静岡の桜海老と緑茶が旬。
そこで以前日本料理店で食べた茶飯を再現しようと挑戦してみました。
たまたまこの日は手に入った桜海老はやや小ぶりだったけど、
うま~い!
テキトーに作ったのに、素材の味だけで充分いけます。
☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆
茶飯は番茶で炊くことが多いのですが、緑茶にすると
意外に苦味はなく、ご飯の色はわずかに新緑の青みを帯びて
さわやかです。
今回は炊飯器で炊きましたが、土鍋で作ればおこげができて
これにおいしいお茶をかけていただけば、さらに最高!
桜海老入り緑茶の茶飯
ポイント桜海老は、炊き上がる寸前くらいに入れます。
【材料】
米3合くらい(といでおく)
緑茶(新茶)
釜揚げ桜海老 スーパーで売られている1パック(量はお好みで)
塩 小さじ1杯
酒 大さじ1杯
【作り方】
1)新茶でお茶をいれ少し冷ましてからこのお茶と酒、塩を入れて米を炊く
2)桜海老を炊き上がる直前に入れる
3)炊き上がったら桜海老が全体にひろがるようにしゃもじであわせる
4)茶碗に盛ったらお茶の葉を少々トッピング
☆─────*【 お茶の効用 】* ─────☆
効用(涼、苦/心、肺、胃)
清利明目:頭痛、めまい、目の充血に
生津止渇:暑いときに。イライラしたり、口の渇きを潤す
消食止利:食べすぎや消化不良、下痢のときに
利尿消腫・解毒:おしっこの出が悪い、むくむ、血尿、黄疸のときに
カフェインが入っているので反応しやすい人は飲みすぎに注意
参考)薬膳素材辞典(源草社)
今回は「新茶」と「桜海老」、まさに旬の味。
お茶の本場「牧の原」の親戚から頂いた「新茶」と、いつも取り寄せしている乾物問屋さんの「桜海老」を組み合わせて炊飯器で炊いてみました。 お茶でご飯を炊くという経験が始めてだったので、ワクワク・ドキドキでしたが、出来上がりは とても上品な初夏の香りでいっぱい。よしよしと思っていたら、横から「俺は白いご飯のほうがいい」。どうも桜海老が苦手らしい。風情がわからない者がいると困る。
とても美味しかったよ
このメニュー、六本木の律儀な料理人がいるお店の一品なのです。
桜海老は、乾物じゃなくて、生を釜揚げしたもので是非!
最近、甥っ子が就職して沼津の近くに住むようになったので、この料理の話をしたら、
「おばさん、桜海老は、刺身で食べなきゃ」
といわれてしまいました。
生意気な口をきくようになって悔しいけど、想像するだけでもおいしそう