大女優です。
久しぶりに何も予定のない土日。
やまと塾の稽古がないと何か手持無沙汰な気が
します。
せっかくの休みなのにあいにくの雨で、なんだか
体調まですぐれず愚だぐだして過ごしてしまいました。
あまり動く気がしなかったので、昨日録画しておいた
日本の芸能「舞踊“連獅子”」を観ました。市川猿之助と尾上右近が
演じましたが、「素晴らしいな!!」と思いました。長唄や三味線も
よかったですが、二人の運動量たるやすごいものだと思いました。
歌舞伎役者はただ踊るだけでなく、重い衣装をつけて飛んだり跳ねたり
中腰の姿勢になったりして踊るわけですからすごいエネルギーが必要です。
それを舞台の上では息を切らした様子もなく演じるのですから
よっぽど日ごろの鍛錬が必要だと思いました。
また一人でなく、二人で踊るのは呼吸やタイミングを合わせないと
いけないのでさらに難しいだろうと思いました。
師弟関係もあるでしょうし、裏ではもっといろいろ難しいこともあるでしょう。
長年の稽古なくしてはできないと思いました。またあの運動量を考えると、
歌舞伎を男性がやる理由がわかるような気がします。
いずれにしても人が一生懸命やっている姿を観るのはいいものですね。
どんな名役者でも手を抜いてやれば観客はわかります。その時はとても
残念に、いや不快にすら思います。(わざわざ高いお金を払って期待して観に行く
場合が多いのですから)
ビデオをみてあらためて日本の芸能の素晴らしさを感じました。
歌舞伎座も新しくなりましたので、機会を作っていろいろ観に行きたいと思います