「毎年この時期は体調がすぐれない~連休明けると元気になるんだけど」という人いますね。
暦をみると、この時期は夏を迎える前の「土用」にあたります。
季節の始まりである立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を「土用」といいます
土の気が盛んになるのでそれを妨げるような土を動かす作業は控えた方がいいといわれます。
特に今の土用は、土の中の小さな生き物がうごめいて様々な代謝をしてくれる時期です。
(一昨日の雨でいろんな生き物が一斉に出てきた)
中医学の五行学説(木火土金水)では、「土」は「脾」にあたり、
脾とは主に胃腸の働きをいい、「腸内細菌叢」はまさに体内の「土」のようですね。
したがって土用の時期は、前の季節の老廃物を掃除し、胃腸を整えて元気を充電することです。
今なら山菜の苦味で気の巡りを促して排泄し、柔らかな菜類や穀物の甘味で胃腸を整えます。
「季節の変わり目が弱い」という人は、胃腸を元気にする漢方養生を行うとよいでしょう。
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