「胃がつかえてムカムカする状態が数日続いている」というご常連さん。
気滞かと思ったが、舌を見るといつもより苔がべっとりしていて、天候も周期的に雨が降るので、風寒湿邪を取り去る勝湿顆粒を選択したらスッキリ治まった。
さて、
ご常連さんは猛暑のころから陰虚対策(潤いを補う)に麦味参顆粒を飲んでおり、これを飲むと元気がでるのだが、湿がたまっているというなら麦味参顆粒はもう飲まないほうがいいかと迷われた。
ご常連さんは猛暑のころから陰虚対策(潤いを補う)に麦味参顆粒を飲んでおり、これを飲むと元気がでるのだが、湿がたまっているというなら麦味参顆粒はもう飲まないほうがいいかと迷われた。
迷われた理由は「水」の理解だ。
陰虚は水が少なく、痰湿は水が多い、というのではなく、
陰虚とは体に必要な栄養を含んだ「水」が不足している状態で、湿とか痰とは体に役立たない水の停滞をいう
「麦味参顆粒」:気陰両虚の改善、つまり潤い不足と元気不足
「勝湿顆粒」:外界からやってきた寒湿を取り去る
風寒湿邪は、気候や冷たいものを食べたりして起こるので、その時すぐに勝湿顆粒を使用してこれ追い払う。
湿が取れれば勝湿顆粒は不要で、落ち着いたら麦味参顆粒で体質改善続けましょう。
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