漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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漢方で不妊症克服40代

2010-10-16 | 子宝・妊娠体質つくり
結婚して2年の40代前半の女性でした。
ご主人の精子に問題があるということで、体外受精をすることとなり、
それなら自分は漢方薬でも飲んでおこうと来局されたのがはじまり。

来局して2週間後には採卵したとのこと。
ええっそんなに急な予定だったの?さすがに漢方服用1,2週間で卵子がよくなるなんて、40代の場合そうはないと思うよ)
結局、変性卵で計画挫折。そして「私はクロミッドが体に合わないみたい」という。
おお、クロミッドのほうを否定するわけね、強気だ。
変性卵という結果は年齢からすればありえることだけど漢方対策の必要性を実感する)

婦宝当帰膠と冠元顆粒でスタートしたが、参茸補血丸も加えていただく。
ご主人も海精宝とプログリーンを飲み始める。


2ヶ月後。再度体外受精に挑戦し移植までいったが妊娠に至らず、
その時はずいぶんがっかりされたようだったが、
彼女は、なんというか自分の感性を信じて(?)行動するというか、すごく前向きだ。
基礎体温表も作成せず、だいたいこのくらいって調子。
だけど何が自分の体に合うかをほとんど直感で感じとっている様子。
そして「私は妊娠できる」と信じて疑わない。

活血剤の冠元顆粒と田七を低温期と高温期で使い分けるようにする
ご主人はいつもの処方を続けている

3ヶ月後。ご主人の精子の状態がよくなってきたとのこと

4ヶ月後。体外受精成功
聞けば、
「あまり期待していなかったので移植後に服用するよう言われたホルモン剤も飲んでいなかった」とのこと
そういえば「ホルモン剤を体が嫌っているようだ」ということも話してたなあ)

強い心が望みをかなえさせてくれるんだなあと思わせてくれた人。

神社の境内で見つけた山椒の実。小粒でピリリと辛い。

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