勝てた試合だった。
完全に采配ミスだった。
スターティングメンバーは、古賀、黒後、新鍋、荒木、奥村、田代、(リベロ・小幡、井上)。
昨日活躍した、長岡と石井はベンチスタート。コンディションやブラジルとの相性もあるのかもしれないが、このところ今一つ打ち切れていない黒後がスタメンというのは疑問。
第1セット序盤は一進一退だったが、中盤以降、日本の連係にスムーズさを欠き、攻撃にキレがなく、徐々に点差をつけられていった。
結局、14-16で石井を出して黒後を下げた。この後、やや立ち直ったが、第3次ラウンド進出に燃えるブラジルがブラジル22-17日本とリードを広げる。特にガライの気迫が凄かった。
ラリーを何とか制して(決めたのは石井)、日本18-22ブラジル。ここで荒木が奇跡を起こす。(昨日の勝負所でも、他のメンバーがレシーブし損ねたボールが荒木の足に当たって、結果的に相手コートに返るというミラクルを起こしていた)
荒木のサーブでややレシーブを乱し、ラリーに持ち込み、石井が決めるというパターンで19-22、20-22。特に、20点目は奇跡的レシーブが連続し、アウト判定の石井のスパイクがチャレンジでラインに掛かっていることが判明し、ジャッジが覆った。
さらに、荒木がサービスエース(エンドラインで急激に落ちてイン)。その次のサーブは、ネットインのサービスエースで22-22。同点。
そしてさらに、ブラジルのバックアタックがラインを踏んでしまうというミスを犯し、23-22と一気に逆転。こうなると、第3次ラウンド進出に1セットも落とせない状況のブラジルに大きなプレッシャーが圧し掛かり、25-23で日本が逆転で第1セットを奪取。日本の第3次ラウンド進出が決定した。25点目は新鍋の珍しい?ブロック(このセット2本目)だった。
第2セットのスターティングメンバーは黒後に代えて石井、荒木に代えて岩坂。
セット中盤辺りから、第3次ラウンド進出がなくなったブラジルにプレーの細かさがなくなり、25-16で日本が連取。ブラジルのバレーはやや崩壊気味。
第3セットは、古賀、石井、長岡、岩坂、奥村、田代でスタート。長岡が加わり、昨日の好調メンバーとほぼ同じ(荒木に代わって岩坂)。
このセットは、気を取り直したブラジルが7-2と走るが、乗っている日本が盛り返すとミスを連発し、ブラジル8-10日本と一気に逆転。
ここでブラジルはタイーザを投入し、立ち直りを見せ、一進一退で進むが、スーパーレシーブを連発する日本に対して、ブラジルはミスが多く、日本24-21ブラジルと勝利目前(ストレート勝ちだと1位通過)。
24点目は長岡がバックアタックを叩き込み、勝利ムードは最高潮になっていた。
ここで、大疑問のベンチ采配。田代に代え富永を起用。古賀に代わってレシーブ固めに入っていた内瀬戸が前衛に上がり、前衛は内瀬戸、富永、奥村。サーブが石井、残りの後衛は長岡と井上(リベロ)。
セッターを替える必要はなく、前衛はラリーになった場合、攻撃力が低い。ラリーの場合、オープントスが上がることが多いが、内瀬戸では、敵ブロックのマークが厳しいオープントスを打ち切れない。代わった直後の富永と奥村のクイックも期待できない。
石井のサーブにブラジルは乱され、チャンスボールが日本に返ってくる。ここで、奥村のクイック。しかし、ブロックに返され、アンダートスを内瀬戸がスパイク。しかし、相手のブロックにタッチされ、ブラジルの強打を食らい、失点。24-22。
慌てて田代を戻すが、内瀬戸はそのまま。トスは内瀬戸に上がるが、そのトスがネットに近く、内瀬戸はフェイント。これを、ブロックされ日本のコート奥にイン!……24-23
堪らずタイムアウト。タイムアウト明けに古賀をコートに戻す。………このパターンて、ドイツ(←間違えました)オランダ戦でもあったよね!
