漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不正出血が続いて生理周期が長くなったを漢方対策して妊娠

2012-09-22 | 子宝・妊娠体質つくり
第2子の妊娠を希望してる女性。
しかし半年前から中間出血が続いたり、生理周期が40日と長かったり。
婦人科に行ってホルモン剤でリセットしてもらったが、その後クロミッドを服用したら卵巣に腫れが残ってしまったので、漢方で何とかしたいと来局されました。

多嚢胞性卵巣状態に陥っていると思われました。
基礎体温をつけること自体がストレスになるというタイプ。
冷え性でたまに軟便下痢になる、たちくらみめまいもあるという。

補血理気活血対策でスタート

漢方を飲み始めてちょうど2週間後。
体調良好!(なかなか反応がいいな)
卵巣を婦人科でチェックしてもらったら、小さな卵胞がまだ残っているものの、
新たに卵胞が育ってそれがもう排卵したかも、と言われたそうだ。
しかし基礎体温をつけないのでその後の詳細はわからない。
同じ対策を続けていただくことに。

さらに1か月ちょっと経って
元気な声で電話あり。
「妊娠したんですー。今、妊娠8週目ですー。」
じゃ、あの時の排卵で妊娠したってこと?!
「絶対、漢方のおかげだと思います」
「つわりで食欲ないんですけどどの漢方飲んだらいいですかー?」


多嚢胞性卵巣とは、スムーズに排卵が行われず卵胞が卵巣の中に停滞している状態。
このままにしておくと質の良い新たな卵胞が育ちにくい。
勢いよく卵胞を育てるパワーと規則正しく動く生理リズムを回復することが必要になります。
気血を補う処方を使いながら理気剤を用いました。

漢方薬によって、うまくスイッチが入ったのでしょう。
素早い結果、よかったね。


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