資金、EV車シフト

2024-11-22 17:40:55 | 時事
COP29、支援資金で難航
 途上国の気候変動対策を支援する資金をめぐって、紛糾。
 途上国は、気候変動などをもたらしているのは先進国で、被害を受けているのは途上国。先進国はその責任を負うべく負担額を大きくしたうえ、途上国への援助をして欲しい。これまでの有利子資金援助(貸付)による負債額が膨れ上がっている状況もある。
 先進国もこれまで以上の支援は難しく、新興国や国際的な金融機関、それに民間も含め資金源を幅広く拡大を望んでいる。
 私には、支援資金などの詳細はよく分からないが、気候変動による災害や温暖化や気候変動による1次産業の困窮の問題がひっ迫しているので、資金云々より、もっと、温暖化を抑える施策に時間や精力を注いでほしい。
 化石燃料使用削減、再生可能エネルギー推進、EV車シフトに移行などの施策を進める必要はあるが、電力使用量を抑えるということを真剣に取り組む必要がある。

 《電力使用量を抑える》というのはエネルギー効率を良くするという方向もあるが、何より、人間活動を抑えるのが一番肝心のように思う。
 チャットGPTなどAIの進歩は目を見張るものがあり、デジタル機器などによる、人間の労力削減や便利さを手放すのはもはや困難かもしれない。
 しかし、AI、PC使用による電力消費量は飛躍的に増加してきており、この部分を抑えないと、「CO2削減」を謳っても、全く追いつけないのではないだろうか?

 取りあえず、「1時間早く寝る」というのはどうだろうか?
 将棋連盟は、棋士のPC利用の研究を禁止、棋戦中継もAI形勢判断も禁止……

EV車へのシフトでニッケル採掘、精錬、EV用バッテリーの製造による環境破壊
 温室効果ガス(CO2)の削減によって、EV車へのシフトが促進されてる。
 それによりEV用バッテリーの需要が増えると、そのバッテリーのリチウムイオン電池に必要なニッケルの需要も大きくなる。
 《ニッケル採掘⇒精錬⇒EV用バッテリー》の工程で、環境破壊が大きいという。
・ニッケル採掘による森林伐採・破壊
・鉱山の汚泥や精錬所の廃棄物による土壌汚染、井戸水の水質悪化
・森林伐採により、降雨による泥が海岸に運ばれ、海洋にも悪影響
・一連の工程には電力が必要で、火力発電所を増設(乱造)、大気汚染


 そもそも、CO2削減のためのEV車なのに、そのEV車を生産するために火力発電所を乱造し、CO2を大量発生させている。
 本末転倒、矛盾もいいところだ。
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GODZILLA ゴジラ(2014年公開・ワーナー・ブラザース制作)

2024-11-20 10:43:28 | ドラマ・映画
・ゴジラとムートーの戦闘シーンは見事
 ホノルル、サンフランシスコでの闘いはどちらも良かったが、モノレール走行を織り交ぜての夜間の戦闘シーンは綺麗(不謹慎?)だった。スリリングだった
 飛翔するムートー(オス)は格好良かった
・ムートーがオスとメスがパルス?(超音波?)で交信し呼び合うとか、主人公?のフォード・ブロディ大尉の父の妻との死別シーンや、原発事故の真相を追究する執念など感心、感動した


でも……
フォード・ブロディ大尉(アーロン・テイラー=ジョンソン)が主人公過ぎ。(”主人公特権”が使われ過ぎ)

