「本屋が一番売りたい本」とか書かれた帯をつけてあった。悔しいので何回か素通りしたが、やっぱり購入してしまった。
上下2巻からなり、解説の上巻をあさのあつこ、下巻を佐藤多佳子が書いている。あさのあつこは「魔性の本」と表現し、佐藤多佳子は「めちゃくちゃ面白い」と手放しでほめている。
実際、めちゃくちゃ面白すぎました。
読み出したら止まらずまさしく魔性の本。
プールの飛び込み競技に挑戦する中高校生の青年たちとそのコーチや家族、友人たちの物語。
登場する人物には、いまどきのだらだらとした投げやりな感じが一切ない。世間がどうだろうとダイブにどっぷりつかりその中で自分の「枠をこえて」たくましくなる過程がたまらなくいい。
「枠をこえる」
絶対打ち破れないと思われるその「枠」に向かって、体も精神もくたくたになるまで挑戦し続ける。もちろんその間、迷いもある。
だけど「こえる」時はふっとやってくる。
飛び込みの真の面白さが見えるのも突然で、そのうまみを味わったらもっともっと追求したくなる。
そして友達としてのつながり方も成長していく。
ひとりひとりの描写が丁寧で、登場人物すべてに愛情を感じる
だからオリンピック代表に向かって競い合う姿にまぶたがじんわり熱くなる
そして、ひとりの代表が決まる。
感動そのものだ
しかし
その影で涙をのむ者たち。
人一倍練習して常にトップを維持してきた要一は、
精神的弱さを見事克服したピンキー山田は・・・
と思ったらなんと、シンクロダイブ!?
エー!!!、
オチが決まりすぎて、マイッタ!!!
じみ~な飛び込み競技。10mの台からプールまでわずか1.4秒だそう。
だけどそのわずかな時間のなんと濃厚なことか。
北京オリンピックでは、是非飛込競技をいっぱいTVで放映してほしいな。
上下2巻からなり、解説の上巻をあさのあつこ、下巻を佐藤多佳子が書いている。あさのあつこは「魔性の本」と表現し、佐藤多佳子は「めちゃくちゃ面白い」と手放しでほめている。
実際、めちゃくちゃ面白すぎました。
読み出したら止まらずまさしく魔性の本。
プールの飛び込み競技に挑戦する中高校生の青年たちとそのコーチや家族、友人たちの物語。
登場する人物には、いまどきのだらだらとした投げやりな感じが一切ない。世間がどうだろうとダイブにどっぷりつかりその中で自分の「枠をこえて」たくましくなる過程がたまらなくいい。
「枠をこえる」
絶対打ち破れないと思われるその「枠」に向かって、体も精神もくたくたになるまで挑戦し続ける。もちろんその間、迷いもある。
だけど「こえる」時はふっとやってくる。
飛び込みの真の面白さが見えるのも突然で、そのうまみを味わったらもっともっと追求したくなる。
そして友達としてのつながり方も成長していく。
ひとりひとりの描写が丁寧で、登場人物すべてに愛情を感じる
だからオリンピック代表に向かって競い合う姿にまぶたがじんわり熱くなる
そして、ひとりの代表が決まる。
感動そのものだ
しかし
その影で涙をのむ者たち。
人一倍練習して常にトップを維持してきた要一は、
精神的弱さを見事克服したピンキー山田は・・・
と思ったらなんと、シンクロダイブ!?
エー!!!、
オチが決まりすぎて、マイッタ!!!
じみ~な飛び込み競技。10mの台からプールまでわずか1.4秒だそう。
だけどそのわずかな時間のなんと濃厚なことか。
北京オリンピックでは、是非飛込競技をいっぱいTVで放映してほしいな。