漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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苦いものが美味しく感じるときは

2021-07-31 | 薬膳・食育

「これは苦いよ」と言ってからお渡しする漢方薬がいくつかあります。

例えば、竜胆瀉肝湯とか黄連解毒湯とか、清営顆粒、温胆湯、半夏瀉心湯などなど。

これらは体に熱がこもっているときに使うことが多い
(例えば、胃炎、口内炎、食べ過ぎ、皮膚炎、おでき、リンパの腫れなど)

なんでもないときに飲むと顔をしかめるほど苦い。

だけど必要な時に飲むと、その苦みが心地よくすーっと体に入っていきます

食べ物でいえば、ゴーヤ(苦瓜)は暑い夏に食べたくなりますね。

その苦みで暑さがほぐれるのです。

体はちゃんと必要なものを欲するようにできている。

だけど、人工的な甘みやこってり味に侵されすぎると、その要求がわからなくなることも。

疲れたからご褒美に甘いもの食べなきゃ、っていうのは概ね「脳のいいわけ」なので気を付けて。

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