26-1 の問題を、 「初めての合格のために」 の記事でご紹介した方法で分類してみました。
繰り返しになりますが、具体的には 26-1 の全問題を次のA~Eに分類します。
分類A 「平成21年度以降の過去問」 「漢検1級 完全征服」 「漢検1級 分野別精選演習」 にある問題。
分類B Aとまったく同一ではないが、Aを勉強していれば正解できる問題。
分類C A・Bには含まれないが、1級配当の四字熟語(「●●之●」形のものを含む)の知識で正解できる問題。
分類D A~Cには含まれないが、平成15~20年度の過去問にある問題。
分類E A~Dのいずれにも含まれない問題。
「完全征服」「分野別」にあるかどうかは目視で確認しているので多少見落としはあるかもしれませんが、結果は次のようになりました。数字は左から順に、A~Eそれぞれに分類された問題の配点です。
(一) 14 3 1 0 12 / 30
(二) 18 0 0 2 10 / 30
(三) 10 0 0 0 0 / 10
(四) 0 0 0 0 10 / 10
(五) 16 0 12 0 2 / 30
(六) 8 0 0 0 2 / 10
(七) 5 3 0 0 2 / 10
(八) 8 0 0 0 12 / 20
(九) 8 2 0 0 10 / 20
(十) 10 2 2 0 6 / 30
合計 97 10 15 2 76 / 200
上記の通り、今回は分類A~C、つまり過去問と1級配当四字熟語の知識だけで取れるのは122点(97+10+15)だったということです。この数字は、25-3 では143点、25-2 では146点 でしたので、今回は相当に難易度が高かったということが、ここからもわかります。仮にA~Cを9割正解したとしてもそれで110点、残り78点分で50点(得点率64%)取らないと合格に達しませんから、相当に厳しかったと言うべきでしょう。勝手な想像ですが、合格率は一桁になるのではないでしょうか。
この傾向が今後も続くのかどうかはわかりませんが、私は今回の結果を受けて、1級合格のためには次のことが必要だという思いをますます強くしました。
★ 分類A(H21年度以降の過去問・分野別・完全征服)は完璧に自分のものにすべき。
一通りこなした上で、さらに読み問題を書けるようにし、問われていない箇所も習得するなどすれば、「E」に分類されている問題で正解できるものも出てきます。(今回で言えば「比周」「奕葉」など。) 分類Aの対策は、深くまでやっていけば出題数の多い「分類A」での失点を防げるだけでなく、「分類E」対策にもなるということですね。
★ 逆に過去問はこれで十分で、古い過去問は分野別と完全征服で十分にカバーできる。
上記の通り、古い過去問で分野別にも完全征服にも出ていないもの(分類D)は2点分しか出題されていません。(いやいや2点は大きい、という考えももちろんあり得ます。)
★ 1級配当四字熟語は、「●●之●」形のものも含め、読み・書き・意味を網羅しておくべき。
「コウショ」の書き取り(苟且)、「汨羅」の読み(べきら)など、今回も四字熟語の知識で正解できる問題が出ています。
これらの対策では直接的には正解できない「分類E」を正解するには、基本的には地道に個々の漢字の音訓・意味を習得し、語彙を増やし、故事・諺の知識を増やすといったことしかありません。そこに「特効薬」はないのですから、今回のように分類Eの出題が多い回に合格を勝ち取るには、逆に分類A~Cを絶対に落とさないことが必要でしょう。9割と言わず、9割5分~全問正解を狙いたいところです。
私自身の取り組みはというと、分類A~Cは一応のベースはできていると思うのでここを一定期間毎に復習していくことと、分類E対策としては、やはりまだまだ「辞典」の読み込みが甘い(「甘い」と言うより、そもそも一通り通読したことがまだない)ので、そこを地道にやっていこうと思います。
「辞典」の通読、何年かかるのかなぁ・・・^^;
繰り返しになりますが、具体的には 26-1 の全問題を次のA~Eに分類します。
分類A 「平成21年度以降の過去問」 「漢検1級 完全征服」 「漢検1級 分野別精選演習」 にある問題。
分類B Aとまったく同一ではないが、Aを勉強していれば正解できる問題。
分類C A・Bには含まれないが、1級配当の四字熟語(「●●之●」形のものを含む)の知識で正解できる問題。
分類D A~Cには含まれないが、平成15~20年度の過去問にある問題。
分類E A~Dのいずれにも含まれない問題。
「完全征服」「分野別」にあるかどうかは目視で確認しているので多少見落としはあるかもしれませんが、結果は次のようになりました。数字は左から順に、A~Eそれぞれに分類された問題の配点です。
(一) 14 3 1 0 12 / 30
(二) 18 0 0 2 10 / 30
(三) 10 0 0 0 0 / 10
(四) 0 0 0 0 10 / 10
(五) 16 0 12 0 2 / 30
(六) 8 0 0 0 2 / 10
(七) 5 3 0 0 2 / 10
(八) 8 0 0 0 12 / 20
(九) 8 2 0 0 10 / 20
(十) 10 2 2 0 6 / 30
合計 97 10 15 2 76 / 200
上記の通り、今回は分類A~C、つまり過去問と1級配当四字熟語の知識だけで取れるのは122点(97+10+15)だったということです。この数字は、25-3 では143点、25-2 では146点 でしたので、今回は相当に難易度が高かったということが、ここからもわかります。仮にA~Cを9割正解したとしてもそれで110点、残り78点分で50点(得点率64%)取らないと合格に達しませんから、相当に厳しかったと言うべきでしょう。勝手な想像ですが、合格率は一桁になるのではないでしょうか。
この傾向が今後も続くのかどうかはわかりませんが、私は今回の結果を受けて、1級合格のためには次のことが必要だという思いをますます強くしました。
★ 分類A(H21年度以降の過去問・分野別・完全征服)は完璧に自分のものにすべき。
一通りこなした上で、さらに読み問題を書けるようにし、問われていない箇所も習得するなどすれば、「E」に分類されている問題で正解できるものも出てきます。(今回で言えば「比周」「奕葉」など。) 分類Aの対策は、深くまでやっていけば出題数の多い「分類A」での失点を防げるだけでなく、「分類E」対策にもなるということですね。
★ 逆に過去問はこれで十分で、古い過去問は分野別と完全征服で十分にカバーできる。
上記の通り、古い過去問で分野別にも完全征服にも出ていないもの(分類D)は2点分しか出題されていません。(いやいや2点は大きい、という考えももちろんあり得ます。)
★ 1級配当四字熟語は、「●●之●」形のものも含め、読み・書き・意味を網羅しておくべき。
「コウショ」の書き取り(苟且)、「汨羅」の読み(べきら)など、今回も四字熟語の知識で正解できる問題が出ています。
これらの対策では直接的には正解できない「分類E」を正解するには、基本的には地道に個々の漢字の音訓・意味を習得し、語彙を増やし、故事・諺の知識を増やすといったことしかありません。そこに「特効薬」はないのですから、今回のように分類Eの出題が多い回に合格を勝ち取るには、逆に分類A~Cを絶対に落とさないことが必要でしょう。9割と言わず、9割5分~全問正解を狙いたいところです。
私自身の取り組みはというと、分類A~Cは一応のベースはできていると思うのでここを一定期間毎に復習していくことと、分類E対策としては、やはりまだまだ「辞典」の読み込みが甘い(「甘い」と言うより、そもそも一通り通読したことがまだない)ので、そこを地道にやっていこうと思います。
「辞典」の通読、何年かかるのかなぁ・・・^^;