題名がかなり地味で損してると思います。
でも、観終わるとやっぱり「敬愛なる」ですね。
音楽に感動できる内容です。
作曲家が書きなぐる楽譜を正確に音楽的に誤りなく
写譜する係りがいるそうで、
ベートーヴェンが音楽学校に、最も成績のよい生徒を
よこすよう依頼してやってきたのが、うら若き女性
アンナ・ホルツだった。
耳が聞こえにくくなった上に気性の荒いベートーヴェン、
お世辞が大嫌い、よくないものは徹底的にけなす。
アンナが「敬愛なるベートー・・・」と言い掛けた言葉を
頭ごなしに怒鳴りつける。
耳が聞こえないゆえに、「神の声」を聞こうと必死になる
ベートーヴェン
その葛藤のものすごさ。
アンナと ベートーヴェンは、しだいに運命共同体のように
共鳴しあう。
それは、恋愛感情とはすれすれのところで確かに異なっている。
この微妙な感じが絶妙。
第九の初演で、指揮をしなければならないベートーヴェン。
しかし耳が聞こえないため、曲の入りのタイミングがとれない。
これを助けるために、オーケストラの中にしゃがみこんで隠れ、
ベートーヴェンと向かい合って合図をおくるアンナ・ホルツ。
ここが最高の見所。
上手く指揮できるんだろうかと二人を緊張しながら観ていると、
曲の中盤から
彼と彼女のリズムはぴったりと一体化し、うっとり愛撫をうけて
いるようだけど
おそらく二人は神の声を聞きあっていたんだろうと思う。
というより、確かに聞こえてきたような感覚に陥る。
久々のエド・ハリス、なかなかベートーヴェンが似合ってました。
★★★☆
監督
アニエスカ・ホランド
出演
エド・ハリス
ダイアン・クルーガー
マシュー・グード
ラルフ・ライアック
ジョー・アンダーソン
ビル・スチュワート
でも、観終わるとやっぱり「敬愛なる」ですね。
音楽に感動できる内容です。
作曲家が書きなぐる楽譜を正確に音楽的に誤りなく
写譜する係りがいるそうで、
ベートーヴェンが音楽学校に、最も成績のよい生徒を
よこすよう依頼してやってきたのが、うら若き女性
アンナ・ホルツだった。
耳が聞こえにくくなった上に気性の荒いベートーヴェン、
お世辞が大嫌い、よくないものは徹底的にけなす。
アンナが「敬愛なるベートー・・・」と言い掛けた言葉を
頭ごなしに怒鳴りつける。
耳が聞こえないゆえに、「神の声」を聞こうと必死になる
ベートーヴェン
その葛藤のものすごさ。
アンナと ベートーヴェンは、しだいに運命共同体のように
共鳴しあう。
それは、恋愛感情とはすれすれのところで確かに異なっている。
この微妙な感じが絶妙。
第九の初演で、指揮をしなければならないベートーヴェン。
しかし耳が聞こえないため、曲の入りのタイミングがとれない。
これを助けるために、オーケストラの中にしゃがみこんで隠れ、
ベートーヴェンと向かい合って合図をおくるアンナ・ホルツ。
ここが最高の見所。
上手く指揮できるんだろうかと二人を緊張しながら観ていると、
曲の中盤から
彼と彼女のリズムはぴったりと一体化し、うっとり愛撫をうけて
いるようだけど
おそらく二人は神の声を聞きあっていたんだろうと思う。
というより、確かに聞こえてきたような感覚に陥る。
久々のエド・ハリス、なかなかベートーヴェンが似合ってました。
★★★☆
監督
アニエスカ・ホランド
出演
エド・ハリス
ダイアン・クルーガー
マシュー・グード
ラルフ・ライアック
ジョー・アンダーソン
ビル・スチュワート
涙が流れました・・・まさに神の声を聞いていたのだろうと思えた、素敵な作品ですね。
その頭の中を、ものすごい勢いで音がうごめいている様が感動ものでしたね。
静かな森の中をひとり、必死に自然に耳を傾ける姿も胸が熱くなりました。
また、よろしくね。
恋愛関係になるっていう展開も考えられますが、そうじゃないほうが断然いいですよね。
ベートーヴェンはいつも彼女をフルネームで「アンナ・ホルツ」と読んでいました。
そこに、彼の彼女に対する敬意がすごく感じられました。
安っぽい恋愛感情とは確かに異なっていましたね。