英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

鎌倉殿の13人 第27話「鎌倉殿と十三人」

2022-07-23 17:58:45 | ドラマ・映画
後鳥羽上皇(尾上松也)登場!
“頼朝、死去”の報を聞き、《早すぎる》(普通の死ではない)と。
……年末に倒れ、翌年(1199年)1月13日に死去(出家は11日)
(実際のドラマでは、倒れてから死去まではもっと短いように感じた)
殺害された?…いや、事故? …微視の頭領にあるまじき落馬か……
以前上洛していた時に、よく水を飲んでいた……飲水の病?(水が足りないとめまいを起こす)

………などと、『ミステリーと言う勿れ』の主人公・久能整(ととのう)ばりの推理を披露



早すぎた頼朝の死
・京での通親暗殺計画が発覚、一条高能と文覚らが捕らえられ、その対応(見捨てることに)
・和田義盛と梶原景時の侍所別当を巡る争い
・頼家の正妻・つつじと側室・せつの不仲
・その他多くの裁定
……経験も浅く、御家人たちの人物関係も把握していない頼家は困惑。独自の路線を構築しようとするが迷走気味。
 そこで、義時は、頼家を補佐するシステム・5人衆……文官4人が訴状を見極め、景時がリーダーとなり大まかな指針を決め、頼家に提示、裁定を仰ぐ……考案。
しかし……
“5人衆”のはずが……“13人衆”に!……怒る梶原景時!

北条時政と比企能員の主導権争いで、ひとり、またひとりと増えていった……
13人衆
梶原景時(中村獅童)……頼家に信頼されている。5人衆の筆頭となるはずだったが…
大江広元(栗原英雄)……文官。頼朝の参謀役であった。
三善康信(小林隆)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
中原親能(川島潤哉)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
二階堂行政(野仲イサオ)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
比企能員(佐藤二朗)……「梶原がいるのに、なぜ自分がいないのだ?儂も入れろ」
北条時政(坂東彌十郎)……「梶原と比企がいるなら、儂も入れろ」

さらに、どこぞの党の数合わせ的にひとりふたりと…(「もう一人くらいいっとく?」を連発)
安達盛長(野添義弘)……頼朝が死去したので出家していたが、盛長の妻が比企の出ということで……
三浦義澄(佐藤B作)……時政とは若いときからの悪友
和田義盛(横田栄司)……「難しいことは分からんぞ」と言うが(即座に「皆、知っている」と義村)、「和田殿、勢いが欲しいの」(りく)の声に即承諾
八田知家(市原隼人)……比企がどういう理由で招へいしたのか不明だが、誘いに乗る見返りに砂金?を懐に。それでいて、“俺は俺”宣言
足立遠元(大野泰広)……畠山重忠の代わりに北条方に引き入れられる。比企や畠山と同じ武蔵だが、比企からは誘われもせず、クギも刺されなかった
北条義時(小栗旬)………「12人も13人も一緒でしょ」と政子から命令?される

青・太字…北条派、青…北条寄り、赤太字…比企派、赤…比企寄り 
足立遠元は北条派に入れるべきかもしれないが、ただ“居るだけ”の存在なので「北条寄り」とした
安達盛長は“頼家の為”に動きそう
八田知家は予測不能


頼家は補佐役に13人もついたので、《そんなに自分が頼りないのか?》と立腹。
《自分を一番支えてほしいのは義時だ》という心の内を訴えるが、義時はこれにうまく応えることができず、頼家を傷つけてしまう。
源義孝(義仲の嫡男)の時も、うまく心を通わすことができなかったが、今回もその時の二の舞となってしまった。


13人衆発足の時、義家は
「小四郎、端からわしはおまえたちを信じてはおらぬ。父上は最後まで御家人に心を許してはおられなかった」と言い、
小笠原長経、比企宗朝、比企時員、中野能成、北条頼時、北条時連(リフティング・蹴鞠が得意)を「手足となって働いてくれる者たちだ。信じられるのは、こやつらだけよ」と披露