 日本の雀路羅(じゃんじら)市の原発事故真相追究に固執する父と疎遠。父の主張を信じていなかったが、実際に現地に二人で探索し、父の主張が真実であり、事件の真相(特別研究機関モナークの存在など)が明らかになった。
 ムートーの発するパルス(信号)の真相に迫っていた父だが、ムートーがモナーク研究施設から脱出する際、それに巻き込まれ、呆気なく死亡。もう少しモナークの芹沢らとムートーの解明に係るのかと思った。その後は、フォードの回想などに登場することもなく、お役御免。フォードの母はもっと悲惨で、原発事故で壮絶な死を迎えたにも拘らず、フォードが母を思うシーンはなかった。
 その後、フォードはホノルルでムートー襲撃に居合わせたり、海軍に合流していろいろ作戦に参加する。ほぼ部隊が全滅する中、フォードだけは生きのび、サンフランシスコでも弾頭起爆阻止のため特殊部隊にも加わり(爆弾処理の専門家らしい)、パラシュートで降下。ムートーの巣でフォードたち特殊部隊は弾頭を発見するが、時限装置のカバーの破損状態が思ったよりも激しく、船で弾頭を洋上へと持ち去りることになった。
 この時、フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、瓦礫の中で横転しているタンクローリーのガソリンを利用し受精卵もろとも巣全体を爆破する。
 この時ゴジラは2体のムートーの連携攻撃に苦戦していたが、巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を中断したことで形勢が逆転にも貢献することとなった。 素を爆破されたうえ、核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーがフォードに迫るが、追って来たゴジラに直接放射熱線を口内に放たれ絶命する。核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、彼が救助された後で遥か遠くの沖合いで大爆発した。(ここらあたりの説明は、ウィキペディアを活用しています)
 と言う訳で、フォードが大車輪の活躍……個人的には興醒め(興冷め)。
 ムートーの電磁パルスは一帯を停電、ヘリなどの電子機器も機能不全にするなど大迷惑だったが、これも、手動で核爆弾を作動(解除)させなければならない状況を作り、フォードの活躍の場面を作っていた。

【その他の感想】
・大概、主人公一家は不運と幸運が同居する
 ゴールデンゲートブリッジでのフォードの息子の乗ったスクールバスが戦闘に巻き込まれてしまう。まあ、普通は助からないが助かる。いや無理だろう。
・ゴジラの造形が首が太く短くなっており、威圧感が増していた。
 元の造形も好きで、甲乙つけがたいという個人的感想。
 ゴジラが海中を鮫やイルカのように進行(遊泳)する際、今回の形状が自然かも


 何だかんだと疑問点は多かったが、面白かった。
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メイン・テーマ(映画)

2024-11-19 17:34:58 | ドラマ・映画
ある意味、“強烈な映画”だった!

『メイン・テーマ』1984年7月公開
この映画の感想だが『映画.com』「メイン・テーマのレビュー・感想・評価」はむひろみ氏 の感想がジャストミート!
【以下引用】
愛ってよく分からないけど…
分からないのはこの映画。一体私は何を見せられているんだ?
桃井かおりの歌なんか聞きたくないし、野村宏伸はじめ出てくる役者はほぼ素人ばかり。太田裕美、めまいがしそうでした(笑)
薬師丸ひろ子がお好きな方のみどうぞ。【引用 終】

 (描写が絶妙だ)

 一体私は何を見せられているんだ?
 はむ氏の述べている《奇妙な感覚・感想》が、私の後頭部辺りに浮遊している感覚がずっと持続していた。
 ちなみに、「愛ってよく分からないけど」というのは、この映画の主題歌『メイン・テーマ』(歌唱・薬師丸ひろ子)のサビの部分の歌詞である。

 私にとって、薬師丸ひろ子と言えば、『野生の証明』(1978年10月公開)。
 テレビCMで「お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」という薬師丸ひろ子の台詞が流れたのが印象的だった。しかし、観たのは映画館ではなく、家のテレビでだった。
 CMが印象的だったので、当日、テレビ欄で放送されているのを知り、観たという程度で、期待は大きくなかった。
 で、最初は何となく見ていたが、自衛隊特殊工作隊員・高倉健の殺人マシーン振りが凄かった。ほとんど、それしか覚えていない。あと、薬師丸ひろ子は心の奥に何かを秘めていて、芯の強さを感じさせていた。瞳に力があったなあ。
 その後、『翔んだカップル』(1980年7月)、『ねらわれた学園』(1981年7月)などを経て、『セーラ服と機関銃』(1981年12月)が大ヒット。
 機関銃を乱射するシーンで有名な「カイ・・・カン」のアレである(実際に映画は観ていないので、このシーンしか知らない)。この映画の主題歌の『セーラ服と機関銃』も大ヒット。

 さて、この映画:『メイン・テーマ』は映画館どころかテレビでも観ていない。ただし、主題歌の『メイン・テーマ』はお気に入り。
 メロディも好きだし、何より歌詞がいい!

