冬曇り 笠に重たき 冬ボタン
梅士 Baishi
冬の重たい曇り空は、人生の憂鬱を感じさせる。
家を出て、日本を出て、赤道直下にもゆけば、かあっ
と暑い真夏であろうのに、家に籠もっていると、重たい
冬曇りが憂鬱にさせる。
憂鬱とは、気弱ということであろう。
戦いの方策が立っていない停滞感というべきかもしれ
ない。
「イスラム国」のテロによる脅迫問題も、「処刑」通
告の期限が迫っている状況の中で、関係者も憂鬱なこと
であろう。
「イスラム国」のテロリストにとっては単純思考で人
質を殺すことに躊躇はないのだろうが、日本を明確に敵
に回すことにもなる。
彼らの命運も決することになろう。
日本は自衛隊を動かしてでも、テロリスト組織「イス
ラム国」の殲滅に全力を注がねばなるまい。
イスラム諸国にとっても、自分たちの立場とは違うと
いうなら、断固たる宣言と行動を求められるであろう。
大規模な戦闘になるだろう。
広域に包囲して、徹底的に空爆するという殲滅作戦で
ある。
「イスラム国」に従属している人々も犠牲になるだろ
うが、それもやむを得まい。
イラクの立て直しは、アメリカの責任問題である。
イラクの統治体制を破壊したからである。
その始末を怠った結果、世界中に迷惑をかけていると
も言える。
イラクから軍を撤退したオバマ大統領の責任である。
その責めは負ってもらわなければ困る。
冬の曇天の憂鬱など、つまらない私事に過ぎない。
公的責任は、もっと重大である。
手段を選ばない戦争を世界標準としたのもアメリカで
ある。
戦争にもモラルはある。
アメリカの戦争責任は、やはり明らかにされるべきで
あろう。
太平洋戦争の発端を作ったのはルーズベルトである。
日本の原油輸入ルートを遮断し、活路を断ったからで
ある。
その仕上げがハルノートだったことは広く知られてい
る。
日本に戦端を開かせ、国論を戦争にけしかけたのがパ
ールハーバーの陰謀だった。
防衛戦ではなく、侵略戦争としてのマキャベリズムと
いうべきであろう。
太平洋戦争で日本を窮地に追い込む作戦も戦争モラル
に反するものだった。
即ち、戦闘力を持たない商船や補給船を攻撃し、太平
洋上の日本軍の補給路を断つ作戦に出たのである。
日本は、パールハーバーにおいても、戦艦を攻撃した
のであって、石油コンビナートは攻撃対象とはしていな
かった。
さらに許しがたいのは、非戦闘員である一般国民を焼
き殺す大空襲を繰り返したこと、および、原爆を実験投
下したことである。
これは、民族差別によるホロコースト以外の何物でも
ない。
アメリカが、テロを非難する資格はない。
自分たちが犯した罪は遙かに重い。
日本は、テロを非難し、止めよと言う資格がある唯一
の国なのではないか。
説得工作をするとしても、そこを明確にするべきであ
る。
にもかかわらず、日本に対するテロを行うというなら、
日本は戦う権利がある。
沖縄から長距離弾道弾ミサイルを発射して、「イスラ
ム国」の拠点を破壊するのがよい。
中国も震え上がることだろう。
弾頭は核兵器ではなく、新型爆弾でよい。
独自に開発することだ。
一瞬に酸素を奪う窒息爆弾があるという。
これ以上、アメリカ型の倫理なき卑劣な戦闘行為を許
してはならない。
断固として、日本国民を守り、侵略的行動に対しては
これを許さないという姿勢を世界に示す好機である。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党