漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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秋、「白きくらげ」に凝ってます

2005-10-28 | 薬膳・食育
仕事上、中国の医師と会うことが多いのですが、ひとりの女性中医師から聞いた話で、中国に帰国したときには、白きくらげをたくさん買って戻ってくるのだという。
肌にとてもよい食べ物だそうで、中国人はよく食べるのだという。

かの西太后が毎日おこなった美容法のひとつに、朝食には一晩かけてゆっくり煮込んだ白きくらげをゆり根と一緒に食したそう。
また、中医学的には白きくらげは、肺を潤すので秋にぴったり。
実際、食物繊維やカルシウム、ゼラチン質を多く含むということなので、お肌も潤うにちがいないよね。

料理法としてはとりあえず調理時間の少ない、サラダやポン酢での和え物で食べることが多いけど、昨日は、生ひじきと合わせてごま油風味のドレッシングでなかなかグーでした。

西太后の一晩かけてゆっくり煮込むって料理は、どんなんでしょうね。
想像するだけで肌がふっくら潤いそうです。

ちなみに、白きくらげを漢字で書くと「銀耳」です。