漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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保湿剤の塗り方:皮脂欠乏症(乾皮症)

2009-03-12 | 肌トラブル・アトピー・美容
ところで、皮膚の乾燥に対して病院でも良く処方される保湿目的のクリーム。
(水分保持作用:尿素、ヘパリン類似物質、ヒアルロン酸、セラミドなど)

どれくらいつけるのが正しいかご存知でしょうか?

塗る回数:少なくとも1日2回(特に入浴後10分以内は効果的)
塗る量:皮膚が光る程度、ティッシュペーパーがくっつく程度
塗り方:指先ではなく手のひらにたっぷりとり、すりこまず皮膚になじませるようにやさしく塗る

もしも、ちょっぴりしかつけずにゴシゴシすりこんでいるとしたら、
かえって肌を傷めてしまうので、すぐに改善しましょう。

ちなみに、病院治療での治療方法は
①皮膚の乾燥に対して「保湿剤」
②湿疹化病変に対して「ステロイド外用剤」
③痒みに対して   「抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服」

肌をいたわり元気にする対策は病院治療にはないので
日常の生活を改善して肌代謝を正常化することが必要でしょう。

日常生活での注意点(大切)
洗体:良く泡立てて、その泡で優しく洗い、こすり過ぎないこと
   肌トラブルは洗浄から 
   お湯の温度はぬるめ(38~40度)
   あまり長時間、頻回の入浴は避ける
衣類:下着は綿など肌なじみのいいもの
   静電気を起こしやすいものを避ける
その他:部屋の保湿、爪を切り、掻かないこと
    電気毛布やこたつを控え目に
    辛すぎるもの、アルコールを避ける

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