縦筋に ひぐらし鳴きぬ 異郷かな
梅士 Baishi
低山とはいえ、山頂を目指して急峻な山を登る。
すると、クヌギ林や杉木立の道が開けてほっとする。
ほとんど人の入らない薄暗い山中で、ひぐらしが涼
しげに鳴いているが、木立と同じく縦にキュンキュンと
響く。
人の気配にあわててぶつかってくる蝉もいる。
夏の山中は、ひぐらしの声がつららのように連なっ
ているのである。
といっても、猛暑の中で時間に追われて飯も食わ
ずに仕事をする三日間だった。
また、誰もいない山を彷徨したくなる。
かといって、でかいジョロウグモを見てしまったから
なあ・・・。
それでも、遭難すると、蜘蛛の巣があろうと、鬼のよ
うにブッシュを突っ切って活路を開くものではあるが。
8月11日が祝日になっていて、なんだったかなと思っ
ていたが、新設された祝日だそうである。
「山の日」なのだそうである。
盆の連休を繋いでやろうということなのだろうが、八月
は鬼のように藪を突き進む正念場である。
もちろん、11日も仕事である。
いつもであれば、雲仙旅行が定番だった。
しかし、老母は長崎を出て、盆前には博多の老人
ホームに入るのだという。
複雑な心境だが、それも仕方ない。
今年の盆は10年ぶりくらいに博多で過ごす。
提灯でも下げて、盆やりするか・・・。
8月6日は、広島原爆忌というよりは、リオ・オリンピッ
クの開会式である。
リオの気温は19℃だそうである。
意外と涼しいのか・・・。
ともかく、八月は勝負の月である。
頑張ろう。
オリンピックの意義は参加することにある。
つまり、国際的友好の祭典である。
ところが、ロシアを参加させるなと言っているのが、
アンチドーピング委員会である。
所詮、スポーツは平等でも公平でもない。
にもかかわらず、アンチドーピング委員会は絶対倫
理でもあるかのようにロシアを排除しようとしている。
本末転倒であろう。
信頼の原則は、公平以上に重要なスポーツマンシッ
プであることを忘れてはなるまい。
日本独立宣言・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・中村梅士党