漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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グミは茱萸と書きますが生薬「呉茱萸」ではありません

2015-11-24 | 薬草・生薬
グミというと菓子のグミしか思い浮かばない人のほうが多くなったかもしれません。
谷津干潟で二種類のグミ(植物)を見かけました。すっかり熟した小さくてまん丸のアキグミと、写真のこれはナワシログミでしょうか。まだ実の先に花がついています。これから熟して春にはおいしくなりそうです。
アキグミとナワシログミは実の熟す季節が逆ってことですね。



ところで植物のグミは漢字で「茱萸」と書く。
あれ、もしかして生薬の「呉茱萸(ごしゅゆ)」のことか?と喜んだのですが残念ながら違いました。

せっかくなので「呉茱萸」の効能などを。
ミカン科で、呉茱萸の実はビリッとしてハーッとするような辛みと苦味があって、寒さを吹き飛ばします。
そういえば、ピリリと辛い山椒もミカン科です。
暖肝・散寒止痛
配合処方には、呉茱萸湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯などがあります。

グミはグミ科、呉茱萸はミカン科、そして山茱萸はミズキ科


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