結局、息を吹き返したブラジルが28-26でこのセットを奪取。
第4セットも日本が取りそうな流れもあったが、25-21でブラジル。
第5セットも勝機はあったが、最後は力尽きたという感じで11-15で失う。……逆転負け。
内瀬戸はレシーブは上手いが、今大会ではサーブレシーブは上手く行えていない。1次ラウンド中盤から、レシーブを期待され古賀に下がった古賀に代わって起用されることが多くなったが、Aパスどころか、Bパスさえままならないことが多かった。(時折、スーパーレシーブを見せるが)
それだけでなく、前衛に上がったのに出し続け、セットを失ったというのは、采配の大ミスである。
さらに、第3セットを失った後も、岩坂を出し続けたのも疑問。現状では荒木の方が上である。ムード的にも荒木なら、流れを押し留められたはず。
第4セット終盤の二枚換えも意味不明。田代に代え富永、長岡に代え黒後。黒後はライトポジションになる。苦し紛れの交代としか思えない。
あと、ずっと気になっているのが、田代のトス。
距離のあるオープントスが短いか、低くなることが多く、バックトスも不正確。センター攻撃も少なすぎる。
それにしても、ブラジルのタンダラのバックアタックは凄まじい威力だ。
長岡と石井には疲労が見られた。それだけに、ストレートで勝ちたかった。第3~第5セットは無駄というか、害になってしまった。
オランダ×セルビア戦はオランダが勝ち、オランダが8勝1敗で1位。7勝2敗で日本、セルビア、ブラジルが並んだが、勝ち点は日本22、セルビア21、ブラジル20で、2位日本、3位セルビア、4位ブラジル(敗退)となった。
F組は、第2試合でイタリアがアメリカに勝ち、9勝0敗で1位。アメリカは7勝2敗。
最終ゲームは中国(7勝1敗)×ロシア(6勝2敗)。ロシアが勝てばアメリカを勝ち点で上回ったが(中国は負けても3次ラウンド進出が決まっていた)、中国が勝ち、ロシアの敗退が決まった。
1位イタリア9勝0敗、2位中国8勝1敗、3位アメリカ7勝2敗、4位ロシア6勝3敗。
完全に采配ミスだった。
スターティングメンバーは、古賀、黒後、新鍋、荒木、奥村、田代、(リベロ・小幡、井上)。
昨日活躍した、長岡と石井はベンチスタート。コンディションやブラジルとの相性もあるのかもしれないが、このところ今一つ打ち切れていない黒後がスタメンというのは疑問。
第1セット序盤は一進一退だったが、中盤以降、日本の連係にスムーズさを欠き、攻撃にキレがなく、徐々に点差をつけられていった。
結局、14-16で石井を出して黒後を下げた。この後、やや立ち直ったが、第3次ラウンド進出に燃えるブラジルがブラジル22-17日本とリードを広げる。特にガライの気迫が凄かった。
ラリーを何とか制して(決めたのは石井)、日本18-22ブラジル。ここで荒木が奇跡を起こす。(昨日の勝負所でも、他のメンバーがレシーブし損ねたボールが荒木の足に当たって、結果的に相手コートに返るというミラクルを起こしていた)
荒木のサーブでややレシーブを乱し、ラリーに持ち込み、石井が決めるというパターンで19-22、20-22。特に、20点目は奇跡的レシーブが連続し、アウト判定の石井のスパイクがチャレンジでラインに掛かっていることが判明し、ジャッジが覆った。
さらに、荒木がサービスエース(エンドラインで急激に落ちてイン)。その次のサーブは、ネットインのサービスエースで22-22。同点。
そしてさらに、ブラジルのバックアタックがラインを踏んでしまうというミスを犯し、23-22と一気に逆転。こうなると、第3次ラウンド進出に1セットも落とせない状況のブラジルに大きなプレッシャーが圧し掛かり、25-23で日本が逆転で第1セットを奪取。日本の第3次ラウンド進出が決定した。25点目は新鍋の珍しい?ブロック(このセット2本目)だった。
第2セットのスターティングメンバーは黒後に代えて石井、荒木に代えて岩坂。