【その他の家人たち】
三浦義村(山本耕史)……三浦から二人出すのは角が立つと辞退。外部にいる方が動きやすいと思ったのかも
畠山重忠(中川大志)……比企からクギを刺されていたので拒否。重忠は有能で和田以外からは人望がありそうなので、比企から警戒された。重忠も武蔵で比企に逆らうのは得策でないと判断。
土肥実平(阿南健治)……どちらからも誘ってもらえず寂しそう。(いい人なんだけどなあ)

【山本耕史の独壇場!】
北条派を選定中、義村の毒舌が炸裂!(和田義盛への突っ込みも秀逸)
佐々木秀義は?……「もう死にました」
千葉常胤は?……「もうすぐ死にます」
「じいさんはやめておきましょう」



第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
第22話「義時の生きる道」
第23話「狩りと獲物」
第24話「変わらぬ人」
第25話「天が望んだ男」
第26話「悲しむ前に」

【ストーリー】番組サイトより
土御門通親(関智一)から源頼朝(大泉洋)の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也)。鎌倉では宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地)が自身の方針を表明。これに北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)は共に困惑し、梶原景時(中村獅童)は賛辞を贈る。その様子を政子(小池栄子)に報告した義時(小栗旬)は、弟・北条時連(瀬戸康史)と愛息・頼時(坂口健太郎)を頼家のもとへ送り出し……

脚本:三谷幸喜
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新型コロナウイルス その140「《コロナを“一疾病”に》または、《感染症法上の扱いを「2類相当」から「5類」に変えていく》には?…『クローズアップ現代』」

2022-07-23 14:53:38 | 時事
――『クローズアップ現代』(7月20日放送)の中での3つ目の案件 ――
諸外国ではマスク着用義務が解除、観戦後の隔離期間の短縮 など制限の緩和が進んでいるが、亡くなる人も多いという状態も続いている
日本の方向性は?(新型コロナウイルスを“一疾病”扱いにするのか?)


番組では、各分野の専門家が意見を述べていた
大竹文雄氏(大阪大学 特任教授)
①隔離期間の短縮(感染者、濃厚接触者)
・これだけ感染者が増えてきているので、短縮しないと社会経済活動や医療機関も維持できない
・重症化リスクが低いのであれば、できる限り、隔離を短く、行動制限を小さくする
②全数把握をやめる
・かなり多くの人が軽症あるいは無症状なので、そういう人たちまで国が管理するのは大変である

坂本史衣氏(聖路加国際病院 感染管理室マネージャー)
 法律上の分類を変えても病気の性質は変わらない。
 オミクロンはそれ以前の変異株より軽症だが、第6波の3か月間で一万人以上が亡くなったというのも、また事実。
 《新型コロナウイルスが引き起こす症状の辛さ》《広がりやすさ》《合併症、後遺症といった長期的な影響》《それを治療したり予防したりする手段の手軽さとか選択枝》、こういったものを考えると、今現在は風邪やインフルエンザと同等とは言えない段階である
 もし今、対策を緩和するということであれば、それによってどれくらいの人が重症化して亡くなるのか、また、医療体制が維持できるのか?そういった結果(予測)をまず示すこと、そして、それを受け入れるのか否か、方針を国が明確にするのが大事


冷静に論理的に施行する人のように感じる。尾身氏に代わって分科会の会長を引き受けていただきたい。

藤谷茂樹氏(聖マリアンナ医科大学病院 医師)
医療体制の構築
①医療体制をひっ迫させない
 医療体制がうまく回れば、経済活動を活性化させることもでき、それが“一疾病”に繋がる
 具体的には、ベッドコントロールをどのようにしてベッドを回転させていくか、また病床の確保をきちんと体系的に行っていくこと
 高齢者をいかに守っていくか?…高齢者や基礎疾患のある患者に接する時は、家族を含めて感染予防をしっかり守っていけば、一疾病に繋がっていく
②ベッドコントロール
 病棟単位でゾーニングしていたが、病床単位で行う。よりインフルエンザ等と近い形に徐々に対応をしていく
(分科会でも議論され、それが明記された。厚労省からも通達。あとは医療機関の対応

