ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

千早城から九度山そして高野山に(2016/5/21)

2016年05月21日 | 2016/5 南紀のたび 2
 今朝の道の駅「みき」は快晴。抜けるような青空ではないが、今日も暑くなりそうだ。昨夜からは数台が車中泊していたようだ。





第二駐車場も広いがこちらはトラックも兼用なので。あまりお勧めではない。

 
 少年のころ(何年前だろう)楠正成の物語を読んでから、千早城というのはどんなところか心の奥底に引っかかっていた。それを解き放つために今日の最初に向かったのは道の駅「ちはやあかさか」。





 とにかくこじんまりとした建物で、1Fは昔の田舎の商店風でごちゃごちゃといろんなものを売っていて面白い。ここの店の人に千早城の案内図はないかと尋ねたところ、この道の駅の近辺の観光名所のイラストを机の下から出してきた。さっぱりわからない案内図だった。

 駐車場の横に「楠公誕生地」という一角があった。



なるほど地元の英雄の生誕地に道の駅を作ったわけだ。その横には郷土歴史館もあったが、入口から見たところでは小学生向けの展示がある程度に見えたのでパス。

 Google Mapで「千早神社」と入れて走っていった。おおむね2車線の山道をどんどん上がっていく。本当に何もないような山奥に城を造ったものだ。鎌倉末期の城なのでせいぜい土塁と木柵と簡単な建物程度だろうと思うが、確かに険しい地形だ。谷の下から攻めあがるのは容易ではない。





この山の右のほうが城跡だが、有料駐車場に停めてまで見に行くところでもなさそうだ。(要は何もなさそう)
攻める方も攻めあがらないで放置しておけばいいのではないかと思うが、そうではない理由は何だったかな。
この辺りは城を見に行くというよりも金剛山の登山口として駐車場が設置してあるようだ。

 千早から南に一山越えて橋本に出て、さらに九度山に。女人高野で知られる九度山だが、昨今の真田丸ブームですっかり真田幸村の九度山になってしまっている。道の駅「柿の郷くどやま」の横を通ったらガイドさんの旗に先導されて3組の団体さんが歩いて行った。

 自分はそっちではなくて、女人高野の「慈尊院」。正面の参道からみると突き当りが慈尊院でそのすぐ左に駐車場がある。この寺は弘法大師の母が、高野山は女人禁制であったためにここに留まっていたが、その死後弘法大師がここに自作の弥勒菩薩像を祀ったため、この慈尊院が女人の高野山参りの寺として有名になり、女人高野と呼ばれるようになったそうだ。「世界遺産」だ。



山門をくぐって右奥に多宝塔。



左側に弥勒堂があって本尊の弥勒菩薩が安置されている。面白いことにこの弥勒堂は山門に背を向けて南の高野山の方を向いている。



さらに弥勒堂の前に本堂というか拝殿があって、寺の読経などはそちらで行われると思われる。それでそのお坊さんと本尊の間に参詣者が割って入るのだから面白い。



ここは乳型絵馬を奉納して「子宝・安産・授乳・乳癌平癒」を祈願する習わしがある。



その乳型絵馬の奉納も弥勒堂のすぐ前になっている。



 この慈尊院のすぐ奥に石段があって、「丹生官省符神社」とある。石段の中ほどに石の鳥居、上に赤い立派な鳥居がある。そして奥が簡素な拝殿。ここも世界遺産。







主祭神は4柱だったと思うが聞きなれない神様なので忘れてしまった。



拝殿の奥に4柱の神ごとに別々の本殿がある。こちらは彩色がきれいに施されている。

 再び道の駅「柿の郷くどやま」に戻ってきたが、土曜日ということもあって混雑している。





真田丸一色だ。



今日はここで車中泊の予定だったが、西日が照り付けて暑い。これでは日没まで過ごせそうにない。早々にあきらめて高野山を目指すことにした。



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