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平塚市博物館公式ページ 冬の星座より
オリオン座がくっきり見るようになったこの頃。その足元にはひときわ明るく蒼く輝くシリウスが。
ふたご座流星群が話題になりましたが、ご覧になりましたか?
私は寒さに負けて即断念。
ところでふたご座ってどこにあるんだっけ? で調べてみた図。
時間によってずいぶん位置が動きます。
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ふたごつながりで、本の話題「プラネタリウムのふたご」
プラネタリウムの中で見つけられた赤ん坊、男子双子テンプルとタットルの成長と
その村の人々やマジックサーカス一座とのかかわりあいをつづった物語。
いつもすっとんでる「いしいしんじ」にしては、現実的なわかりやすいストーリー。
最後の章は、涙が止まりませんでした。
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しばしば、取り返しのつかない悲しい事件は、突然にやってくる。
いや、かすかな気配はあるのだけれど、
まさかそんな事になるとはその時予想だにしないので、
読んでいて、大きな後悔に襲われる。
そしてそんな結果を招こうという悪意をもってた人はだれもいない。
なので、救いようのない悲しい気分になる。
だけど、
この物語を流れる静かな温かさ。
それはきっと、
思いやりのある会話のやりとり、そして若者を育む大人の包容力によるものだろう。
プラネタリウムで穏やかに語られるちょっと悲しい
星座の神話もこの物語を包む深い愛情を支えている。
いま自分がやるべきことはなんだろう、という問いかけが何度か出てくる。
自分の仕事を淡々と誠意をもってこなすことって大切だなあ。
そのことで、無理なく周りの人たちの役に立つ。
そして鮮やかな手品に騙されて楽しめる心の余裕。
そんなことでまた明るく生きてゆくこともできるんだなあ。
プラネタリウムに映し出される闇と星々。
『くろくておおきなもの』それは宇宙の根源みたいなもののようです。
それが自分のうちだと思えば、どこへ行こうとも、
夜空を見上げさえすれば、孤独を感じることはない。
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夜空が冴えわたるいまどきにぴったりな本
いしいしんじ:1966年 大阪生まれ
彼の作品の中で大好きなもう1作 ぶらんこ乗り
オリオン座がくっきり見るようになったこの頃。その足元にはひときわ明るく蒼く輝くシリウスが。
ふたご座流星群が話題になりましたが、ご覧になりましたか?
私は寒さに負けて即断念。
ところでふたご座ってどこにあるんだっけ? で調べてみた図。
時間によってずいぶん位置が動きます。
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ふたごつながりで、本の話題「プラネタリウムのふたご」
プラネタリウムの中で見つけられた赤ん坊、男子双子テンプルとタットルの成長と
その村の人々やマジックサーカス一座とのかかわりあいをつづった物語。
いつもすっとんでる「いしいしんじ」にしては、現実的なわかりやすいストーリー。
最後の章は、涙が止まりませんでした。
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しばしば、取り返しのつかない悲しい事件は、突然にやってくる。
いや、かすかな気配はあるのだけれど、
まさかそんな事になるとはその時予想だにしないので、
読んでいて、大きな後悔に襲われる。
そしてそんな結果を招こうという悪意をもってた人はだれもいない。
なので、救いようのない悲しい気分になる。
だけど、
この物語を流れる静かな温かさ。
それはきっと、
思いやりのある会話のやりとり、そして若者を育む大人の包容力によるものだろう。
プラネタリウムで穏やかに語られるちょっと悲しい
星座の神話もこの物語を包む深い愛情を支えている。
いま自分がやるべきことはなんだろう、という問いかけが何度か出てくる。
自分の仕事を淡々と誠意をもってこなすことって大切だなあ。
そのことで、無理なく周りの人たちの役に立つ。
そして鮮やかな手品に騙されて楽しめる心の余裕。
そんなことでまた明るく生きてゆくこともできるんだなあ。
プラネタリウムに映し出される闇と星々。
『くろくておおきなもの』それは宇宙の根源みたいなもののようです。
それが自分のうちだと思えば、どこへ行こうとも、
夜空を見上げさえすれば、孤独を感じることはない。
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夜空が冴えわたるいまどきにぴったりな本
いしいしんじ:1966年 大阪生まれ
彼の作品の中で大好きなもう1作 ぶらんこ乗り
なので最も身近に感じる星座です。
ですが、どこにあるのか、どんなカタチをしているのか、
全く知りませんでした。
この本、読んでみたいです。
いしいしんじさんは、私が傾倒している作家の一人です。ぜひ体験してみてください。