【私見】藤谷氏の主張は机上の空論で、すでに医療はひっ迫している。病床ごとのゾーニングも、「BA.5」の感染力の強さを考えると無理であろう。


(最後に、尾身会長の説明を挙げておく)
「コロナを“一疾病”に」の意味は?
【尾身会長】
 オミクロン株になって、感染の伝ぱの速度は非常に速いですが、感染しても多くの人が軽症であることもわかってきた。
 感染がどのようにして起こるかも含めて、この病気に対する理解が深まりました。完璧ではないけれどもワクチン接種率も上がってきた。当初、情報が限られていたので、人々の生命を守るために厳格にやる方向になってきましたが、いろんなことがわかってきて少し弾力的にやる必要が出てきた。
 今のオミクロン株の実態と、求められる対応が少しかい離してきているので、そこを埋める必要がある。社会経済のいろんなところに無理がきて、人々に不必要な負担をかけることもあるので、少しそのギャップを埋めるということで、普通の疾患になる方向に少しずつ変化したほうがいいのではないかということです。

「コロナを5類に」ありきではない(「感染症法上の扱いを「2類相当」から「5類」に変えていくということか?」に対する説明)
【尾身会長】
 本来厳格な対応をしていたけど、これまでやってきた対応と、オミクロン株の実情に合わせて求められる対策とのあいだにかい離があると申し上げました。
私は、そのかい離を少しずつ埋めるために、どんな変更が必要か、どんな新たな対応が求められるか、十分議論する必要があると思います。どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。
 「2類相当か5類か」を最初に決めるのではなくて、どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。全数報告するかどうか、健康観察をするかどうかなど、法律の実態的な運用という意味では徐々に5類に少しずつ近づいていることは現実にあると思います。
 今ただちに、5類にすると断定的に決めた場合、「すべて個人の責任で対処してくださいよ」ということになる。たとえば、いま、感染してもいろんな費用は個人負担はないわけですね。
 しかし、5類になると、自分で費用を捻出することになる。そういうこともあるので、しっかりと、法律はどういうことか、何がそのギャップを埋めるために求められるかの議論をみんなでしっかりすることが大事だと思います。

コロナを“一疾病”として扱うために必要な条件は?
【尾身会長】
“一疾病”になるためには、医療体制も少しずつアジャスト(調整)しなければいけないので急にはできません。きょう決めて、あすできるわけではない。
やや中・長期のスパンで見ると、文字どおり本当の意味で“普通の疾患”になるために必要なのは、インフルエンザと同じように、ワクチンがあるだけではなくて、感染した場合、すぐにでも一般の人がアクセスできる治療薬、安価で、簡単にアクセスできる治療薬が出てくることが重要な条件の1つだと私は思います。

※番組上では、尾身氏の言葉は文脈がおかしく、意味不明(分かりにくい)のモノが多かった。
 上記の3氏と同じ論旨のようだが、番組での氏の言葉は、文脈がブレるというか…分かりにくかった。あくまで、個人的な印象だが、分科会などで、3氏あるいは3氏と同機関・同団体に所属する専門家の意見を聞き、それを参考にして説明していたように感じた。


分かりにくい尾身氏のコメントの例(番組での尾身氏の言葉)
「社会経済、マスクのことも含めて、急激に開放した国は、ワクチンの接種率なんか日本と同じようにかなり高いんですけど、死亡者だとか入院者の数が今まで日本より少なかったのが、日本よりもぐうっと多くて、対策はしっかりやりながら社会を少しずつ動かすというそのバランスの取れた1か0かというんじゃなくて、そういう方法が日本は求められているのではないか」

その場で質問に答えるという状況なので、きちんと主語述語が合致しないとか、1文が長くなるのは仕方がないと思うが、後半部分は、言葉を抜かしたり、説明が飛んだり、抽象的な表現になったりして、何を言っているのか分からない
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