建物が完成すると竣工写真というものを撮ります。施主に引き渡す前に記録として残すわけです。設計事務所にとっては、それが今後のコマーシャルになったりもします。今日は、その竣工写真の撮影がありました。工事の関係で今回は内観のみで、外観は秋に撮影することになりました。カメラマンはもちろんエビちゃんです。今回のプロジェクトは個人的にいろいろと思い入れがありまして、パースは絶対ケンタロウ、写真は絶対エビちゃんと最初から決めていました。その通りになって本当に嬉しく思います。ここだけは絶対はずせない!というポイントは、やはり100%信頼できる人に任せるしかないでしょう。そういうことです。
「照明をつけると竣工写真になっちゃうんだよなあ」と、おおよそ竣工写真を撮りに来たカメラマンとは思えないような台詞をさかんに口にしていました。「お~おっ、いいねえ、いいねえ、く~っ」というのも、建物を被写体に言う台詞ではないような気がします。
10年前、天城湯ヶ島の山奥で、自分が初めて担当した福祉センターを撮影してもらったのは、本当にただの偶然でした。それがどんなに大切なものであったとしても、出会いなんて所詮そんなものです。今回はどうしてもとお願いして撮影してもらいました。偶然は必然へと変わったわけです。しかし、他は何も変わっていません。自分は良い設計をする。エビちゃんは良い写真を撮る。ただそれだけです。
「照明をつけると竣工写真になっちゃうんだよなあ」と、おおよそ竣工写真を撮りに来たカメラマンとは思えないような台詞をさかんに口にしていました。「お~おっ、いいねえ、いいねえ、く~っ」というのも、建物を被写体に言う台詞ではないような気がします。
10年前、天城湯ヶ島の山奥で、自分が初めて担当した福祉センターを撮影してもらったのは、本当にただの偶然でした。それがどんなに大切なものであったとしても、出会いなんて所詮そんなものです。今回はどうしてもとお願いして撮影してもらいました。偶然は必然へと変わったわけです。しかし、他は何も変わっていません。自分は良い設計をする。エビちゃんは良い写真を撮る。ただそれだけです。