自然妊娠率は低下していて、いまや不妊治療を受けたことのある夫婦は約23%、不妊治療で生まれた子供は7万人近くに達する(11.6人に一人2021年)
(2024年は出生数は68.5万人の予定)
不妊治療を受ける女性側の負担は相変わらず大きい。公的補助は増えたといっても、夫婦の治療に対する気持ちの温度差、仕事などによるすれ違い、職場で休暇をとる難しさ、キャリアが失われる恐れ、治療に専念できない焦り、精神的プレッシャーは限りない。
わが薬局で妊活漢方対策をしている中でも、気持ちを穏やかにする対策だけで、うまく妊娠される人もいるほど、現代の生活事情は女性にとって妊娠には適さないのだろう。
「卵子の老化」が騒がれて久しいが、依然としてそのことに変わりはなく、いくら治療技術が進んだとはいえ、親の精子と卵子が良質であることは必須。保険適応年齢も42歳だし、実際それ以上の年齢だとなかなか妊娠には至らない。
あまり話題にされないが、実は男性の精子の質、量ともに低下は激しく、それも自然妊娠が難しくなっている一因でもある。
若いうちから、戸外での適度の運動、十分な睡眠、ストレス発散などいつもの生活養生を欠かさず、漢方も利用して健康な体をキープする努力が必要だろう。
やっと冬鳥のツグミが近所の雑木林に落ちついてくれた
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