漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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妊娠中の食物繊維が不足すると胎児が肥満体質に

2020-08-22 | 子宝・妊娠体質つくり

妊婦は食物繊維をたくさん食べたほうが、生まれてくる子供は、将来の肥満やメタボのリスクが減るかも、という記事 日経Gooday2020/08/20記事より

この内容をまとめると、

食物繊維⇒ 良い腸内細菌が増える⇒ よい腸内細菌代謝物ができる⇒ 胎児の成長に良い影響を与える

 


腸内細菌は食物繊維を食べて腸内細菌代謝物(短鎖脂肪酸)を放出するのですが、
胎児は、この受容体を、腸や交感神経、すい臓などの臓器にたくさん持っていてるのだそう

「胎児は基本的に腸内細菌を持たず、お腹の中では食事もとらない。おそらく、母親の腸内で作られた短鎖脂肪酸、または何らかのシグナルを血液や胎盤を介して胎児が感知するために、胎児期においても既に短鎖脂肪酸の受容体が存在しているのではないか」(木村教授東京農大教授)

「高食物繊維食を食べた母親の腸で増えた“太りにくい腸内細菌”を、胎児がお腹の中で直接受け継いだことで、子どもの腸で太りにくい腸内細菌叢が形成された可能性もある」(永田教授東京女子医大教授)

腸内細菌が食事を食べて有用な栄養を作り出す。これが糧となって人が元気になる。
さらに胎児の将来にもよい影響を与えている

野菜などをたくさん食べてよい腸内環境を作っておくことって大切ですね。

実は漢方薬も、多種類の野菜を集めたような中身ですから、胃腸虚弱の人が漢方薬を飲んでよくなるのは腸内環境が整うからではないかという考え方もあります

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