近隣の河津桜もすっかり色が濃くなり、隣家の庭の梅もほころんで、目に映る光景は「春近し」の様相です。でも実際にはまだまだ寒いですね。昼間、2時間ほど散歩に出ましたが、マフラーにダウンジャケットでちょうど良い、という感じでした。
さて、大学院は3月末までの長い春休み期間中ですが、来期の履修科目を決めました。ちょっときついのですが、今回は2科目を履修します。
<道を極める-日本人の心の歴史>
講義概要には、
『日本には、歌道、芸道、茶道、あるいは剣道、柔道、弓道など、「道」がつくものが数多くある。それぞれ芸術や武術の専門技芸だが、その修練の仕方も含んでおり、絶えず深めるべきものとされるので、単なる術ではなく「道」と称するのである。各道により成立の仕方も、修練の内容も様々であるが、いずれも長年にわたって身心を鍛練した果てに行き着く「おのずから」なる芸や無心の技が究極のものとされる。本講義では、代表的な道の創始者や中興者を取り上げ、彼らが時代と社会の中でどのように道を深めたのか、実際の修練の過程を窺い、それを通じて深まる生き方、極めていく中で達した思想について考えてみたい。「道」を視点として日本人の心の歴史を考えてみたい。』
とあります。取り上げられるのは、紀貫之、西行、世阿弥、松尾芭蕉、葛飾北斎といった人物。後半には宮本武蔵を始めとする武術関係の人々も登場するようです。さまざまな領域の偉人たちを、「道を極めた人々」という共通の視点でとらえようという着眼に魅かれました。
<宇宙、地球、そして人類>
『地球、生命や人類は、膨張する宇宙の進化の中から誕生したものである。これらの創生をもたらした物質やエネルギーの源は何か、また、その転化・変遷・循環のしくみはどのようなものかを本科目で講義する。また、本科目では、宇宙の中の惑星の一つとしての地球、宇宙と地球環境および人類文明の関わりについて、トピックを紹介しながら、学際的な仮説について論理を積み上げて検証する方法を学ぶ。』
広い意味での「言葉」「日本語」の学習を主眼に大学院に籍をおいていますが、こうしたちょっと脇道(自分にとっての)の分野の科目も自由に履修できるのが放送大学の良いところ。興味はありましたが、宇宙のことを勉強したことはありませんでしたのでいきなり大学院科目は厳しいと思い、準備としてこの半年、関連する学部科目を聴講してきました。と言っても所詮付け焼刃ですので講義についていけるか、ちょっと心配です。。。
最初に書いた通り2科目同時履修はちょっときついので、4月の開講を待たずにできるだけ前倒しで学習していきたいと思っていますが、いずれにしても、新しい世界を覗く前のわくわく感に浸っています。3月・4月は仕事もなかなか厳しい時期で今から少し憂鬱ですが、そこからの精神的な「逃避」も含まれているかな。(笑)