中医学の西洋医学と異なるところのひとつは、問診で顔色もみることでしょう。
顔色が、
白い:冷え性で貧血気味(陽虚、血虚)
青白い:元気もたりない(気血不足)
青~紫~黒:血流がよくない(瘀血)
暗黒色:瘀血あるいは腎虚
目の下のクマ:瘀血あるいは腎虚
くすんだ黄色:脾虚(胃腸が弱い)で気血が不足している
と判断します。
たとえば、ヘビースモーカーは血流がよくない(瘀血)ので、顔色が浅黒かったり目の下が黒ずんでいたりします。肝臓がよくない人もそんな顔色をしてることが多いと思います。
また、透析を受けている人では顔だけでなく耳まで黒っぽかったりします。
喘息持ちの人は酸素不足で血虚状態に陥りやすく、白っぽい顔をしている人が多いかもしれません。
胃腸が弱いと食べたものからエネルギーを十分得られないので、皮膚も栄養不足で肌艶が悪く、くすんだ顔色になりがちです。
自分は元気と思っていても、顔色に体調があらわれているのです。
以前は、薬局に入ってこられた時点で顔色を判断していたのですが、今はマスクをされているのでこれを外していただかないと判断ができず、煩わしいことです。
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