アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

陽光まぶしいニセコの春

2014年03月20日 | 田舎暮らし
春のお天気は、若い娘さんの心にも似て、とらえどころがありません。

一昨日、強風と霙(みぞれ)まじりの雨が降ったかと思えば、昨日は一転、強い日差しが降り注ぎ、春本番を思わせました。

夕方、いつものように散歩に出ると、ニセコのランドマーク、羊蹄山(1,898m)が青空に映えていました。大きな写真がこちらにあります。



別荘地から道道58号線に向かう町道は、分離帯のある大きな道路ですが、両側のアスファルトが黒々とはだけて、陽光の強さを物語っています。



西側に屹立するニセコアンヌプリ山(1,308m)も、いつもの美しい姿を見せています。



これは、町道と道道の合流地点に建てられた「ご苦労さん看板」です。



メッセージは、札幌方面へ帰るゴルファーに向けたものですが、これが役立つのは、まだ少し先になりそうです。
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感動大作~浅田次郎著「終わらざる夏」

2014年03月20日 | この一冊
1945年8月18日未明。

ソ連軍8千が海峡を渡り、千島北端の占守島に来襲した。
戦争は、3日前の玉音放送で終わったはずであった。



2005年11月から4年間、「小説すばる」に連載された浅田次郎氏の大作、「終わらざる夏(上下巻925頁)」を深い感動とともに読みました。

物語~最北端の占守島を含む千島列島には、米軍を迎え撃つため日本軍の精鋭1個師団(2万3千人)が配置されていた。

しかし、一度も本格的な砲火を交えぬまま8月15日を迎え、故国の敗戦を知った。
そして、終戦処理のため訪れるであろう米軍使節を待ったのだが、来たのはソ連軍であった・・・

本来、日本の領土である千島の領有権問題は、決して風化させてはならない今日的課題です。その点で、この小説の持つ意味は極めて大きいと思います。

追記:一昨日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナのクリミアを編入する条約に署名。実質的に「自国管理下におく」として、国際社会を驚かせました。
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