漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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更年期対策・閉経前にやっておくこと

2022-05-21 | 婦人科・嚢腫・筋腫・更年期

女性は7の倍数の年齢ごとに体の転機を迎えると言われ、概ね49歳前後に閉経するのが健康的です。そのころに1年以上生理がこない場合を「閉経」とします。

閉経近くなると、月経周期が乱れやすく、経血量も月によってばらつきます。出血期間もすぐ終わってしまうかと思えばダラダラ少量出血が続いたりします。

体調もすっきりしないことがあります。仕事の責任も増えるし、子供の進学や親の介護問題も出てきて気が休まらないのに・・・・

心配になって婦人科にかかると「女性ホルモンが減ってますね」と言われて落ち込むのですが、この年齢になれば、女性ホルモンが少ないのは当たり前です。「だから、どうしたらいいの?」の答えが欲しいのに。

40代に入ったら、よく体に耳を傾け、あまり無理をせず、気分転換の運動や趣味を持ち、ドカ食いや間食、夜食を止め、よく寝ましょう。体調を整える漢方対策を取り入れるとより一層若々しくいられますよ。

おおまかに4つのタイプに分けられます。

肝腎虚:体力が落ちた(老化?)と感じる
周期が乱れる、足腰がだるい、腰痛、めまい、耳鳴り、物忘れ、抜け毛、眼精疲労、頻尿

気血不足:すぐ疲れる
月経量が少ない、経血の色が薄い、ダラダラ出血する、すぐ疲れる、汗をかきやすい、軟便下痢、冷える、めまい、立ちくら、抜け毛

肝鬱気滞:ストレスを感じやすい
しばしば生理がこなくなる(周期がとぶ)、ゆううつ、イライラ、胸がふさぐ、のどのつまり感、不安、頭痛肩こり、胃痛、お腹が張る

冷えによる瘀血:冷え性
生理痛がひどい、周期が遅れる、経血に黒い塊が混じる、冷え、頭痛、手足のしびれ、むくみ、シミが出やすい、筋腫や内膜症がある

あなたはどのタイプかな?

女性の基本は肝と腎。それを維持するためには、肝血を補う補血対策、血流を促す活血対策、そして老化予防の補腎対策が基本。よくご相談くださり、閉経後の新たなステージへの体づくりを行ってください。

 

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