セット中盤辺りから、第3次ラウンド進出がなくなったブラジルにプレーの細かさがなくなり、25-16で日本が連取。ブラジルのバレーはやや崩壊気味。
第3セットは、古賀、石井、長岡、岩坂、奥村、田代でスタート。長岡が加わり、昨日の好調メンバーとほぼ同じ(荒木に代わって岩坂)。
このセットは、気を取り直したブラジルが7-2と走るが、乗っている日本が盛り返すとミスを連発し、ブラジル8-10日本と一気に逆転。
ここでブラジルはタイーザを投入し、立ち直りを見せ、一進一退で進むが、スーパーレシーブを連発する日本に対して、ブラジルはミスが多く、日本24-21ブラジルと勝利目前(ストレート勝ちだと1位通過)。
24点目は長岡がバックアタックを叩き込み、勝利ムードは最高潮になっていた。
ここで、大疑問のベンチ采配。田代に代え富永を起用。古賀に代わってレシーブ固めに入っていた内瀬戸が前衛に上がり、前衛は内瀬戸、富永、奥村。サーブが石井、残りの後衛は長岡と井上(リベロ)。
セッターを替える必要はなく、前衛はラリーになった場合、攻撃力が低い。ラリーの場合、オープントスが上がることが多いが、内瀬戸では、敵ブロックのマークが厳しいオープントスを打ち切れない。代わった直後の富永と奥村のクイックも期待できない。
石井のサーブにブラジルは乱され、チャンスボールが日本に返ってくる。ここで、奥村のクイック。しかし、ブロックに返され、アンダートスを内瀬戸がスパイク。しかし、相手のブロックにタッチされ、ブラジルの強打を食らい、失点。24-22。
慌てて田代を戻すが、内瀬戸はそのまま。トスは内瀬戸に上がるが、そのトスがネットに近く、内瀬戸はフェイント。これを、ブロックされ日本のコート奥にイン!……24-23
堪らずタイムアウト。タイムアウト明けに古賀をコートに戻す。………このパターンて、
結局、息を吹き返したブラジルが28-26でこのセットを奪取。
第4セットも日本が取りそうな流れもあったが、25-21でブラジル。
第5セットも勝機はあったが、最後は力尽きたという感じで11-15で失う。……逆転負け。
内瀬戸はレシーブは上手いが、今大会ではサーブレシーブは上手く行えていない。1次ラウンド中盤から、レシーブを期待され古賀に下がった古賀に代わって起用されることが多くなったが、Aパスどころか、Bパスさえままならないことが多かった。(時折、スーパーレシーブを見せるが)
それだけでなく、前衛に上がったのに出し続け、セットを失ったというのは、采配の大ミスである。
さらに、第3セットを失った後も、岩坂を出し続けたのも疑問。現状では荒木の方が上である。ムード的にも荒木なら、流れを押し留められたはず。
第4セット終盤の二枚換えも意味不明。田代に代え富永、長岡に代え黒後。黒後はライトポジションになる。苦し紛れの交代としか思えない。
あと、ずっと気になっているのが、田代のトス。
距離のあるオープントスが短いか、低くなることが多く、バックトスも不正確。センター攻撃も少なすぎる。
それにしても、ブラジルのタンダラのバックアタックは凄まじい威力だ。
長岡と石井には疲労が見られた。それだけに、ストレートで勝ちたかった。第3~第5セットは無駄というか、害になってしまった。
オランダ×セルビア戦はオランダが勝ち、オランダが8勝1敗で1位。7勝2敗で日本、セルビア、ブラジルが並んだが、勝ち点は日本22、セルビア21、ブラジル20で、2位日本、3位セルビア、4位ブラジル(敗退)となった。
F組は、第2試合でイタリアがアメリカに勝ち、9勝0敗で1位。アメリカは7勝2敗。
最終ゲームは中国(7勝1敗)×ロシア(6勝2敗)。ロシアが勝てばアメリカを勝ち点で上回ったが(中国は負けても3次ラウンド進出が決まっていた)、中国が勝ち、ロシアの敗退が決まった。
1位イタリア9勝0敗、2位中国8勝1敗、3位アメリカ7勝2敗、4位ロシア6勝3敗。