「獣の奏者」探求編、完結編で感動して、以前2巻読んだことがあった「守り人」シリーズを
また読み進めて、とうとう完読してしまった。
バルサ、チャグム本当にお疲れ様。

精霊の守り人
闇の守り人
夢の守り人
虚空の旅人
神の守り人 来訪編 帰還編
蒼路の旅人
天と地の守り人 ロタ王国編 カンバル王国編 新ヨゴ王国編
それにしても上橋さんはやっぱりすごい人だ。
「絶対的視点のない物語」を書きたいと、どれかのあとがきにあったけど
敵味方という単純二極ではなく、攻め入る国、攻められる国それぞれの事情を
等しい感情で描いている。立場の違う個人の身近な実情を知ると
そうならざるを得ない決断や行動を無下に非難できない。
今、現実にも世界中が混沌とした雰囲気に包まれており、
たとえば日韓、日中の微妙な関係を保つためにも、
上橋さんような、ある意味冷静で合理的で、さらには国という囲いを超えた考え方が必要なのだろう。
描写もすばらしい。
馬のあしらいや武士の立ち姿、動物のちょっとした動きなど
たった一行の表現でありありと情景が目に浮かび、まるでその場にいるような気持ちになる。

そうそう「バルサの食卓」という本も買ってしまった。
寒い、つらい、さびしい、悲しい、そんな場面で温かい食べ物が登場すると
読んでいるだけで胃袋からぽかっと温かくなったっけ。
また読み進めて、とうとう完読してしまった。
バルサ、チャグム本当にお疲れ様。

精霊の守り人
闇の守り人
夢の守り人
虚空の旅人
神の守り人 来訪編 帰還編
蒼路の旅人
天と地の守り人 ロタ王国編 カンバル王国編 新ヨゴ王国編
それにしても上橋さんはやっぱりすごい人だ。
「絶対的視点のない物語」を書きたいと、どれかのあとがきにあったけど
敵味方という単純二極ではなく、攻め入る国、攻められる国それぞれの事情を
等しい感情で描いている。立場の違う個人の身近な実情を知ると
そうならざるを得ない決断や行動を無下に非難できない。
今、現実にも世界中が混沌とした雰囲気に包まれており、
たとえば日韓、日中の微妙な関係を保つためにも、
上橋さんような、ある意味冷静で合理的で、さらには国という囲いを超えた考え方が必要なのだろう。
描写もすばらしい。
馬のあしらいや武士の立ち姿、動物のちょっとした動きなど
たった一行の表現でありありと情景が目に浮かび、まるでその場にいるような気持ちになる。

そうそう「バルサの食卓」という本も買ってしまった。
寒い、つらい、さびしい、悲しい、そんな場面で温かい食べ物が登場すると
読んでいるだけで胃袋からぽかっと温かくなったっけ。
以前、NHKのテレビアニメで精霊の守り人を観たことがあります。
かなり骨太なストーリーだなという印象が残っています。
活字を読んだらより面白そうですね。
私も読もうっと(笑)
ファンタジーって食わず嫌いだったのですが、上橋作品は架空の国の情景描写にリアリティがあって、生き生きと目の前に世界が広がる感覚ですね。
「絶対的視点がない」というお話で、学生時代学んだ文化相対主義というのを思い出しました。
国同士でも人間同士でも、自国(自分)の価値観や視点で、相手の善悪優劣を決めつけるのは危険だと思います。
でも男の人(特に政治家)って、物事を敵味方に分けて「正しい」主張をしたがりますよね…
何が正しいかは視点が変われば変わるだろうに。
ケンカになりそうな事ほど、うんと高い視点から見て、ちっぽけな事にしてしまえばいいのに、と思う今日この頃です。
とりあえず私的冬休みの課題図書は守人シリーズにしようっと♪
お忙しそうでなにより。また写真楽しみにしています。
守り人シリーズ、読み始めたら止まらなくなって夜な夜な読んでました。
目が疲れやすいこの年になると辛いけど。
雌雄の性差でしょうかねえ・・・^^;)
守り人シリーズは登場人物が多く、記憶力が落ちたこの年齢になると、
一気に読まないと物語が途切れそうで必死でした。
良い冬休みを。