こんばんは 水野です。また雨の月曜日、「暑いね。」「風が強いね。」と言っている間もなく梅雨がやっ
てくるのですね。早い一年です。「時よとまれ。」と言ってみたくなります。
先週は、やまと塾の稽古を失礼してふるさと(高校までと、20代半ばまでを過ごした)に帰ってきまし
た。いろいろ用事があったのですが、その一つに昔の友人が主催して活動している朗読会をきくことが
ありました。若いとき、仕事についてからも誘われて、地方の劇団に入れていただいていましたが、
その残党の友人が集まり、さんの会という朗読集団を結成し、定期的に朗読公演を開いているのです。
山形まででかけてきました。
さて、朗読会は今回のテーマは藤沢周平を読む(周平さんは山形鶴岡の出身・記念館もあります。)
演目は ・三屋清左衛門残日録ーー零落
・橋ものがたりーー小ぬか雨
・周平によせてーーひきがたり
・蝉しぐれーー蟻のごとく
雨と橋にちなんだ作品でまとめていました。この会場がまた素敵でした。
昔のお蔵を残している町があちこちにある山形のほぼ中央に、糸を紡いだ蔵をそのまま残して、サロン
に改装し、グランドピアノをおき、テーブルのある席に座り、ゆったりできるスペース。(どの日も満席)
朗読の合間に、おいしいコーヒーとチョコレートが付き、入場料はなんと、600円。
陸奥のてづくりの文化を肌で感じることが出来ました。また、しばらくご無沙汰していた、昔の友人にも
客席で会うことが出来、嬉しかった。私より年上ですが、いまだに、活動をしていらっしゃいます。
とてもよい時間をすごすことができました。
やまと塾の宣伝は、あまり出来ませんでしたが、一緒にいった私の妹には、「今年もやまと塾を見に来て、
ホテル予約しておくから」と、強引に約束してきました。
地方でも、楽しみを求めて集うグループ活動は盛んです。表現活動はなんとも魅力的です。
やまと塾でも、外部出演も積極的に参加していますが、とてもよいことですね。自分たちの手でも、
楽しい活動を考え、表現力をたかめていきたいと思いました。 また 水野昂子