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L2 AS狭山 vs R熊本(狭山)

2009-07-12 | nadeshiko
なでしこリーグ・ディビジョン2 第13節
2009年7月12日(日)12:00キックオフ
狭山赤坂の森公園多目的グラウンド
ASエルフェン狭山FC 20 - 1 ルネサンス熊本フットボールクラブ


J1からJ2、J2からL1、そしていよいよL1からL2へ。ずいぶん遠くまで来たような気がする。今週は浦和の試合が土曜日だったので日曜日はどうしようかと迷ったあげく、未知の世界へ一歩を踏み出すことに決めた。なでしこリーグもディヴィジョン2となると、一体どういう会場でどういう試合が行われているのか想像できない。観衆も100人とか200人とか、そんな感じらしい。昨日の駒場の観衆が1,765人だから、いやいやこれは心して臨む必要がありそうだ。

同じ埼玉でも、AS狭山のホームグランドは非常にアクセス困難な場所にある。最寄りの西武線入曽駅から徒歩45分って、それはもはや徒歩の距離ではない。意を決して、ここはひとつ自転車で行くことにする。実家を超えて所沢から狭山へ入る。片道15kmはさすがにしんどいけど、これもトレーニングだと思って我慢する。多分、今でも現役でサッカーを続けていられるのは、この自転車トレーニングによるところが大きいような気がする。持久力と脚力強化。こうしてやっと到着した会場を見て唖然とする。ああ、そうなのね。客席なんてないのね。さすがにピッチは芝生だけど、環境的にはいつもプレーしている設計事務所リーグのグラウンドと大差はない。バックスタンドにあたる位置にパイプ椅子が並べられている。これって客席なのか?果たして座ってよいのかどうか?結局公園の縁石に座って(時々立ち上がって)観戦した。

その昔、AXIS 0 - 9 PAC という試合を経験したことがある。そのシーズン、確かAXISはペケ2でPACは優勝した。さすがに9失点は応えたけど、今日の試合はその比ではなかった。サッカーで20失点した試合を見るのは初めてだと思う。前半終了時点ですでに11 - 0 だったからね。正直、サッカー云々以前の話である。ただそこは浦和レッズ創設からのサポーターである。弱いチームだってチャンピオンになれることを知っている人間である。どうしても弱いチームを応援したくなってしまうのである。というわけで、ホームであるAS狭山そっちのけでR熊本を応援していた。

まずとにかく守備が甘い。中盤のマークが外れるから、2列目からフリーで前線のスペースを使われる。それから圧倒的にフリーランニングが少ない。これでは攻撃にならないうちにボールを奪われてしまう。そんな中で、唯一期待できそうだったのが左サイドだった。相手DFの裏を狙って縦へのスピードで勝負できる。あるいは、逆サイドからのボールを意識的に呼び込もうとしていた。R熊本の1点は、その左サイドのヘディングシュートだった。この選手は気持ちも違うなあと思った。どんなチームにもこういう選手はいるのだ。そういうことがわかっただけでも、観戦した価値はある。サッカーの試合を見て何も得られないなんてことはないんじゃないかと思う。それから、サポーターの「20点目はやらねえぞ!」という声援が心に響いたね。結局、20点目取られちゃったけどね。

おそらく、これから先もR熊本のホームゲームを観る機会はなさそうだけど、今日の大敗を見せられては気にせざるを得なくなってしまった。とにかく、強い気持ちを持って頑張って練習してください。そして、もし今度アウェーゲームを観るようなことがあった時は、是非とも勝つところを見せてください。

         
コメント (2)
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