 「時は忍び足で 心を横切るの もう話す言葉も浮かばない。あっけないKissのあと ヘッド・ライト点して 蝶のように跳ねる 波を見た…笑っちゃう 涙の止め方も知らない 20年も生きて来たのにね」
 「深入りするなよと ため息の壁なら 思いきり両手で突き破る。煙草をつけようと マッチをするたびに 意地悪して炎 吹き消すわ…わかってる 昨日の賢い私より 少しだけ綺麗になったこと」

 ……そんな恋人たちの繊細で危うく、それでいて煌めくラブストーリーが展開される……と思っていたが………
 『メイン・テーマ』の素敵なイメージが、木っ端みじんに壊されてしまうほどの破壊力だった。

 ストーリーは、小笠原しぶき(薬師丸ひろ子)、大東島健(野村宏伸)、御前崎渡(財津和夫)、伊勢雅世子(桃井かおり)が、各地で出会い絡み合う混戦ラブストーリー。
 4人を含めて、他の登場人物もみんな“自由人”。偶然性だけで何の必然もない。
 ナンセンスシーンの切り張りで不条理の連続(ストーリーとしては“不連続”)
 男性陣の棒台詞が斬新。
 ロケは沖縄を中心に、千葉県、静岡県浜松、大阪梅田、神戸市神戸ポートピア、須磨浦ロープウェイ、山陽電気鉄道須磨浦公園と多彩だったが、風景が生きて見入るようなシーン、構図はなかった。
 ……薬師丸ひろ子のプロモーションビデオ?としか思えなかった。いやプロモーションビデオなら、それで製作者の情熱が感じられるが、それも感じない。
 やる気が感じられないのだ。制作初期の段階で、プロモーションサイドが崩壊したのだろうか?


 最近……ここ半年の間だと思うが、薬師丸ひろ子関連の番組の中で、彼女が「女優をやめようと悩んだ時期があった」と漏らしていたような……(記憶違いかもしれない)
 もしかすると、この作品が原因か?と勝手に思ってしまった。
 上記で少し述べたが、しぶき(薬師丸ひろ子)は勤務する幼稚園児の父・御前崎渡(財津和夫)が好きだったが、彼の仕事の都合で引っ越す。
 その心の傷が深かったのか、しぶきにちょっかいをだし小突いた園児を、思い切り顔面をビンタ(「殴る」と表現して良いほどの強さ)、退職。
 大東島健(野村宏伸)との出会いもハチャメチャ。大東は砂浜にいるしぶき(薬師丸)を車で轢き殺す勢いで追いかけたあと、「何してんの?」と声を掛けナンパ…結局、しぶきは彼の誘いに乗る。
 その後、御前崎の元へ押しかけ(奥さんがいるのに)、夜中のドライブがバレて追い出される。無神経すぎる。

 あちこちで偶然過ぎる出会いと心の接近を繰り返し……(以下はウィキペディアの解説を引用)
薬師丸が野村と財津の二人の男の間で揺れ動く役と言えば聞こえはいいが、冒頭で幼稚園の子供の父親・財津にかなり夢中になる描写がありながら、荒い出会いだった野村に惚れ込み、沖縄パートで野村とウインドサーフィンを楽しんだ後、家に帰ると財津が何故か居て「好きです」と告る。単に気が多い女性にしか見えず、薬師丸もこの役を本意としているのかは分からない。


 この引用文(ウィキペディア)の後に
上映時間は最初から1時間40分と決められていた。しかし撮影したら2時間半になり、編集でかなりカットし、森田(監督)自身も「話が分からなくなった」と述べている
という表記もある。……ああ、だから不連続のストーリーなのか!

 ウィキペディアによると…
 薬師丸は『里見八犬伝』(1983年)の撮影中、本作『メイン・テーマ』の撮影で自動車運転免許が必要になり教習所に通った……

 
 多忙の中、『メイン・テーマ』の為に教習所に通い免許取得したというのに、しぶきの崩壊したキャラクターを演じさせられ、さらに映画の不条理な出来……

 一体、私は何をやらさられているんだ……(ひろ子?)
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